部活動で講師を呼んだ時の活用法

皆さんはじめまして。

私はフリーランスのトロンボーン奏者と学生の吹奏楽やビッグバンドの指導者として活動している山内と申します。
10年以上部活動の運営や立て直しなどを学校の先生としてではなく専門家として関わってきた経験をもとに部活の顧問の先生や所属している生徒のメンタルの悩みなど日々沸き起こる問題などに対してどう対処したかなどを記事に書いていきたいと思います。
もちろん演奏が上手くなるための練習方法も書いていきます。
指導法や練習方法などは賛否両論だと思います。
あくまで私がやって成果があったもの、逆に上手くいかなかったものも記事にしていこうと思います。

皆さんの学校の部費で各楽器の講師の先生を呼ぶことはありますか?

プロの先生が来てくれるのはとてもワクワクしますよね!
コンクールで上位になる学校では何回も講師の先生が来てくれる場合もありますが、大体は一年で一回、多くて2回くらいが多いのではないでしょうか。
また、すべての楽器の講師が来てくれる学校も少ないと思います。

自分の楽器の先生が今年は来てもらえないとわかったらガッカリしますよね。

レッスンを受ける時どのように受けていますか?

レッスンを受ける段階で完全に受身になっていませんか?
少しだけレッスンで学ぶことを整理するだけでレッスンが何倍も自分の為になります。
私が指導校で書かせているレッスン活用シートを紹介します。

レッスンで教えてもらえることは基本5つに分類できます。

1 先生が実際に吹いている(叩いている、弾いている)音色、アタック、フレーズ。

まずなによりもこれが一番の刺激ですよね。とにかく実際の演奏を間近で肌で感じましょう。言葉よりも音楽を直接聞きましょう。
講師の先生が説明した後楽器を実際吹いてくれている時にメモを取ったりせずとにかく演奏を集中して聞きましょう。
肌で感じた感動が1番皆さんを上手くする火種になります。

2 レッスンで教わったこと

ここからレッスン活用シートの登場です。
まず大枠として今日レッスンで教わったことを箇条書きで書き出しましょう。
実はたくさんのことをレッスンで言われると思いますが箇条書きにするとそのパートに足りてないことをしつこくやっている場合が多くて大体5個くらいの注意点に収まることが多いと思います。
なので自分の中でレッスン後今日のレッスンで教わったことを箇条書きにして必ず書き出しましょう。
それが今1番大切なことになるはずです。

3 レッスンで教わった自分が直すべきこと

次は自分にだけ言われた注意事項を書き出しましょう。
レッスンでは全体に言う場合と個人のクセや個人が足りていないことを直接言ってくれる場合も多いと思います。
あなたが直すべきことをしっかり把握しましょう。

4 レッスンで教えてもらった練習方法

次に注意に対してそれをクリアする為の練習方法も必ずセットで教えてもらえるはずです。
この練習方法は宝物になります。
そしてまずは騙されたと思ってその練習をしっかりやりましょう!
1週間くらいやってどうしても自分に合わない場合は別の練習に切り替えてもいいかなと思います。
が、次の日から結局いつもの練習に戻るようでは講師の先生を呼んだ意味が全くなくなってしまいます。
とにかくまずは疑わずやってみましょう!

5 レッスンで初めて知ったこと

次にレッスンで初めて知ったことを書き出しましょう。
講師の先生は知識も豊富で各楽器の色んなことを教えてくれます。
奏法や楽器の手入れ方法など自分が知らなかったことを数多く一回のレッスンでしれるでしょう。
必ず書き出して自分の知識にしましょう。


以上の点に注目しながらレッスンを受けると頭の中が整理されてレッスンで吸収できる量が飛躍的に伸びるでしょう!

そしてレッスン活用シートを書いてそれを部活のみんなに配りましょう。
そうしたらレッスンを受けてない人も間接的に講師の先生から教われるので一石二鳥です!

是非試してみてください。


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