ぼくらも科学

北海道での高校教員(物理)&東京での中学理科教員。 キャリアコンサルタント&色彩検定の…

ぼくらも科学

北海道での高校教員(物理)&東京での中学理科教員。 キャリアコンサルタント&色彩検定の資格取得済。現在は中学理科の授業実践をnoteに随時まとめています。質問等はコメント等でご連絡ください。 問い合わせ:https://forms.gle/ork74ACnWbSWbhTy7

マガジン

  • ぼくらも科学

    現在公立中学で理科を教え始めたボク自身の記録です。先日、note教育ディレクターの方から「授業の様子をnoteに記録していったらどうか」というお話をいただき、記録を取るようになりました。いうわけで、試行錯誤の記録ですから文章も支離滅裂な部分もあるでしょうし、まだまだ未完成の記事も多いのですが、このnoteを参考に授業しようとすると、一度公開しないと授業で使いづらいということもあって、完成されていない記事もとにかく公開することにしています。

最近の記事

  • 固定された記事

note『ぼくらも科学』について

●note『ぼくらも科学』  このnoteは、現在公立中学で理科を教え始めたボク自身の記録です。3月までの合計7年間、公立高校で物理を中心に教えていたボクが、採用試験の受け直し&転勤で言い渡されたのは「中学校勤務」でした。まったく想像していなかったボクは、とてもショックを受けました。高校での教材研究が無駄になってしまったように思えたからです。  アドバイスしたがりの人は、この話を聞いて「高校の経験は中学校勤務でも絶対に生きるよ!無駄じゃないよ!」ときっと言うと思います。確か

    • 3-15 エネルギー資源とその利用(中3)

      • 3-14 多様なエネルギーとその移り変わり(中3)

        • 3-5 水中の物体にはたらく力(中3)

          中3の物理分野のスタートは「浮力」からスタートする。けれども、若干おもしろみが欠ける単元(ボクの技量では特に)なので、仮説実験授業の授業書《力と運動》第一部「力と加速度」(動力学)からスタートさせている。時代でいえば16世紀、ガリレオが登場するような話。そこから浮力(静力学-アルキメデスB.C.200前後-)の話に映るので一気にタイムスリップすることを強調しつつスタート。 問題1-1は浮力というフレーズを聞いたことがあるのか、ア(短くなる)を予想する中学生が多数派。一方で問

        • 固定された記事

        note『ぼくらも科学』について

        マガジン

        • ぼくらも科学
          5本

        記事

          3-12-位置エネルギーと運動エネルギー(中3)

          「エネルギー」という言葉は中3になる前もたくさん出会っている。今回は定義から早々と伝える。 エネルギーの単位は?と聞くと、だいたい「ジュール」か「ワット」と答えが戻ってくる。仕事とエネルギーは計算上、同列に扱って良いことを説明。 〇〇エネルギーで聞いたことがあるフレーズを聞くと、いくつか登場する。黒板に書きだしつつ、今回は計算のしやすい「位置エネルギー」と「運動エネルギー」について扱うことを説明。 位置エネルギーを感じてもらうために、「液晶保護フィルター」(100円気シ

          3-12-位置エネルギーと運動エネルギー(中3)

          3-11-滑車を味わう(中3)

          前回は仕事の原理を勉強し、動滑車を使うと(持ち上げる長さを2倍にすると)力が半分になることを学んだ。今日はその体験として、「ホイストロープ(動滑車が3連つながっているもの)」を使って人を持ち上げる体験。 Amazonでブランコとホイストロープを購入し、人を持ち上げてみる。20kgまで測れるばねばかりを使って引っ張ると、おおよその力が分かる。本来であれば1/6の力(60kgの男子だったら10kg)になって欲しいのだけれど、摩擦や向き等もあるのか、そううまくはいかない。おおよそ

          3-11-滑車を味わう(中3)

          3-10-滑車と仕事の原理(中3)

          今日の授業は「仕事」の授業の続きだよ…と、前回の授業をかるく復習して、「道具を使うということ」について考える。その中でも滑車をテーマに扱うことをお知らせ。 ●滑車が登場するワンシーン「ジブリ作品で滑車が出てくる作品は…?」と相変わらず似たような問いかけをすると、「トトロ!」とか「紅の豚!」とかいろいろ出てくる。確かに出てくるかもしれない(笑)。相変わらずラピュタの冒頭シーンを紹介。 数分見た後に、下記の問題1を予想してもらう。 ●問題1 滑車を使うとき、使わないとき予想

          3-10-滑車と仕事の原理(中3)

          3-9-仕事と仕事率(中3)

          自然の変化,運動について様々な研究が昔からされていたが,運動の中でもっとも単純で基本的なものをとりあげると「位置の変化=(狭い意味での)運動」があげられる。今回はそのような研究として「仕事と仕事率」についての話。対面授業とオンライン授業を同時に行っているため、一斉講義の雰囲気が強くなってしまった。 ●仕事の話問いかけてみると、ポツポツと意見がでるものの,あれもこれもというカンジではない。イメージがわかないのかも。持ち時数や分掌の話を少し紹介する。その後、科学業界の仕事の定義

          3-9-仕事と仕事率(中3)

          第4回「たのしい教師生活」へ入門! in帯広

          2020年3月21日(土)に第4回『たのしい教師生活』へ入門!を開催します。 いつもは主催者の高野があれこれ話をするのですが,今回は帯広の中学校で理科を教えている阿部さんをお招きして, 「仮説実験授業《力と運動》第3部・4部」 の体験授業をしてもらうことにしました。 あまった時間は,「参加者との交流・悩み相談・実践発表」等にしたいと思います。お気軽にご参加ください。

          第4回「たのしい教師生活」へ入門! in帯広

          【第3回報告】『たのしい教師生活』へ入門! -授業実践・教育現場の悩み 語り場-

          帯広の「緑西コミュニティセンター」で第3回の「『たのしい教師生活』へ入門!」を開催させていただきました。 小学校の先生4名,高校の先生が1名の合計5名でした。チラシをみて,はじめて来て下さった方もいました。教師1年目の先生でした。 テーマは「科学を身近に -吹き矢で考える社会と人間を動かす力学-」でした。(吹き矢の教育関連で2冊本も発売されています) 「力学なんてツマラナそう…」とボクも思っていましたが,吹き矢や車,貨車を押す実験等から,たのしく動力学を自分自身のものに

          【第3回報告】『たのしい教師生活』へ入門! -授業実践・教育現場の悩み 語り場-

          【第2回報告】『たのしい教師生活』へ入門! -授業実践・教育現場の悩み 語り場-

          帯広の「森の里コミュニティセンター」で第2回の「『たのしい教師生活』へ入門!」を開催させていただきました。 小学校の先生5名,帯広畜産大学の教授,学生が各1名,高校の先生が1名の合計7名でした。 テーマは「専門外をどう教える?」でした。 地学とか宇宙なんて専門外のボク(高野)が宇宙がウリの町,大樹町の高校に勤務しはじめた際に実践したこと(小学校や他の先生でもマネできそうなこと)の報告でした。 イメージ豊かに宇宙観を持ってもらうために,模型をたくさん使いました。 (下

          【第2回報告】『たのしい教師生活』へ入門! -授業実践・教育現場の悩み 語り場-

          【第1回報告】『たのしい教師生活』へ入門! -授業実践・教育現場の悩み 語り場-

          帯広の「緑西コミュニティセンター」で第1回の『たのしい教師生活』へ入門! を開催させていただきました。 小学校の先生4名,高校の先生1名の総勢5名でした。 主催者(高野)が高校教師をデビューした頃の話を中心に,著書『たのしく教師デビュー』の中身も踏まえながら,若い先生がキラクに自分自身がたのしく!教師生活を送るにはどうしたらいいか(子どもたちがどうしたら授業をたのしんでくれるのか)を考える第1回でした。 これが著書です! 当日の資料はこちら

          【第1回報告】『たのしい教師生活』へ入門! -授業実践・教育現場の悩み 語り場-