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冬の一等星

冬の一等星 きりりと寒い冬の夜、読みたくなる本がある。 移動中の電車とか、心地よい音楽が流れるカフェとかで読書をするのも好きだけど。 この本だけは絶対に、静かに1人で読む。 もう数えきれないくらい読んでいるけど 文蔵の優しさに触れたいからこれからもずっと読む。 優しさについて考えるとき、 真っ先に思い浮かぶのが文蔵。 人それぞれ、好きな優しさは違うと思うし それを優しさとして受け取るかどうかも人それぞれ。 わたしは文蔵がもつ優しさがダントツで好き。 世間的には誘拐だと一

    • 🌀鎌倉うずまき案内所🌀ネタバレ注意

      読み終えた時はあんなにほっこりとした気持ちだったのに、最後の年表を見て私の頭の中がぐるぐるうずまき状態。 こんな本を読んだのは初めて。 そう言えるほど、たくさんの本は読めていないけれど。 この本は…見た目は他の本と同じ四角形? 四角形のふりをしてるだけでしょ? 本自体がうずまきじゃないか。 ぐるぐるぐるぐる。 いつも通りに読むだけじゃだめだ。 かと言って、たまにやっちゃう、どこか1つだけ抜き取って読むだけ(もちろん1つ1つのお話しは最高)でもだめ。うずまきを行ったり来たり

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