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【導入事例:卸】クオリティを落とさずに業務効率化を実現!「24時間体制の廃止」と「完全週休2日制」にできたワケ

こんにちは!タノム・PRチームです。
当社では、「卸業者の仕事をシンプルに」をコンセプトに開発したB2B SaaS「TANOMU(タノム)」を提供しています。

私たちのチームでは、売り手(業務用食材を販売する卸業者さん)を対象として、「現場目線で使いやすい受発注システム」をコンセプトに開発に取り組んでいます。

私たちのプロダクト思想についてはこちらの記事をご参照ください。

今回の記事では、「TANOMUの使いやすさ」に共感いただいた株式会社中華・高橋(以下、中華高橋)さんに、当時の状況をじっくりと対談形式でインタビューさせていただきました!

🙌TANOMUを導入してよかったこと🙌
 😆受注をシステムに移行し、営業センターの24時間制を廃止、
  完全週休2日制を実現
 😆留守電での注文受付を廃止、人力で注文を書き起こす手間を削減
 😆TANOMUを通じて商品をアピールすることで、
  2年間全く売れなかった商品が売れた

中華高橋さんは65年の歴史があり三代続く、中華に特化した専門総合会社です。ふかひれ生産・販売は日本国内シェアNo.1を誇り、首都圏を中心に一都三県2000社以上へ中華食材・食品を提供する中華食材問屋を展開するほかに、レストランや小売事業で店舗展開も行なっています。

※以下、敬称略

中華食材のリーディングカンパニーとして、デジタル化を進める意義

ーー中華高橋さんはTANOMUの導入以前から、積極的にデジタル化に取り組んでいると伺っています。

遠藤:そうですね、生産管理システムを新たに導入したり、顧客への配送状況をGPSで管理できる配送管理システムのほか、RPAツールも導入しています。とにかく古い慣習に囚われない、新しいことにチャレンジしていく姿勢を大事にしています。

川野:業界内でもここまでシステム化を取り入れている企業はとても珍しいと思います。初めて営業に伺った際も、既に受発注システムを複数検討された後でご期待に添えられるか本当に緊張しました(笑)そうしたITツールやテック系の情報をどのように収集していますか?

遠藤:日々勉強ですね。当社の顧問やお付き合いしている方々に伺ったり、自分でもwebで新しい情報を取り入れて気になるものがあれば話を聞きに行ったりと...。大変ですが、これまでのやり方にこだわらず、いい意味で業界の常識を壊していくようにしています。

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ーー全社として、デジタル化の機運はもともと高かったということですね。

遠藤:そうですね。背景として、当社代表である高橋の「自分たちがなんのプロであるべきか」という考え方が根付いています。私たちが「プロ」として自信を持って取り組むべきは、もちろんよりよい「中華食材」をお客様にどう届けるか。しかしシステムの部分は自分たち以上に詳しい人たちがいる。自分たちがプロとしての仕事に集中するために、他の部分はアウトソースすべきというものです。

川野:そのお話を伺った時に衝撃を受けたのを覚えています。その考え方がとても斬新で、自分たちが目指すべき姿でもあると感じました。ほとんどの卸業者さんは以前からの慣習で「受注は自分たちの仕事」と認識しているんですよね。そのため切り離しづらく、システム化の浸透がしにくくなっている。

遠藤:卸の世界はかかわる人間の頭数が多いぶん変革が難しく、現場主義なので業務効率化だけでは浸透しにくい。今後は「単なる業務効率化」と捉えるのではなく「効率化した先に、何を為すべきか」まで考える必要があります。自分たちの場合は中華のプロなのでそこに力を入れたい、かつ「人」でしかできないところに集中したい、そのための選択肢としてデジタル化を捉えています。

決め手は現場目線。「誰でも、簡単に使える」受発注システム

ーーTANOMU導入以前にも受発注システムを検討されていたとのことですが、導入に至らなかった背景はなんですか?

遠藤:デジタル化を進める中で最初は大手のサービスをトライアルで使っていたんですが、大きな課題が一つありました。それは当社のお客様である飲食店にとって「ユーザーフレンドリーであるか」という点です。中華の料理人はITに詳しくない人がまだ多く、足を運んで説明しても結局FAXの注文に戻ってしまうケースが頻発したんですよね。

川野:自社だけでなく実際に注文していただくお客様の「使いやすさ」を軸に、受発注システムの乗り換えを検討し始めたんですね?

遠藤:そうです。でも最初はTANOMU以外を比較検討していました。しかし、どれも当初の課題である「お客様が使いやすいか」という点は解消しきれていなかったんです。

ーーその後にTANOMUのお話を聞いてどのような印象を持ちましたか?

遠藤:率直に、ユーザーフレンドリーという観点でダントツに素晴らしいと感じました。川野さんからお話を受けた時に「卸の現場に密着して機能開発をしている」と聞いて、最初はTANOMUの会社規模も小さく疑心暗鬼だったんですが(笑)、実際TANOMUを見てみると、細かなところまで現場目線が行き届いていて「ああ、こういうことね!」と納得しました。

飲食店側の発注画面も、通販サイトのような仕様で直感的でサクサク動いて気持ちが良いです。商品の検索性も高く、迷わずに発注したい商品を選ぶことができます。

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当社の卸先には中国の方も多くて、必然的に言語の壁が生まれます。社内にも中国語が話せるスタッフはいますが、インストールするコストが膨大になる懸念がありました。その点TANOMUは「外国人でも問題なく扱えるツール」と直感的に思えたんですよね。

川野:とにかく現場に寄り添って「使いやすさ」にこだわっているので、そう感じていただけたことは本当に嬉しいです。

遠藤:お話を聞いていくうちに、逆にスタートアップならではの小回りの利きを感じたし、現場にかける想いもしっかりと伝わりました。まだ導入を決める以前にもかかわらず、私たちの要望を機能実装してくださったスピードには驚きましたね。

川野:最初に営業に伺った際にいただいたご要望ですよね。当社としてもユーザーフレンドリーで悩んでいるのであれば「TANOMUの腕の見せ所」といった気持ちで臨んでいました。二週間程で開発して持って行ったら遠藤さんに「早いね!」と驚かれて、そこから打ち解けることができた気がします。

遠藤:決め手としては、現場からの声も大きな要因です。川野さんにご足労いただき、社内の会議室で現場スタッフに向けた説明会を実施していただきました。

当社のスタッフはITツールに疎い者もいますが、当日お話を聞いて全員が使えるイメージが湧いたこと、さらにはより効率化できるビジョンが鮮明に見えたことが大きかったです。

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川野:あの時の現場皆さんの熱量や、統制の取れた良いチームの雰囲気に驚きました。TANOMUに関する質問も熱心にいただいて、本当に感謝の気持ちしかないです。

TANOMUの導入によって実現した「24時間体制の廃止」と「完全週休2日制」の導入

ーーTANOMUを導入されたことで社内でどのような変化がありましたか?

遠藤:クオリティを落とすことなく労働環境の改善に繋げることができました!もともと働き方改革などの社会情勢の変化に伴い、物流部門の改革が社内で課題となっていました。それが受発注のファンクションをTANOMUに置き換えることで、一気に加速しました。

川野:営業当初から伺っていた課題だったので、TANOMUによりスムーズに移行できたと聞いた時はとても安心しました。お客様への対応品質を落とさずに移行できた点は、多忙な卸業界にとって良い成功事例となりますね。

遠藤:ほとんどの卸業者は受注管理と配送作業に追われています。当社も以前はその状態で、24時間倉庫営業を行い、常駐するスタッフが深夜作業で注文を書き起こし、朝に出庫する流れでした。
それがTANOMU導入後は、朝の5時まで注文をweb受付することで従業員の勤務時間を短縮、深夜受付をなくしたにもかかわらず積み込み出荷の時間はほとんど変わっていません。

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遠藤:時間の短縮以外にも、メリットはありました。中国人のお客様が、電話では聞き取りづらい発音や中国語で発注依頼をされるという課題が以前からあったのですが、TANOMUの導入で注文ミスが大きく減ったのはとても助かりました。

ーーTANOMUを入れて少しの期間で「従業員の労働環境」を改善できたということですね。

遠藤:その通りです。他にも、間接的になりますが週休2日を新たに導入することができたおかげで人材採用面にも良い影響が出ました。どうしても卸業界は受発注や物流のタイミングに囚われがちです。そのため企業としても定期的な休日を取り入れにくく、人を採用しようにも条件面から人が集まらない。

川野:人材の採用面では多くの卸業者さんが苦戦を強いられていますよね。業界としての古い慣習もあってデジタル化が進まず、労働環境が改善されない。まさに悪循環です。

遠藤:社会が働き方改革を打ち出し、世の働くイメージが変化しつつある今でも、卸業界は出遅れてしまっていると感じます。それが業界全体に響く課題でありつつも、今回多くの改善によって採用がしやすい社内体制が整えられました。これは当社としても一歩前進ですし、業界としても一種のモデルケースになると思います。

売り手・買い手ではなくパートナーとしてデジタル化に向き合う


ーーデジタル化を進める中華高橋さんの目線から見て、今後の卸業界はどのように変わっていくと思いますか?

遠藤:そうですね、レガシーな業界ですがテクノロジーを活用した新しい取り組みは徐々に広がりつつあります。しかし、働き方改革やコロナなどにより、その以上のスピードで社会情勢の変化も起きているというのが実態です。今後は単なるデジタル化ではなく、人が注力すること、システムが補うことを明確化する必要があるかなと。

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川野:その考え方にとても共感します。TANOMUもデジタルと人力との共存関係を意識していて、「システムがあれば何でも任せられる」ではなく、業務の中に上手く絡めていくスタンスを大切にしています。
なのでTANOMUは使いやすさに徹底的にこだわった現場の負荷を軽減するサービスなんです。人がいなければ成り立ちません。

遠藤:TANOMUを使った面白い一例があるんですが、今まで二年間ものあいだ全く売れなかった商品をTANOMUのシステムに入れてみると、他の商品と同様にすぐに売れたということがありました。「もう営業いらないかも...?」という言葉が社内から出ていたくらいです(笑)

川野:それは凄いですね!

遠藤:「売れなかった商品が売れた喜び」以上に「営業マンが自身が行うべきコア業務に集中することができる」と感じた、非常に希望の持てる話です。TANOMUのようなツールを使うことで、直接の接触機会は減らしつつも営業機会を増やしていくことが今後の卸業界でも大事になってくると思います。

川野:TANOMUでも営業機能のデジタル化を進めていて、一例として販促をサポートするカタログ機能の作成などの開発に着手しています。こちらも、従来通り現場のご意見を伺いながら一緒にやっていきたいと思います。

遠藤:良いですね!販促強化の機能は今後のデジタル化戦略でも気になっていた点です。卸の自分が「欲しい!」と思う機能が揃っているのは、TANOMUのとことん現場に向き合うスタンスの賜物だと思います。

単なる売り手・買い手の関係性ではなく良きパートナーとして、お互いの強みを補填しながら今後もガッチリ組んでいきたいと思います。

ーーお二人とも、ありがとうございました!

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いかがでしたか?これからも売り手に寄り添ったプロダクトとして、実際のお客様の声を定期的に発信していきたいと思いますので、ご期待ください。

株式会社 中華・高橋


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