【随筆】第二十三回俳句甲子園・個人表彰句の鑑賞
角川『俳句』10月号によると、2020年8月23日、第二十三回俳句甲子園の審査結果発表が行われたそうだ。俳句甲子園は、全国の高校が俳句の出来を競い合う大会である。いわゆる団体戦と個人戦があり、今年は団体での優勝は開成高等学校である。開成高校と聞くと、たいへん頭のいい学生の集まる学校であるから、やはりそうかと思えてくる。とはいえども、三年ぶりの優勝であるらしい。また、国語の先生であり、俳人でもある佐藤郁良(さとういくら)氏の指導実績があるだろうから優勝しても何の不思議もない。