飛行機の窓から
ようやく日本が見えてきた。
飛行機から見る景色が好きだ。
窓際に座ることが出来ると日差しが強く暑すぎない限りいつも眺めては想いに耽るのだ。
特に今日は月がまんまる真っ赤な形をしていて
思わず綺麗な月だなぁとうっとりしてしまった。先日出張先でみた大きな夕日と重なって
じわりとこのフライトも終わりを迎えていることを感じながら。
千葉県を通過し、まばゆい光を見ながら
今いろんなところで人々が生活しているんだなぁという気持ちを抱く。光のひとつひとつがなんだか愛おしくて、なぜだかさみしくてわたしも家族の元に早く帰りたいとセンチメンタルな気持ちになる。
到着して入国ゲートに向かう途中で
「おかえりなさい」
という看板が見えてきた。
いつも聞いている言葉だけどなんだか
嬉しい気持ちになるのである。
空港では常に多くの人の
始まりと終わりの瞬間が起きている。
その瞬間を直に感じられるところが好きだ。
空港と似通った性質を持っているものが旅行だと思う。正確にはつながっているとも言えるが
こちらも始まりと終わりがあるから楽しいのかもしれない。
さてそんなことを考えているうちにひとつの小さな終わりを迎えた。
次の始まりはなんだろう??
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