【谷口杯リベンジ】大会初出場を終えて


0.はじめに

本記事を読んでいただきありがとうございます。
𝓣𝓱𝓮 𝓛𝓪𝓼𝓽 𝓢𝓪𝓶𝓾𝓻𝓪𝓲所属 TANPA2 ことたんぱつの帝王です。

(時にはWAROTA、MOTHERだったりします)

先日2024/9/23、福岡県北九州市小倉のあるあるCity B1Fにて開催された谷口杯リベンジに選手として参加させていただきました。
本記事ではその時の試合について、自分の心情などを残せたらなと思っています。

拙い文章ですが、最後まで読んでもらえると幸いです。

1.予選第1試合 先鋒SCRATCH (VS RCHE)

  • 1曲目 自選:5.1.1.(A)

  • 2曲目 他選:Somebody Like You(A)

アーカイブ(19:23~)

1-1.自選:5.1.1.(A) WIN

この曲は自己歴代が1個なこともあり、自信をもって選曲していました。

しかし、しょっぱなから本当にやらかしました。
5.1.1.やるのにS-RANDOM以外でやる人います?いませんよね?知らんけど。
そしてグラフの下に表示されたのは"RANDOM"の文字・・・。

(この直前、チームから「オプション大丈夫?」と声をかけてもらってたみたいですが、緊張感からかよく聞こえておらず曖昧に返事を返してしまってました・・・自業自得)

一瞬頭が真っ白になりましたが、過ぎたことはしょうがないと思いすぐに気持ちを切り替えました。
これで負けたらすぐに土下座しようと・・・。

開幕いきなり来る12トリル、しかしトリルと思わずS-RANDOMで降ってきた譜面と思いプレイしたところ、そこまでグレは出ず一安心。
もちろん相手はS-RANDOMなので相手との点差は広げられず。
それどころか一時逆転も許していました・・・。

中盤あたりから少しずつ気持ちが落ち着き、点差もプラスになっているのが見えたので、いつも通りのプレイを心がけていました。

終盤、肝心の配置はまさかの当たり。
+10点差を越えたあたりからは正直少しホッとしました。
結果は1550(22落ち)の27点差で無事勝利。
土下座は回避したもののチームメイトにはただただ平謝りでした・・・。単発寿司開店させてごめんね。閉店ガラガラ。

1-2.他選:Somebody Like You(A) WIN

正直何が飛んでくるかドキドキしていました。
もしかして5.1.1.が被ったりする?と思っていたらちゃんと皿曲が飛んできましたね。

この曲はロケハンにより履修済み、手元メモのオプションを見ながら、念入りにMIRRORを選んだことを何度も確認しました。

普段触らない(というか近くに筐体がない)5次出荷筐体の皿判定に不安はありましたが、24分皿もうまく捌くことができたところからはずっと落ち着いていたと思います。
(あとからアーカイブで皿拾う手を見ましたが、動きがかなりダイナミックでしたね)

結果は1794(72落ち)の50点差で無事勝利。
自己ベストも10点更新し、初戦から2タテの好スタートを切りました。

2.予選第3試合 先鋒PEAK (VS RINO)

  • 1曲目 他選:Real(A)

  • 2曲目 自選:avant-guerre(A)

アーカイブ(1:27:44)

2-1.他選:Real(A) LOSE

正直これは選ばれたくなかった・・・。
ロケハン時にRANDOMでやった際、かなりやりやすい譜面でも自己べストが1793(47落ち)とかなり厳しい状況でした。

県別スコアのオプションはR-RANDOM
参考にしてやってみても、正直目も当てられないような状況で、これ選ばれるの負け筋だなと思ってました。

いざ試合が始まると、RINOさんのオプションはまさかの正規。
正直「マジで!?」と思ってました。

序盤は思いの外ややリード、しかし油断は禁物と思いながらやっていましたが、
局所難の中盤が左手に寄ってしまい押しきれなくなってしまいました。
というかRINOさんうますぎ。なんでそんなにできるの?

結局そのまま逃げ切られ敗北。1765(75落ち)の22点差でした。
本当にうますぎ。なんでそんなにできるの?(2回目)

余談ですが、RINOさんになんでこれ選んだの?と聞くと、正規で26個くらい出たかららしいです。どうあがいても絶望。

2-2.自選:avant-guerre(A) WIN

この選曲理由はただ一つ、良い曲だから。
Osamu Kubota氏の曲っていいんですよね。ゲーム違うけどCarezza(KEYBOARDMANIA 3rdMIX)とかも好きです。

良い曲と言いながら今作大して詰めてなかったのでプレイしたところ、ほぼ1900↑が安定したので「コレなら刺さるのでは?」と思ってました。

実際に曲が始まると開幕でいきなり+2桁の差がつき、心の中でガッツポーズしてました。

そのまま中盤まで順調に進みいざ低速地帯、あそこの光り方は過去1の光り方だったと思います。
あまりにズレハネが光ってたので、1人で感動してました。

低速を抜けたあとまた初めと同じフレーズ、ここもしっかりと光らせそのまま完走。

結果は1903(61落ち)の89点差で無事勝利。
自選はしっかりと取り、チームメイトに託しました。

ここでも余談、最後のノーツを叩いたあとに手を高く上げたのはBGAを意識してました。
(解説陣にも「ピアニストがいる」と言われてたので、おそらく意図が伝わったんじゃないかなと思います)
あとAwesome Kubotaってなんですか?

3.準決勝第1試合 先鋒SOF-RAN (VS SIZURU)

  • 1曲目 自選:Surf on the Light(A)

  • 2曲目 他選:罪過の聖堂(A)

アーカイブ(5:29:06~)

3-1.自選:Surf on the Light(A) WIN

一つだけ言わせてもらうと、先鋒SOF-RANで投げられる曲はほぼありません。対象曲少なすぎ。

その中で唯一投げられると思ったのがこの曲でした。
Tomoyuki Uchida(Mr.T)氏の曲もいいですよね。割とどれも好きです。
しかもこれのSOF-RAN要素最後だけなんですよ。PEAKかCHORDの間違いでは?

試合展開ですが、24分がきれいに光ってました。じわじわそこで点差を広げられた気がします。
最後についてですが、正直ギアチェンのタイミング知りません。だって普段触ってる筐体のスタートボタン多重するから怖いし。
でもこのノーギアチェンでしくじってたら普通に負け筋でしたね。

そんなこんなで結果は2263(45落ち)の35点差で勝利でした。
ここは絶対負けられません。だってこの後地獄を見るのですから。

3-2.他選:罪過の聖堂(A) LOSE

予測可能回避不可能。
多分この時1番顔が死んでたと思います。
SIZURUさん相手でこのジャンルが来たら当然飛んできますよね。
配信や会場でご覧になった皆さんはいろんな意味で盛り上がったと思います。
では本番で何故あんなAWESOME PLAYをしたのか、答えは簡単です。

対 策 し て ま せ ん で し た

ぶっちゃけ今まで全く触ってない人間が1ヶ月未満で出来るようになるとは思えず、かつ他の対策もしなければならなかったため、不確定要素に重点を置くより他を優先したいと考えました。
チームにも「必ず自選取るから」と言い残し、先鋒SOF-RANの対策はほぼしてませんでした。
(申し訳程度に叙情は鳥出しましたが・・・)

言い訳はここまでにして試合当時に話を戻しますが、正直デジタルタトゥー上等だという感じで挑みました。
その結果、全部、全部出しました。
意味のない雰囲気ギアチェン、速すぎ/遅すぎで見えないノーツ、挙げ句の果てにはサドプラが外れ緑数字が完全崩壊・・・。
逆満点ですね。-100点満点。お見事。

この時だけは観客の声が鮮明に聞こえてきました。
「速くなる!」「遅くなる!」「そこはヤバい!」
皆さん詳しいですね。どうか僕の代わりにやっていただけませんか?

てか横でSIZURUさんによる模範的な演奏が行われてるんだからそっち見たほうが感動しますよ?
正直僕は観客席で見たかったです。

そんなこんなで地獄の時間は終わり、結果は1607、341点差で大敗。
何個落ち?そんなの数えたら悲しくなるだけじゃないですか?
とにかくお粗末な姿を見せてしまい申し訳ないです。

定番の余談コーナーですが、試合後SIZURUさんと話したところ、僕のAWESOME PLAYによる歓声の影響でギアチェンに失敗してしまってたそうです。
これは本当に申し訳ないです。人のプレイの邪魔をしているのでマジで土下座モノです。
でも僕に罪過は二度と投げないでね!(冗談です)

4.決勝第1試合 先鋒SCRATCH (VS TIHAYA)

  • 1曲目 自選:WAR GAME(A)

  • 2曲目 他選:SPEED DEMON(A)

アーカイブ(7:13:45~)

4-1.自選:WAR GAME(A) LOSE

ついに来ました決勝戦。ここまで来たからには優勝したいですね。
でも相手は最強格のTIHAYAさん、正直逆2タテまで考えられる状況でした。

また、ここまで来てとても不安な要素がありました。それはプレイしている筐体の押し押し皿がかなり入りづらかったことです。
僕の普段のプレイを見ている人は分かるかもしれませんが、基本的に僕は8分皿を押しで取ります。5.1.1.がまさにそうです。

前日筐体の確認時に5.1.1.で2個出して安心していましたが、本番の魔物は存在しますね。やっぱり押し皿が抜ける
でもこれは言い訳です。たぶん本調子でも負けてます。だって相手7個なんだもん。
これは本番でのメンタルの差が敗因だと思います。もう少し他の曲も視野に入れていればよかったですね。

結果は2130(24落ち)の17点差で敗北。完敗です。
ここに来て初めて自選を落とし、ついに逆2タテが現実味を帯びてきました。

4-2.他選:SPEED DEMON(A) WIN

先ほどの自選負けで僕は焦っていました。
会場の空気は完全にアウェイ。正直追い込まれました。
でも逆に相手がTIHAYAさんでよかった。
なぜならどう見ても格上だから。
負けても仕方なかったと逆にすぐに気持ちを切り替えられたと思います。

そんな中のこの選曲ですが、まずこちらのメモをご覧ください。

この内容は僕が先鋒SCRATCH対象曲をロケハンしてた時に書いたメモです。
これ以外何も書いてません。参考にならねぇだろ。
チーム内でも「この曲は捨てていいんじゃないか?」
そういう会話をしていました。諦めるのはeasy.
でもなぜか僕はやり続けました。その結果がこちらです。

味がしてきてしまいました。人って適応できるんですね。

試合の話に戻ります。
会場に響く「千早スギィ!」コール。誰もがTIHAYAさんの勝ちを予想していたでしょう。僕も少しそう思ってましたが。

そして始まる曲、オプションは正規です。序盤から24分が降ってきます。
そこを抜けると点差の文字が白い。もしかして勝ってる?

逆に焦りました。会場がどよめいている声も聞こえます。
皿地帯抜けでちょっとミスしたもののまだリードしてました。これはもしや"ある"?

その後はやはり他選なこともありじわじわ詰められ、一番きれいで一番汚い階段地帯で逆転されます。

そしてBSS地帯に突入。ここは片手です。最高左手四段の実力の見せ所。
あと僕はBSSが本当に苦手です。判定がわけわからないので。
途中で混ざる単皿も抜けたりと本当に緊張してました。
しかし何とか食らいつき、まさかの逆転。でもまだ難所は続く。

2回目の24分地帯はさすがに適応しており点差が広がらず、残すは終盤。
僕には最後の関門がありました。それが88小節目です。
https://textage.cc/score/25/spedemon.html?2AA04~88-88

textage様より引用

ここがあまりにもむずすぎる。普段ここで失点しまくっていました。
さて本番はどうでしょう。まさかの1落ち通過です。奇跡か?
そして最後の8分地帯、ここでも平常心でした。異常なくらい落ち着き最後のノーツを叩く。

+4点

本気で叫びました。信じられません。正直少し泣きました。
結果は2317(82落ち)の4点差。大金星だと思います。

余談コーナー、この回は試合終了後いろんな方に褒めていただけました。たぶん人生で一番褒められたかもしれません。
しかも本大会でTIHAYAさんの自選を取ったのは僕だけらしいです。しばらく擦っていいですよね?

5.決勝第3試合 五将SOF-RAN (VS FU---)

  • 1曲目 自選:RISLIM -Remix-(A)

  • 2曲目 他選:R5(A)

アーカイブ(7:32:09~)

5-1.自選:RISLIM -Remix-(A) WIN

ここが正念場。僕の出番の最後の試合です。
☆11のPEAKでこれを投げることを決めてました。たぶん相手も想定してたと思います。

オプションはもちろんS-RANDOM。大体の人はそうなんじゃないですかね。
試合の展開は中盤まであまり点差が広がらず少し焦りました。
でも自選の意地があります。ここは何としても勝つと。
そしてラスサビ、ここでようやく差を広げることができました。
でも最後の最後少しミスりました。危な。

結果は1851(67落ち)の34点差で勝利。
大会の一発スコアと考えると上々だったと思います。

5-2.他選:R5(A) WIN

BADBADBADBAD
これ一発勝負で投げてくるんですか?勘弁してください。
最後の最後でメンタル勝負となりました。
正真正銘のラストだったので何としても勝ちたかった場面です。

オプションはRANDOM、FU---さんはR-RANDOM。正直初めてR-RANDOMの人を見ました。

実はこの直前にトリルの配置予測を勉強しました。片方は分かったのですが、もう片方はトリル前4個押しのうちの3択。
開幕で3が軸になることは分かっていたので、456のどれかがもう片方になると予測してました。

そしてトリルに突入。配置は34です。
入りはきれいでしたが、やはりリズムが維持できない。
FASTとSLOWを見るたびに速さを微調整しましたが、やはり相手のほうが断然うまかったです。
トリル抜けで-11点差。ここで2桁は厳しいなと思った矢先、相手のミスで3点差まで縮まります。本番の魔物。

こうなるとあとは本当にメンタルとの闘い。我慢比べです。
真のメンタル王、決めようじゃないですか。

終盤まで点差がほぼ変わらない中、ラスト。
常にゴーストの文字色が赤白と切り替わっているのは見えてました。
そんな中の最後の配置。まさかの全ピカ通過。そして逆転。
勝ったのです。魂の2タテ。

さっきも叫んだのにここでも叫びました。叫びっぱなしです。出禁にならなければいいなぁ。

結果は1751(27落ち)の3点差で勝利。オーラスで2タテです。
自分でも最後までよく耐えたなと思います。

余談、FU---さんに自己ベストを聞きましたが、6落ちとのこと。
もしかしてtiger YAMATOさんですか?
実は僕も前作8落ちは出していたのですが、今作は3倍以上です。助けて。

6.総評

初のオフライン出場、個人結果としては7勝3敗と上々でした。やったね。
逆2タテは1度もされず、自選を落としたのも1度だけだったので、ドラ1としての仕事は果たせたのではないでしょうか。☆12一度もやってないけど。

チームとしては決勝で敗れてしまい、惜しくも準優勝となってしまいました。
もちろん悔しさはありますが、やれることはやったと思います。

とにかくTLのCXFさん、チームメイトのSILVERさん、3TOIMOさんと一緒にチームを組めたのは本当に良かったと思います。皆ありがとう。

また、スパーリングに付き合ってくれたひなた、スマニアさん、ちやさんも本当にありがとうございます。皆さんのおかげで一発勝負での自信がつきました。

そして会場やコメントで応援していただいた皆さん、さらには運営の方々や参加者の皆様、そして主催の谷口さん含め皆さんに感謝を伝えたいです。
本当にありがとうございました。

今回をきっかけに「大分にはまだ秘密兵器がいる」ということを知ってもらえたら幸いです。それが僕のやる気にもつながります。

正直今回の大会が最後の表舞台と考えてましたが、めちゃくちゃモチベ出てきました。
もしこういった団体戦の大会があればまた挑戦してみたいと思います。
というか次の谷口杯もエントリーします。たぶん。

大会内の出来事だけでかなり長文となってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました!

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