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Develop One's Faculties 「  」が完成する瞬間 0が繋がる瞬間

"Develop talents innate to each person"
(一人ひとりが生まれ持った才能を伸ばす)

自覚できる才能・できない才能があるけど、できない才能はどうやって伸びるのか



ライブの感想を翌日のテンションで書き上げようと思ったら当日までの話で終わった前回。

忘年会や友人との予定を挟み、このままライブのことを書かずでは救世主も現れない三日坊主の少年Tとなりそうだったので書いていく。

DOFのライブはこれまで名古屋のell.FITS ALLの最後列でおとなしめに観ていた。ノリに全合わせできないなという引け目と、ライブキッズである自分が「聴きたい」ステージであることの両方があった。

柱よりは手前にいる。いつもより前にいてそれはそれはいっぱい動いた。「聴きたい」なんて語っておきながら、この日は目一杯動かないと後悔するだろうなと。
この日唯一悔やむことがあるなら、yuyaが「一番後ろ息できてる?答えてー?」と振られたときにだんまりになっていた後列を振り返ったとき。自分がいつもの定位置にいたら「できてまーーーーーす!!!」と答えたに違いない。

そういえば、DOFを知らない方(そんな方がここを見てくれているかはわからないが優しいフォロワーさんはいるので)は、上のセトリ画像を見て欲しい。フォントからしてクソカッコヨではないですか!?
CDの曲名からまんまのフォントなのだが、追い始めてすぐに「え、美しい…」となったものである。


M1「青と空」(こういう書き方をしたが1曲ごとに振り返るわけではない)
ED感溢れる曲であるが、インストの「巡」と合わせると開幕感もだせる素敵曲。
DOFはメロディから入ったような感覚があるが、自分は詞で入りやすいタイプと自覚している。他の曲を考えるとあまりに綺麗なワードが並び、DOFを綺麗に振り返ろうとするとこの曲のワードが浮かぶ。
M1がこの曲ということもあり、noteの書き出しは必ずこれの歌詞を引用しようと思っていた>前回。

序盤はやはり「アンインテリジブル」だろうか。自分がDOFを追ってみようと思った曲。初めて行ったライブではカウントアップのところ歌じゃないんだと驚いた。車の中で流していると友人も一発で耳に残ったと言っていた。さすがにお手上げ状態。

「ネガティブベイビー」
歌詞に載らない語りの部分でいつも思わされる
「~ こんな人生だったらもう終わらせちまった方がいいんじゃねえかなって思うけど でも今後の人生期待しちゃう自分がここにいるんだよね だから頑張ろう」
ポジティブなので死にたいだなんて考えないけど、時折空虚感を感じることはある。「何に意義を感じて生きているのか」その度にこの語りが聞こえてきて「止まった人生でもないし今後も期待してるからいくらでも頑張れますわ」と。

「3 minutes to you」
浅めの自分が直で聴く機会は少なかったけど、素敵なラブレター。
フォロワーさんの「ruiがギターソロをyuyaに捧げてたのはラブレターのお返し感あって凄く良かった」という感想を見て、後から「ああ、ああ…ああ~!」となった曲。


ノれる曲について語ってないしあまりに雑な振り返りをしてしまったが、やはり終盤前のMC~ラストまでが強烈で…。


Dr.Johannes(ヨハネスは言葉を話しません 意外な曲の練習動画をあげてたりする釣り人)
ゆっくりボイス読み上げからこれでもかという丁寧なお礼が流れ、懸命にジェスチャーするヨハ氏。素敵な挨拶だったが、思い返すと尻字の記憶に上書きされる。 

Ba.Hiromu(いつも客より声が出る子 ただし今回は満員の客に白旗宣言)
陽の関西っ子は挨拶も明るく…いや真面目!
まさに太陽のようなHiromuくんが客を太陽と例えてくれたのなら、これからなるしかない…陽キャというやつに。

Gt.rui(年寄りアピールしがちなお兄さん ↑2人に「君らがそんなに真面目に挨拶するとさぁぁぁ」それはそう)
このバンドを音楽活動の最後にすると立ち上げ時から宣言されてたruiさん。一番色々思うところがある?なんて思っていたけど、ツアーは普段やらない連れ飯をいっぱいしてしまって太ったと明るく話していたので自分も笑顔。
でも、ruiさんの美しい反りが見られなくなるのは多分業界の損失。

Gt./Vo.(Asserter) yuya(Asserter「主張者・宣言者」とカテゴライズするに相応しい恐るべき感性の人。)
一番ヤバかったのはこの人だった。それはそうだ。あれほどの感性の人がバンドの最期として挑むんだもの。完走できるのかと心配になるほど高ぶっていたと思う。
この日、このバンドは「0」になる。なくなるわけじゃなくて、形が変わるだけ。「0」になる瞬間って輪が繋がるときなんだから。いたく納得していたのに「解釈はみんなに任せるけど」って投げられてしまった。「0」はそれで正解なはず。



ラストスパートは何を聴いても「ああ、幸せ…」となっていた。終わった後の感想にフォロワーさんからリプをいただいたときに「すごい多幸感」と返したのだが、自分の感想を一言にすると本当にこれなのだ。
この先で振り返ってどこか寂しい気持ちになるかもしれないが、すぐに良かった記憶が埋めてくれる。自分の心に残った「0」の形はぽっかり空いた穴なんかじゃない。
ありがとう。

この3日間、通勤・移動中はずっとDOFを聴いている。そのうちペースはダウンするだろうけど、思い出すようにまた聴くだろう。


オタクって才能だと友人は語る。趣味がオタク系でも気質がオタクじゃないことがあり、趣味が他のことでも気質がオタクなことがある。友人は前者・自分は後者だった(後に自分もオタクな趣味に浸かるが)。
自分のオタクの才は趣味に伸ばしてもらった?才がこういった趣味にたどり着かせた?卵が先か鶏が先か。
そんな趣味たちに自覚させられたオタク脳は、これからも趣味の喜びに引っ張られて意図せずとも才能を伸ばすだろう。

また長くなってしまった。
お見せできる代物じゃない書き殴り感。
しばらくnoteは書かないだろうなぁ。

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