星のカービィ考察もどき~スージーの事故とディスカバの事故、同一説~
注意
本記事は、星のカービィシリーズ全体のネタバレが含まれます。
ファンの間では周知な事実もイチから説明します。冗長な文になりますがご了承ください。
【更新】2024年6月13日:説明図を追加
前置き
こんにちは。星のカービィ探索隊です。
「星のカービィディスカバリー」終盤にて、かつて新世界でワープ実験事故が起きていたことが描写されました。
星のカービィシリーズで実験事故といえば、ロボボプラネットのスージーを思い出しますね。
この「事故」がもし同一のものだとしたら、どういう時系列になるのか考えてみました。
筆者の推測やこじつけが多いので、与太話としてお楽しみ頂ければと思います。
それではご覧ください!
時系列
説明図
新世界に「ID-F86」が飛来、原生種に対し侵略活動
この出来事は以下の文章で明言されています。
また、以下の文章から新世界は「惑星」であることも明言されています。
(推測)ホライン・アライブル・ライトロンの共同でID-F86研究対策チーム「HALLAB」設立。ID-F86の危険性を憂慮し、捕獲
以下の文章から、新世界には「研究対策チーム」というものがあったことがうかがえます。
そして、新世界各地には、このような文字が書かれています。
これは、新世界の文字で「H-86」「HALLAB 1980」と書かれていると思われます。
新世界で「H」「A」「L」といえば、ホライン(HOLINE)の「H」、アライブル(ALIVEL)の「A」、ライトロン(LIGHTRON)の「L」です。
また、ムービー「クレジット」、つまりハル研究所のスタッフ名が表示される場面で流れる曲の名前は「宇宙(そら)へと旅立った人々より」です。
これにより、ハル研究所=「HAL LABORATORY」=宇宙(そら)へと旅立った人々、と取ることができます。
よって、「研究対策チーム」とは、ホライン(HOLINE)の「H」、アライブル(ALIVEL)の「A」、ライトロン(LIGHTRON)の「L」を合わせてID-F86研究対策チーム「HAL LAB(ORATORY)」なのではないかと推測しました。
※この文字が書かれている場所一覧はこちら▼
(推測)HALLAB、研究開発のため科学研究所「ラボ・ディスカバール」を設立。「惑星間ワープ技術」を得る
ラボ・ディスカバールが設立されたタイミングは不明ですが、ID-F86の空間転移能力の研究開発のために設立された、と考えることもできるのではないでしょうか?
ID-F86の空間転移能力はフェクト・エフィリスとの戦闘などにおいて「星形の穴」で表現されています。
この星形の穴は星のカービィWiiにて登場した「異空間」への入り口である「ディメンションホール」に酷似しています。
よって、「ID-F86の空間転移能力=ディメンションホールを開ける能力」であると推測できます。
なんにせよ、この研究により新世界の人々は「惑星間ワープ技術」を得ました。
「惑星間」ということは、この時点で新世界の人々は他の惑星に行くことができていたのではないでしょうか?
ハルトマンワークスカンパニー創立
「なんでここでハルトマンが?」となると思いますが、もしふたつの実験が同一のものだった場合、実験事故が起きる前にハルトマンが新世界に居る必要があります。
ロボボプラネット発売前、ハル研究所の熊崎ディレクターがNintendo DREAMにて以下のように回答されています。
ハルトマンがかつて居た、この「遙か彼方にある惑星」は新世界の「惑星」だと推測できるのではないでしょうか?
一方その頃ハルカンドラでは魔力を司る一族がギャラクティック・ノヴァを作った
「なんでここでハルカンドラが?」となると思いますが、もしふたつの実験が同一のものだった場合、ギャラクティック・ノヴァの製作にID-F86の空間転移能力は関わっていない必要があります。
まず、「ギャラクティック・ノヴァはハルカンドラ製」という説の根拠は、マホロアの以下の台詞です。
この台詞の「ギンガをとぶキカイじかけの星」がギャラクティック・ノヴァだと思われます。
そして、星の夢第三形態のデザインがギャラクティック・ノヴァと酷似していることから、ハルトマン社長が「銀河のかなたの文明をひもとき、HWCのテクノロジーでよみがえらせた」と言う「星の夢」の元ネタは「ギャラクティック・ノヴァ」であることが推察できます。
しかし、星の夢がギャラクティックナイトを呼び出すときはディメンションホールに酷似した「星形の穴」が現れるのに対し(参考動画の5:53~)、ギャラクティック・ノヴァは「丸い穴」からギャラクティックナイトを呼び出しました(参考動画の2:00~)。
▼参考動画
このことから、ギャラクティック・ノヴァにID-F86の空間転移能力が関わる機能は備わっていないと考えています。
また、
これらのハイネスの台詞から「悪夢を退けたのは魔力を司る一族の功績」であることが分かります。
カービィで悪夢といえば「星のカービィ夢の泉の物語」に登場したナイトメア、そして夢の泉とスターロッドですよね。
魔力を司る一族が悪夢を退けるのに夢の泉もしくはスターロッドを使ったのではないかと考えられます。
そして、マホロアが「ギンガをとぶキカイじかけの星」と一緒に「ユメをうむふしぎなアイテム」=「夢の泉もしくはスターロッド」を紹介していることと合わせて考えると、「ギャラクティック・ノヴァ」、「夢の泉もしくはスターロッド」はハルカンドラの魔力を司る一族によって作られたのではないでしょうか?
しかし、ハルカンドラ製とされる遺物はもう一つあります。
「天かける船ローア」です。
とのことなので、ローアもハルカンドラ製であることは明らかです。
しかし、ローアは星のカービィWiiのムービー「全てキエテ 〜 それぞれの世界へ」にて、星形の穴を出現させます。
このことから、ギャラクティック・ノヴァにはない「ID-F86の空間転移能力が関わる機能」が天かける船ローアにはある、と推測できます。
新世界の人々、ハルカンドラにたどり着く
となると、ローアの製作には新世界の人々も関わっていた、と考えられます。
「惑星間ワープ技術」で他の惑星に行くことができるようになっているため、新世界の人々がハルカンドラに行くことは可能です。
そして、ハイネスの
という発言から、魔力を司る一族であるハルカンドラの人々と科学力を持つ新世界の人々は友となって力を合わせて繁栄した、と考えられます。
その成果がローアなのではないでしょうか。
また、ハルカンドラに「ハルカンドラ」という名を付けたのがHALLABの人々だった可能性もあると思います。
ハルカンドラの英名が「Halcandra」で「Candra」はサンスクリット語で「月」らしいですし。
▼ソース
ハルトマン、ハルカンドラにてギャラクティック・ノヴァを知る
星の夢第三形態のデザインがギャラクティック・ノヴァと酷似していることから、ハルトマン社長が「銀河のかなたの文明をひもとき、HWCのテクノロジーでよみがえらせた」と言う「星の夢」の元ネタは「ギャラクティック・ノヴァ」であることが推察できます。
また、wiiに登場した「メタルジェネラル」とロボボプラネットに登場した「セキュリティサービス」はデザインがそっくりです。
このことから、ハルトマン社長とハルカンドラは関わりがあったと推測できます。
そして、「よみがえらせた」ということは、すでに滅びていたわけですよね。
これは、ハルカンドラの魔力を司る一族がギャラクティック・ノヴァを作ったのが新世界の人々がハルカンドラに行くずっと前だとしたら、つじつまは合うと思います。
研究開発から30年後、マザーコンピューター「星の夢」起動実験によりワープ実験事故が発生
さて、以下の二つの事故を同一のものとしてみてみましょう。
新世界での事故は「ワープ実験事故」、スージーの事故は「マザーコンピューターの起動実験」と表記されています。
この二つの事故が同じ事故だった場合、「マザーコンピューターを起動してワープ実験をしようとして、事故が起きた」というふうに推測できるのではないでしょうか。
スージーの事故と「ワープ」は無関係ではなさそうなのです。
以下は星の夢の台詞です。
星の夢はそう発言し、「星形の穴」からギャラクティックナイトを出現させました。
「星形の穴」や「異空間ロード」という台詞から、星の夢の時空テンイプログラムはID-F86の空間転移能力由来と考えられます。
これは、ギャラクティック・ノヴァの転移機能の再現のためにID-F86の空間転移能力を使用したのではないでしょうか。
しかし実験は失敗し、「かつてのゴシュジン様」と思われるハルトマン社長によって時空転移プログラムはロックされました。
後書き
いかがでしたか?
こじつけも多いですが、こうしていろいろ考えられるのが星のカービィシリーズの楽しいところですね。
ここまで読んでくださりありがとうございました!
蛇足:気になるところ・没与太話
ど……どこまで!?ローアどこまで改造したの!?
それによっては話が変わってくるけど!?
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