【スト6】しゃがみポーズを"中腰チック"にした英断【体育の片膝立ちから脱却】
●SFは 作品を追うごとに 腰が高くなっていた
上の画像を見てほしいのですが、SFは4で 少し膝を上げて、5や6に上がるごとに姿勢がよくなっていってます。
カプコンは、SF3以前の しゃがみモーションのダサさや違和感に気づいて、徐々に修正していっているのが見て取れます。
スト6大ヒットの裏側に、違和感を減らす努力をしていたのです。
【格ゲーのしゃがみという違和感】
ふと冷静に見たときに、「なんで コイツら しゃがんでペチペチ攻撃してるの?」という疑問が浮かぶ人は一定数いました。
今でもSNS投稿で そういう意見は 見られます。
SF1〜3までは、体育での男子学生が行いがちな、片膝立てて座るモーションです。
正直、格闘技の試合中にメインのモーションとして取るような構えではないです。
【シャガミそのものは廃止困難】
仮に。しゃがみのポーズは「カッコ悪い・格闘技として不自然」だから、そのポーズをさせないために、しゃがみシステムそのものを廃止するという考えを持った格ゲーメーカーが あったとします。
しかし、
>>「上中下段というシステムがなければ格ゲーではない」
という共通意識が格ゲー界に多いです。格ゲーの流行りには、既存の各ゲーマーがプレイしてくれることで流行を生み出すというのを狙うとなると、既存の各ゲーマーが反発するシステムにしにくいのです。
※個人的には、完全に上中下段を廃止した格ゲーを挑戦的に作ってくれる開発者がいてもいいとは思いますが。
【システムとしては そのまま、見た目を変える】
このような「格ゲーしゃがみ問題」の解決として、スト6は 素晴らしい答えを出しました。
見た目を「中腰」にする!!
下段攻撃をガードするために中腰のポーズをとるということです。
ただし、2D格闘ゲームにおいての「しゃがみ」というシステムは、駆け引き上、消しにくいシステムです。
しかし、しゃがみのポージングは
・カッコ悪い
・格闘技として不自然
という問題があった。
それを解消したのがスト6の「中腰チックな しゃがみ」です。
システム上はしゃがみであるが、モーションは中腰チックというもの。
【カプコンは気づいたキッカケは3D化か?】
SF4からは、ドットゲーをやめて3Dゲーになりました。そこで、制作側が気をつける点があります。
2D時代に許されていた違和感が3Dでは、許されにくい(プレーヤーに違和感を与えやすい)ということです。
2D時代同様の深く座り込んだモーションを そのまま3Dで取り込むと、違和感がすごいのです。
だから、カプコンは「あれ? しゃがみってダさくね? もう少し腰のいち上げるか!」と思い立ったのではないでしょうか?
※SFシリーズに関しては以上になります。
※以降は、他の格ゲであるKOFについての話になります。
●KOFは しゃがみゲーすぎる
最初にも貼った画像ですが、スト6以外の格ゲーは 未だに深く座り込んでいる格闘ゲームが見られます。
私は どっちかというと、SFよりKOF派ですが、ふとKOFの試合映像を見て萎えました。
なぜなら、試合中の両キャラとも、しゃがみ弱攻撃をペチペチするシーンが多かったからです。それはゲームの仕様上、そういう試合光景になりやすいのです。KOFのしゃがみ弱攻撃は強いから。
【KOFのしゃがみ弱攻撃は強い】
・弱は刻める
・刻むことでヒット確認可能
・弱から特殊技にキャンセルしてコンボ可能
・KOFはジャンプが強いので、じゃんけん的にしゃがみも強くなる
・弱攻撃から、なんとかモード発動で高火力コンボに移行できる
さあ、そんな強いしゃがみ弱攻撃ということは、そのしゃがみ弱攻撃を見る機会も多いです。
試合映像の大半が、ダサダサモーションのゲーム見て、カッコいいとは思いにくいですよね。
そもそも、メーカーが出すPVでも、小足ペチペチシーンって、あんまり移さないってことは、ダサいというのは本能的に気づいているはず。
【他の格ゲーもダサさに気づいてほしい】
はやく、他の格ゲーも しゃがみポーズのダサさに気づいてほしいものです。
※あと個人的にKOFの小足ゲーは改善してほしいですね、小足ペチペチばかりなのは見栄えよくないので。
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