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今年の年明けからは長期予報でエルニーニョが予測されており、また夏季の高温予報が的中する年でした。

黒豆の栽培にとっても過湿と高温は厳しい結果につながる一因です。
異常気象が当たり前の昨今では、毎年同じような管理作業では満足な収穫には繋がらないことを痛感しております。

今年は過去に大打撃を受けた不作年と同格の気象であると仮定し、準備を進めてきました。

黒豆にとっての生育環境を観察し適宜管理作業を臨機応変に行いました、特に水不足であったこと、開花期での台風直撃は収穫をイメージできなくもなりましたが、毎年開発されるあらゆる生理障害に対応する資材や過去の作業記録もあって、収穫開始が遅れたものの、結果的に黒枝豆は豊作であった良い年となりました。

おかげさまで、過去最高のご注文を賜り、丹波黒枝豆が日本中にお届けできたこと、心より嬉しく、感謝以外の言葉はありません。

来年は今年の栽培記録、収穫率など全てのデータと過去気象記録と照らし合わせ、作業形態と準備を進めて参ります。来年は黒豆圃場が増えるので、ますます多くの方にタイムリーにお届けできるよう精進致します。

お届け後多くのお褒めのお言葉をいただき、有頂天になりそうでしたが、皆様のおかげで畑に向かえていること、パワーの源はそのありがたいお言葉が源泉であることから、更に謙虚に、研究と観察と考察を行動に移して参る所存です。

本年は誠にありがとうございました。引き続き来年もどうぞご贔屓によろしくお願い申し上げます。

良い年をお迎えくださいませ。

    丹波篠山ひなたファーム 代表 杉尾行紀

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