見出し画像

たのっち、家を買う。

noteでお読みいただいている皆様、はじめまして。ブログを書いたり記事を編集したりして日々を過ごしております、田野と申します。

2018年12月20日に決済が無事完了いたしまして、家を買うことができました。

…といっても自分が住むマイホームではなく、「大家さんはじめました」という話なんですが、片足を突っ込んでみただけで不動産業界の魑魅魍魎ぶりに面食らいまして、これはしっかり書いて残しておきたいと思い、今回筆を執らせていただきました。

かぼちゃの馬車問題もスルガもTATERUも氷山の一角だろうなと思う闇の深さで不動産業界超面白い。まずはどうして不動産投資なのか、というお話から始めてまいりましょう。

東京オリンピックのあとに買う予定だった不動産

ここ数年の目標として、2021年までに1億円のキャッシュを作って、資産ポートフォリオを不動産投資にシフトしたい、というのがありました。

ですが2017年末の段階で3000万円ちょいしか貯まっておらず、あと3年で3倍はなかなか厳しいなと思っていたんですね。

そんな矢先に、不動産関係の番組をお手伝いすることになりまして、その資料用に書籍を片っ端から読み始めたのです。

上場企業の社員には銀行がお金を貸してくれる

不動産関係の書籍を読んでいると、銀行というのは人を「属性」で分類し、そのランクに合わせて貸してくれる金額も金利も変わってくるというのです。世の中に「平等」などというものはないのですね。

私の勤めている会社もそういえば数年前に上場しており、ベンチャー企業に転職したつもりが、いつの間にか一部上場企業の会社員になっていました。正直、そんな自覚はまったくなく、本を読んでて「あっ!うち上場企業じゃん!」って膝を叩いたほど。

銀行のアパートローンは年収700万円が一つの基準になっており、幸いにも副業収入を足し上げていけば4桁まで届いたので「一部上場企業かつ年収700万円」という不動産ローンが借りられる属性をクリアしていたのです。

番組をご一緒した不動産会社の方々からも、「世の中借りたくても借りられない人が沢山いるので、その属性を使わないのはもったいないですよ」と言われ、その気になって本気で買おうかなと思い出したのが2018年の1月頃。

とはいえ、1億円や2億円の借金を背負うって、普通の感覚では怖い。しかも不動産って金融商品の中でも先物の次くらいに胡散臭いじゃないですか。パンチパーマに金のネックレスの怖い人が地上げして、ハンコ押したら一生終わりみたいなイメージありますよね。

元上司が不動産プロデューサーになっていた

そんな私が「よし、やってみよう」と思ったのには偶然の出会いがありました。

なんと、元上司が脱サラして不動産プロデューサーになり、何冊も本を出しているではありませんか。

ディレクターにはプロデューサータイプと演出家タイプがいるのですが、元上司のアユカワさんは超演出家タイプ。夜の番組のADに付いている頃はそりゃあもう怖くて、曲を流した瞬間に次のゾーンが何分取れるかを計算していないと、「遅い!」って罵声が飛んでくる。めちゃくちゃ鍛えていただいた足を向けて寝られない先輩のお一人なのですが、正直、お金の話をしてるところを見たことがありません。

そんなアユカワさんが不動産プロデューサー!? 面食らうと共に、本を読んで納得するところがたくさんありました。アユカワさんは日本人なら誰もが知っているエンタメ企業の社員で、お給料もそりゃあいい。銀行はお金を貸す「属性」の人だよなって。

年間300本ものセミナーをやっているということで、勉強にも行かせていただきました。普通だったら「不動産プロデューサーのセミナー」なんて怪しさ120%で絶対行かないですよ。だけどよくよく知った上司で、なんなら奥様ともお仕事させていただいたこともあるくらいですから、安心感があったんですね。

そんなこんなで番組の収録も進み、不動産サイトの「楽待」や「健美家」を見るのが日課になっていきました。

気になる案件に資料請求をし、不動産屋さんに会いに行き、ろくでもない業者ややべえ物件などに出会ったり出会わなかったりして、丸一年かかって2018年12月に大家さんになれたわけです。

2018年に1軒目を買った理由

もともと、2021年に買おうと思っていた不動産。不動産価格も上がりに上がっている今、なぜに不動産を買ったのか。その理由は2つあって、不況の買い場が来る前に、経験を積んでおきたいというのが一つ。もう一つは、スルガ銀行問題で金融機関の融資が閉じ始め、未経験のまま2021年にお金が借りられるか不安だった、というのがあります。

ですがまだ大きい勝負をする地合いではない。ということで一軒目に買ったのは、3200万円で4部屋と小ぶりなアパート。築13年の軽量鉄骨造で、大規模修繕済み。表面利回り8.7%の神奈川県磯子区です。

今まで見てきたアパートの中でもダントツに綺麗な築浅。満室の築13年ということで、40年−13年、オリックス銀行で金利2.5%の27年ローンで購入しました。

月々の返済は14万円弱なので、万が一何かあっても返し続けられる額ですし、土地の価値はゼロになりませんので、リスクは低いと判断。

4部屋しかないので、コストさっぴくと年に50万円くらいしか利益は出ませんが、建物の減価償却でかなりの節税になることは確実です。

満室で購入したので部屋の修繕も入居者募集もこれからですが、大家日記として綴っていけたらなと思っております。

リアルな話はこっそり書きます

大家日記をブログではなくnoteで書くこと選んだ理由は、実際に会った悪徳業者の話や、リアルな金融資産状況の話はブログじゃ書きづらいですよね。不動産業界の人ってすげえカジュアルに違法行為するんですよw

グレーなネタの宝庫すぎて、こっそりnoteで書くことにしました。VALUを買ってくださっている方には全無料公開していきます。

イントロダクションの第一話はこれくらいで。noteのCMSにも早く慣れたいなと思った次第の正月でした。

今後ともどうぞご贔屓に。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?