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ちょうどいいお誘い

ちょうどいいお誘いってなんだろ。

岡崎体育さんのライブの宣伝。
今何枚売れ残ってます!と赤裸々に語る方法。
シンパシーしか感じないね。

あれは、魂の叫びですよ。
そりゃあ、きっとみんなスマートに宣伝したいはずなの。
「カウントダウンTVをご覧の皆さん」くらい、ラフに呼びかけたいはずなの。
でもきっと、困ってなさそうなアーティストが赤裸々に語るっていうギャップがあったから、あの宣伝は成功しただけで、小さな団体がやってみたところで、子犬がギャンギャン鳴いてるようにしか見えないんだろうなとも想像する。


お誘いってそもそも、相手とわたしの利害が一致して、きっと素敵な経験になるだろうなぁと予想できたことにより、結ばれた結果チケット購入という「お約束」へとつながると思う。


演劇の宣伝ってその点、主催サイドからすると一方通行な気がして、とても疲れちゃう。
不特定多数には流してるんだけど、私からしたら、この人!この人!って人がいて、ラブレターを送っている気持ちなのです。重いけど。
どれだけ届いてるのか、この広報効果があるのか?当日までわかんなくて、告白したのに、あっ!ちょっと返事待って!って言われてる気分になる。ドSオレ様系イケメンかよ。えんげきクン。



演劇を誘われる側の気持ちもわかるのです。自分の体調が良くない時とか、忙しい時に、演劇なんて観る気になれないし、誘われた側っていう、ある種受け身ともとれる選択になるわけじゃない。それはきっと、自分から主体的にチケットを取った場合の観劇のモチベーションとは、大きく異なるわけです。きっと。

それでも主催サイドからすると、本当に見にきて欲しい気持ちと、借金を怯える恐怖で宣伝をせざるを得ないわけなのです。
誘われた側にとっちゃあ、なんだ私のことをカモにするのか?と、思われちゃうかもだけど、観にきてくれる人がいることが本当に心から嬉しくて、頑張ろうというモチベーションになることは事実なのです。

だからといって、無理にでも来て欲しいわけじゃなくてっていう、難しいライン。
日本人だから、断りにくい人もいるだろうし、全然私は既読無視されたらへこんじゃうけど。
でも、自分が誘われた時にうまく返信できなくて無視しちゃったこともあるから、わかるのよなぁ。

かんたんお気軽お誘い方法があったらなぁ。
いつか美男・美少女AIがみんなを誘ってくれたりしないかな。それはそれで問題か。
相手も自分も気疲れせずに、宣伝できる健やかなネットワークがあればいいな。
つくりたいなぁ。
きっともうあるけど、私が知らないだけかも。

インターネットは、どんな人とでも繋がれるから嬉しいけど、何かが欠けてるような気がする。
コピペの文章じゃなくて、あなたに観に来て欲しいし、届いて欲しいという人がいるということがそもそも尊いよね。きっと。
それがうまく伝わらないんだよな、インターネットは。

本日の気付きました。

21世紀に生まれた!
わたしたちは!
実は!
そんなに!
デジタル化できてない!

できれば!
弥生時代に産まれて!
すり鉢で薬草をつぶしたり!
田んぼを耕して!
生活したい!

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