オシャレへの憧れ

 今回は昔話を聞くお相手をしてください。思うままに書き過ぎていますが、ご勘弁を。

 オシャレはしてみたいけれど、どうしていいのかわからない。そもそもオシャレなものを買いに行きたいけれど、買い物に行くための服がない。漫画『服を着るならこんなふうに』(縞野やえ/MB)の1巻で主人公の佐藤 祐介がしゃべるセリフ。自分もオシャレには縁遠いので今少しずつ学んでいます。メルマガの定期購読をしているMBさんも言っていますが、ファッション分野はオシャレな人がオシャレな人に向けて発信しているため、非オシャレな人にはわかんないことが沢山ありるそうで。オシャレな人と非オシャレな人では、非オシャレな人の方が圧倒的に多いため市場が広いそうです。

 田舎に住んでいたこともあり、洋服やバッグ、家具などのブランドやメーカって知っているものが少な過ぎて、意図せず始まった東京での社会人生活では、目を輝かせてお店を見て回って。たまに行くデートや、女性の友達と出かけたりすると、自分の知らないお店に行くことが多くてワクワクしてました。ダサい格好で恥ずかしげもなく回っていたものですが、楽しさが先行しすぎてできた奇行でしょう(苦笑。
 全然わかんないなりに『いいな』と思ったものを買ってみて、納得したりしなかったり。オシャレって難しいなって事でどんどんと無地に進んでいきました。流行がそちらに向いてくれたお陰で、現在の私はさほど浮いた格好はしていないのではないかと思っています。合わせる感じ、サイズ感や丈感も含めて最近は店員さんに相談して決めています。

 長年愛用しているユニクロですが、新宿南口に店舗ができた2001年頃はまだデザインは微妙な感じがありました。でもカラーバリエーションが多くてサイズ(丈感)が自分に合っていたので、当時から愛用していました。まだユニクロがダサいと思われていた頃でしたから、百貨店の店員さんたちには笑われていたんだろうと思います。私がユニクロを好きになったもう一つの理由は糸井重里さんと柳井正さんの対談。『個人的なユニクロ主義』は書籍になってすぐ購入しました。それから随分と時間が経って、ユニクロのイメージは好転してきました。今では全身ユニクロが珍しくありません。

 結局今でもオシャレはわかりませんが、オシャレに対する憧れは小さいながら今もあります。私の記憶は20年前なので今は違うかも知れませんが、当時センスがないなりに感じたのは場所によって雰囲気というか格好が違うこと。恵比寿や渋谷、原宿や新宿など山手で一駅違うだけで、オシャレの質が変わるの事が面白かった。東京へは年に一度くらい出かけることがありますが、車移動で街を歩く事はずいぶんと減りました。でもたまに乗る電車や街ゆく人の格好を見るのは今でも好きです。

 凄くフワフワしたオシャレへの憧れ感だけは伝えられる文ができたと思います。

 今回も私の話に付き合ってくれてありがとうございます。
 それではまた。

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