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居心地の良いサードプレイスを見つけたい

 人と一緒にいる時間が昔と比べ確実に増えてきている。人と一緒にいる時間の楽しさを噛みしめる一方で、たまに1人で生活していたあの自分だけの時間を思い出しては、少しあの頃の時間が恋しくなったりする。なので今回は、丁度良いぐらいの距離間の居心地良い空間について考えてみたいと思う。

 居心地の良い空間を考える際に、まずは自分の過去で居心地が良かった場所についてフォーカスを当てる。自分にとっての過去で居心地が良かったのは、大学の部室である。なぜ居心地が良かったのかを考察するに以下の条件が揃っていたからのように思える。

【居心地が良かった条件】
・似たような人が集まっていた。
・いつでも部室に入れる、出れる。
・部室では、輪に加わっても良かったし、
 1人でダラダラしていても許された。
・当時、家から大学の部室が近かった。

 過去を思い返してみると以上の条件が揃っていたので、自分にとって居心地が良かったのかなと思う。ただ勿論自分にとっては居心地の良い部室でも中には居心地の悪い部員もいたかもしれない。(現に部室にあんまり顔を見せない人もいた。)

 次に過去に居心地の良かった場所の条件を踏まえながら、最近の自分にとっての居心地のいい場所を列挙していこうと思う。何か居心地の良い条件が見えてくるかもしれない。

【居心地の良い場所や時間帯】
・金曜日の夜の映画館(鑑賞後の余韻も含む)
・周りが黙々とと泳いでいる夜9時代のプール
・1人でいる時の個室の漫画喫茶
・朝8時〜10時くらいの朝のスタバ
・自分が好きなアーティストのライブ中

これらの場所や時間がなぜ自分にとって居心地が良いかを考えてみる。

・周りの人の方向性が大方同じ。
(映画、ライブ、プール)
・緩く繋がっている感じがする。(ライブ)
・知っている人がいない匿名性の気持ちよさ
(カフェ、漫画喫茶、プール)
・家族や職場に属さないという居心地の良さ。
(カフェ、漫画喫茶、プール)
・匿名性の関係性(カフェ、漫画喫茶、プール)

 列挙と整理を行うことによってある程度の心地よさの輪郭がぼんやり見えてきたように思える。 この条件に当てはまる延長線上におおよそ自分にとっての居心地の良い場所があると考えられる。

【自分なりの結論】
 居心地の良さというのは、過去を振り返るとある程度の条件が抽出されるので、それに沿って探せば自分にとって居心地の良い場所というのはある程度見つかりやすいと考える。ただ、最終的には自分の心が居心地の良さを感知するので、自分の心に正直にいれば自然と日常で居心地の良い場所に辿り着くのではないか。そして、自分は今現在、学生の時のような部室みたいな居心地の良い場所は正直見つかっていない。なので、今後何かいい場所を見つけたり、作れたりすればいいなと思っている。最後に、やはり生きる上で第3の居場所があると楽だと思う。その場所で日常で受けた傷を充分に回復してから日常に戻ってこれるし、また精神的に回復出来る場所があると思って日常を送るのではきっと心の余裕も違うと思う。今回はある程度の居心地の良い場所の条件の整理が出来たので、今後もこれを元に居心地の良い場所のを探せたらいいと思う。