見出し画像

とある場末雀荘で麻雀BARの話をするとひどい目に遭うという話

こんばんは。
場末フリー雀荘の田ノ倉です。


ぼくは若い頃最初に通い始めた雀荘が場末フリー雀荘だったということがあり、
けっこうなレベルまでのマナ悪・煽り・ラフプレーに対して許容できると思っています。

なのでいちいち「○○さんはマナーが悪いから嫌いだ」とか「✕✕くんは煽りがきついから同卓したくない」とかいうのはほとんどありません。


そんな僕にとって数少ない「こいつ嫌いだ」を公言しているのがMMさんです。別に同卓は拒否しませんが、とにかく嫌いです。

僕のことを知っている人ならMMというだけで誰かわかるくらい、
本人にもまわりにも公言しています。


MMさんは当時でいうギャルサー?みたいなやつの幹部的ポジションをやっていて、
その後キャバクラやガールズバーを経由し、とある雀荘のメンバーをやったり辞めたりを繰り返している年齢不詳で永遠のギャル。

彼女は私生活や接客などほとんどの面でめちゃくちゃでどうしようもないのに、
麻雀の内容に関してのみ異様に意識高い系で、
しかもそれを押し付けてくるタイプの人なのです。



以前、ぼくが5巡目くらいでダマ24000の両面を張っていて、
8巡目くらいに子方からリーチが入りました。

そのリーチ者の捨て牌にぼくの当たり牌があり、
数牌自体があまり捨て牌になかったのでオリた人からはすぐ出そう、
ちょうどツモってきたのもアンパイだったためそっとツモ切ると
「ちょっと!なんでリーチしないの!?」
とカウンターの中から見ていたメンバーのMMさんが大声をあげてきました。

「そんな手リーチに決まってんじゃん!」
「ダマにしてて、オリんの?どうせオリないんでしょ?」
「そんな手でずっとダマにしてるから自由に打たれてリーチまでされちゃったわけじゃん、ホントぬるいよね」
とまくし立ててきます。


客がダマテン張ってんのをバラしちゃうメンバーという時点で相当やばいですが、
それだけなら
「バレちゃしょうがない・・・くらえ!」
とか言いながら追っかけリーチを打つくらいで終わるんですが、
さすがにあそこまでガチトーンで詰められちゃうと、
場末のオジサマたちでさえちょっと白けちゃうんですよね。

言い返すにしても、
「いや現張りだから追っかけは無いっしょ」
とか言うわけにもいかないし。


結果、微妙な雰囲気の中しぶしぶリーチを打ち、
ニ巡後くらいに子方がツモってマンガンの親被りで終了。

さすがに同卓者に
「・・・・どんな手だったの?」
と言われ手牌を公開すると
「さすがにダマでいいでしょ」
という話になり、
それを聞いていたMMさんは
「は?こんな手すぐリーチして相手の手止めないと話になんないでしょ。マジこの人たちセンスないわ」
と悪態をつく傍若無人ぶり。


こんなふうに、圧倒的悪手とは思えない打牌や、
そもそも悪手かどうか判断がつかないレベルの打牌にも独自の価値観で文句をつけ、
TPOわきまえず好き勝手にギャーギャー押し付けてくるから嫌いなのです。

その押し付け方も、ガチトーンかつ高圧的すぎて、
場末のオジサマたちがネタとして昇華できないレベルだからやっかいなのです。

こういったことの積み重ねと、今度どこかで書くかもしれない
「切れない中ぶくれ3p単騎直撃事件」
により、「田ノ倉はほんとうにMMさんのことが嫌いだ」ということが周知されていくことになります。



さて本題に入りますが、
そのMMさんが客打ちとして卓に入っていたとき。

定期的に色々なところを旅しながら雀荘を巡っている常連の旅人(たびんちゅ)がいるのですが、
旅人が名古屋だかそのあたりで旅打ちして帰ってきてそのままこの雀荘に寄ったところでした。

それにしても、場末雀荘って40代くらいなのに毎日朝から晩まで麻雀ばっかしてる人がひとりはいますが、
あれって仕事とかどーしてるんですかね?
聞くとだいたい共通して「太陽光発電が・・・・」とか言ってくるんですけど、マジなんでしょうか?
オッサンになったらその秘密はきっとわかるもんだと思ってましたが、
未だにわかりません。


ぼく、旅人、MMさん、メンバー
というメンツで打ちながら、
旅人の土産話を聞いていると、
メンバーから
「そういや、結局麻雀BARって行ったんすか?」
との質問が。

すると旅人は意気揚々と
「あ~、行った行った。あれ結局キャバクラとかガールズバーと変わんねーよ。キャバ嬢が麻雀プロに変わったってだけ。
つーかプロじゃない女の子とか普通にいるしな。
別に麻雀打てるってわけでもないし、普通に麻雀プロから『ドリンク頂いていいですか?』とかって聞かれんのよ。そのへんのガールズバーと変わんねーじゃん、っていう」
と答える。

「へ~、麻雀できないんすね、じゃあ何が麻雀なんすか?」
とメンバーがきくと
「なんか店にあるモニターでずっと麻雀の対局が流れてんの。あと、店のキャストで女流プロがいるとか、たまにゲストで人気女流プロが来るとか、そんなもんでしょ」
と旅人。

ぼくは麻雀BARには行ったこともないし知識もないので黙っていたのですが、
そこで黙ってられないのがMMさんでした。

「キャバクラとかガールズバーと一緒、じゃねーじゃん。
あんたらみたいに麻雀しかやってないようなオッサンが、若い子、っつーかそもそも女の子と喋る話題なんてあんの?どうせ無いっしょ?
麻雀BARってことにしとけばあんたみたいなオッサンでも最悪麻雀の話題があるわけじゃん。むしろありがたく思えよ、って感じ。ロン、3900の1枚」


やべー。
この人、打牌批判の内容はいつもやばいけど、
これもなかなかやべー。

旅人の言い方もけっこう麻雀BARをバカにした感じだったけど、
さすがにこれは過剰防衛すぎる。過剰防衛??
というかMMさんは一体どのポジションから物申しているのか?


旅人が苦し紛れに
「いや接客とかそっちの方に焦点あてるなら、それじゃもう本当ただのキャバ嬢と一緒じゃない?一応麻雀プロでしょ?」
と反撃。

すると
「え、麻雀プロは水商売やっちゃダメってこと?本業麻雀プロで副業麻雀BARのキャストって別に良くない?
昼職やってるキャバ嬢もたくさんいるけど?
ポン
それに人気商売なんだからアイドルのチェキ会とかと変わんないでしょ?
金取られてちょこっとしか喋れなくて写真だけとって終わりになっちゃうチェキ会とかより全然マシじゃない?
ツモ、3000-6000の3枚」
と倍返し。

さらに追い打ち。
「え、そもそも麻雀BARのなにが気に入らないの?麻雀プロなんだから麻雀だけ打ってろってこと?
それだけじゃ稼げないってことくらいわかるじゃん?アイドル活動だけで食べれない子たちがアイドルの肩書使ってガルバで稼ぐとか普通にあるんだけど。本業の肩書武器にして水商売で稼ぐなんて全然普通でしょ。
普通のキャバとかガルバとかと全然一緒じゃねーよ。実際アンタみたいのが行ってるわけじゃん。
普通のキャバクラだったら喋ることすら思いつかなくてロクに相手にされないような人が何杯かドリンクいれるだけでちゃんと接客してもらえたんだからむしろありがたく思えよ。何偉そうに文句言ってんだよ」


そこへ立ち番をしていた女性メンバーも入ってきて

「私も推しが入ってる日はけっこう麻雀BAR行ってますけどね・・・
ゆっくりお話できてほんと至福なのに、あんまり悪く言われるのイヤです」

とか言ってる。

MMさんがいると同性を巻き込んでこういう構図になぜかなりやすいのです。
対立構造を無駄に発生させて争いを生むのです。だから嫌い。


メンバーからのフリもあり、
軽い世間話、ほんの軽口のつもりで放った言葉がここまで炎上するとは旅人もほんとうにツイてない。
同卓者をよく見て発言すべきでした。
MMはヤバいっていつも言ってるのに油断したからコレですよ。


というか現状、実は麻雀BARについての発言はけっこう気をつけなければいけないのかも?

個人的には麻雀BARについては行ったこともなければ詳しい状況を知らないので特に賛否もクソもないのですが、
SNSなどを除くと色々意見があり、意外とセンシティブな話題になっている感じがします。


むかし、ビジネスの場では野球と政治の話はNGとされていましたが、
今後、少なくとも件の雀荘では麻雀BARの賛否についての話はNG、
みたいな風潮になるかもしれません。

その場にいなくてもどこかからMMさんが話を聞きつけて次会ったときにガン詰されるかもしれませんから。

メンバーが急病などで欠員出たときに穴埋めしてくれるとかいうことで傍若無人な振る舞いが許容されているMMさんですが、
さすがにやりすぎ、言い過ぎだと思います。

いい加減そろそろ出禁になんねーかな。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?