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ちいさな探究者たち、おおきな探究者たち

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自分らしい探究をしている子どもたちと、見守りながら一緒に楽しんでいる大人たち。
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#マイ探究

「小学生が自分で考えたロボットを商品化する話【前編】」

昨今、小学生が起業したり、企業と協力してアイデアを商品化したり、といったことは珍しいことではなくなってきました。 特に探究学舎の子どもたちはそういった挑戦に意欲的で、「これ売れるかな?」「商品化してみたい」といった呟きを耳にすることが多々あります。 挑戦することのハードルが低くなってきていることを感じる瞬間です。 しかし、挑戦することのハードルの低さは、実現することのハードルの低さを意味しません。 というのも、挑戦から実現までの道のりはブラックボックスだからです。 「個人が

『考える力を育める 探究学舎という習い事』 コロナ禍でも生きた学びを

「いま1番熱中していることは、探究学舎!」と言う、北海道在住の小学3年生櫻井健(さくらいけん)くん。探究学舎の授業では、けんくん、父、母の3人でカフート(※1)の表彰台を独占するという前代未聞の快挙を成し遂げるなど、ご家族で探究学舎を楽しんでいる様子が伝わってきます。 本日はけんくんとお母様に、どのように探究学舎を楽しんでいるのかお話をうかがいました。 (※1)カフート…オンライン授業で使用しているクイズアプリ 探究学舎の受講を始めたきっかけ新型コロナウイルスの影響で全国

脚本から作詞作曲、映像編集まで全て一人 完全自作ミュージカルを作ったげんしゅうくん【前編】

日々保護者さんとお話ししていると、色んなタイプのお悩みの声を聞きます。 表出する悩みは違えど、お子さんに対して「探究することを通して楽しく生きて欲しい」「もっと自分の好きなことで自己実現して欲しい」という願いがある点では共通しています。 願うからこそ、親としてどんな風に寄り添っていけば良いのか、何か出来る事はないかと悩みますよね。 今回は、親の理解や予想の範疇を超えるようなトンガリタイプの子どものストーリーをご紹介します。 4月から実践探究(注)に通っていた高梨元秀(たか

挑戦したクエストは…全部!?個性さまざまな子どもたちと探究活動を楽しむ嶺(みね)一家

こんにちは。探究学舎でオンラインメンター(※1)をしてるゆきです! いきなりですが、お子さんが探究学舎の授業を受けていてこんなことを思うことはありませんか? 「うちの子、授業は楽しんでるんだけど、授業止まりなのよねえ…」 「子どもの探究を深めてあげたいけど、どうサポートしたらいいのかわからない…」 「授業も全部しっかり聞かないし、クエスト(※2)もやらない。うちの子、探究学舎向いてないのかしら?」 保護者の方々とお話しすると、このような悩みはよく話題に上がります。 そ

《実践探究レポート》大好きな時計作りが、一歩ふみだす勇気に変わった 旅人(たびと)くんのストーリー

2021年4月よりスタートした新プロジェクト「実践探究」*。探究学舎三鷹校舎のオープンスペースは、親子とスタッフとの活動で活気に溢れ、子どもたちは各々の好きなことを心ゆくまで探究している。 今回ご紹介するのは、実践探究に通う旅人(たびと)くん(小4)。 工作が好きで、手先の器用さを活かして色々なものを作ることが得意です。 今回、実践探究メンターのわっきー(宮脇)は、旅人くんのプロジェクトである「時計作り」を通して、彼の"ある成長"を見ることができたと言います。 その成長と

好奇心旺盛な息子とどう向き合う?三国志を愛すレイくん一家の日常

探究学舎には、探究したい対象が明確で、そこに没頭している一途な子もいる一方で、興味が移り変わる子どもたちも沢山います。 そんなお子さんがいる親御さんの中には、興味の対象が定まらず、あちこちへ興味が移っていく我が子に不安を感じる方もいらっしゃいます。 今回は、そんな方にとってのヒントになればと、三国志を愛しつつも、その他のことへの好奇心が止まらないレイくんと、その親御さんの関わり方についてインタビューを実施いたしました。 もともと戦国武将が好きだったレイくんは、探究学舎の

元素大好き少年の終わりなき挑戦

<2023年6月追記> 2023年6月現在、本記事に登場するレウォンくんが、次なる挑戦として新たなクラウドファンディングに挑戦しています!! 以下のページから詳細をご覧いただけますので、ぜひご確認ください! <以下本文> 探究学舎では、宇宙、元素、音楽、生物などの多様な授業を、日々子どもたちに届けています。 しかし、私たちが提供する授業は、あくまでもきっかけにすぎず、興味の対象を見つけたのち、授業外で子どもたちが自分で学びを深めていくことこそが「探究」の本番だと考えてい