「お前はどうしたいの?」

おはようございます!ヤンです。

先日、大きな池のある公園を歩いていて、アメンボが日本中の水面を独占していることに気づいて愕然としました。なんであそこの市場、競合がいないんですか?

さて。

ぼくのまわりには、元リクルートの人がたくさんいるのですが、みんながリクルート時代に上司や先輩からよく言われたと口を揃える言葉があります。

それが、「お前はどうしたいの?」です。

ちょうど先日、元リクルートの人と飲んだときに聞いた話が象徴的でした。


その人は、とある案件で大きなミスをしてしまい、お客さんにものすごい損害を与えてしまったそうです。

あまりに大きなミスだったので、どう謝罪と弁償したらいいかを上司に相談に行ったところ、そこで返ってきた言葉が、

「で、お前はどうしたいの?」

だったそうです。



ふつう、世間で良識的とされる行動としては、誰かに迷惑をかけちゃったら、まず謝罪するのが当たり前だし、正解とされてる感じがしますよね。

その上で、どう謝罪するかとか、どう誠意を示すかとか、そういうアレンジの余地があるくらいだと考えがちです。

そういうシチュエーションでも、あくまで自分起点の「お前はどうしたいの?」というセリフ。シビれます。

結果、その人は、大急ぎでお客さんの事業に貢献するようなプランを寝ずに作って提案し、お客さんからの信頼も回復させ、良い形で取引を継続できたそうです。

・・・この、「お前はどうしたいの?」の何が素晴らしいか。

一言でいうと、
「自分次第で世界はいかようにもできる」という前向きな考え方だということです。

もちろん、本当に「自分がこうしたい」と思うだけで世界がその通りになるよ、というような簡単な話では全くありません。でも、自分の運命を自分が握っているという主体的な意識、そういう世界への向き合い方が、前向きで素敵だし、救いだなと思います。

世界には、「変えられること」と「変えられないこと」の両方があります。

例えば、今の自分が置かれている状況に文句を言っても全く意味がありません。すでに与えられている所与の条件である「変えられないこと」にあーだこーだ言うのは人生の無駄遣いだし、そんな人の周りに良い人が集まるはずがありません。

一方で、「自分がどう変えたいのか?」が基本だと、世界の中の「変えられること」にフォーカスし、自分が望むようにいわば世界を作っていく作業になります。

あんまり詳しくはないですけど、仏教の世界には『唯識』という概念があり、僕の理解では、
「世界中の一人一人、みんな異なる世界を持っているよね」=「僕らはみんな、Center of the Universeだよね」
ってことで、
「世界の認識こそが世界そのもの」であり、裏を返せば、世界に存在する「変えられないもの」ですら、自分の認識次第でいかようにもなる、ということですらあります。

小難しい思想とか抜きで、そんな前向きで主体的な思想が社内にガッツリインストールされてるリクルートって、やっぱすごい会社だなーと思うわけです。(入社したことないし、詳しくは知らないですけど。)

ぼくらのCHIMNEY TOWNという会社も、みんながそういう思考で動ける集団でありたいなって思います。

こういう社風ってどうやったら作れるんでしょうね?色々模索していきたいっす!

それでは、今日も素敵な1日を〜!

ちなみに

来週9月23日(土)の夜は、バレエ「えんとつ町のプペル」を観に行きますっ!クリエイティブがマジすごそうなんで、楽しみ。
みなさんも、一緒に行きましょー!


おしらせ

ランチの時間を有効活用しようと思って、実験的にこんなこと↓を始めてみました。興味ある人はぜひ!



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