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リノベーション備忘録 その2(途中で考えたこと)

築45年の住宅をリノベーションすることは決まった。
その次は何をどうするか、いくらかけるか。
そして、スケジュール、荷物を出さないといけないし、リノベーションの間どこかに仮住まいしないといけないし。
さあて、毎日考える日々が始まった。


多くは業者任せの方がいい

いろいろな情報がインターネットで得られる時代だけど、調べれば調べるほどわからなくなることがあります。
例えば、照明器具のメーカーを選ぶとき、ネットでいろいろ調べました。どのメーカーもいいとこ、いまいちなところがあります。それに自分の好みもあります。調べても調べてもなかなか答えにたどりつきません。
そりゃそうです。
初めての経験ばかりなのです。
業者は数多く携わっているので、経験豊富です。
自分で調べないと納得しないこともあるでしょう。
でも最後は業者に任せた方が良いことが多いと感じました。
だからこそ、業者とは信頼できる関係で、話しやすい関係を築くことが大事なのです。
自分の意見を話して、それを受け取っておすすめしてくれる関係を作れるとスムーズに決定できると思います。
うちの場合は、偶然にもインテリアコーディネーターが高校の同級生で、話しやすかったことも幸いしたのでした。

やっぱり断熱性重視

前回、耐震性と断熱性を重視すると書きました。
耐震性の強化は素人ではさっぱりわかりません。
すべて業者任せ。
間取りに合わせた基礎の一部をやり直し。
戸(ふすま)を減らすことによって、戸などがあった箇所に柱やクロス柱を増やして、耐震性を高めたようです。
どのくらい強くなったのかはわかりませんが、リノベーション前と比べれば雲泥の差のはず。

柱と柱の間が広く窓が多い
クロス柱で補強

断熱性の向上はもそれまで気にしたことがありませんでした。
断熱性はUA値(断熱性能の理論値)やC値(気密性)の数値で低い方がいい。業者はC値1以下を目標にするということで、屋根、壁の断熱材は硬質ウレタンフォーム吹き付けを行うことにしました。
※細かいことをいうとC値は断熱性ではなく気密性だが、気密が良くなれば断熱にも影響するので、ここではまとめて断熱性としています。
そして、壁紙を張る前に気密性を測定しました。
(気密性は窓などに機械を設置して実際に測定します)
測定値は C値=0.7cm2/m2
となり、目標値をクリアしました。
引っ越しは12月23日で、外気温がマイナスの寒い日の朝でも部屋の温度は15~16℃あります。
今までは5℃以下の時もありましたので、かなり快適です。

もう一つ、1階だけですが、熱交換器なるものを設置しました。
気密性が高まると部屋の中の空気が滞ることになります。
24時間換気の1つで、部屋の温度をある程度保ちながら、空気を循環する熱交換器を勧められ、気に入り導入することとしました。
まだ、冬しか体感していませんが、良さそうです。
先ほども記述したように、冬でも15℃以上を保ちながら、リビングと部屋に新鮮な空気(外気)が入り、玄関やトイレから排気され、家の中の空気は常に新しい空気がある感じがします。
お勧めですよ。

引っ越しは大変(あたりまえだけど)

リノベーションの期間は約6か月。
その間は家には住めないので、近くにアパートを借りることとした。
アパートには必要最小限の荷物だけを運ぶので、それほど大変ではなかったのですが、家の中を空っぽにするのは大変。
半世紀ほど住み続けた家なので押入れの奥から、屋根裏部屋から、嫁に行って姉妹の思い出の品や誰も記憶にない巻物などなど。
とっておく?捨てる?
悩んでいると前に進まない。
外壁の解体日が決まると、やるしかなくなる。
車庫を半年間、車を止めずに荷物置き場に変更。
捨てる箪笥などの家具は解体と同時に処分してくれたのは助かった。

汗をかいたのは畳。
取りに来てもらうと2200円/枚。
自分で焼却所に運び入れると200円/枚。
67枚あったので13万円以上の差。
節約できるところは節約しなければとすべて運びいれました。

エアコンとカーテンは自分で

節約といえばほとんど業者任せでしたが、エアコンとカーテンは自分で選びました。
特にカーテンは取り付けも自分で行いました。
お金に余裕があるなら業者任せのほうが楽でいいです。
実際、引き渡し後、すぐにエアコンをつけないと寒かったのですが、雪が積もり2階のエアコンの取り付けが延期となりました。
かろうじて、1階リビングのエアコンは設置できたので、1週間ほど雑魚寝しました。
カーテンも取り付けは初めてだったので、コツをつかむのに時間がかかり、ほぼ丸1日を要しました(カーテンレール8カ所)。
それでも、自分で選んだ部分があるのは、愛着がわくと同時に満足を感じられるので、ちょっとでも自分が家にかかわれたのは良かったと思います。

玄関の敷台は再利用(磨いてきれいにしてもらいました)

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