一人でも生きていく

泣いて泣いてパパの死を受け止めてきた。有名人の死もパパよりずっと歳をとっていたり長い間闘病生活してと73歳で4ヶ月ぐらい前に突然胆管癌と言われあっという間に抗がん剤一度しか打てず2週間家で闘病生活して行ってしまったパパとは同類とはいえない。

色んな事が整理するのに時間がかかり残りは凍結したパパの定期預金だけ。あった事もない人に取られるのは癪にさわるけど早く次のステップに進みたい。ただ行政書士の方は時間がかかると言っていて案の定進んでない。

今日はパパの集めたCDや本を買ってもらう。あいた棚やいらない机そして家電も業者に見積もりしてもらい処分する事を決めた。8月には引越ししたい。

パパのいない家に帰るのはとても厳しい。独り言が多いしぬいぐるみもたくさんいるので話しかけている。お骨も義姉のお願いで東京のお寺に納骨した。普通のお寺なので行事のたびに東京に行くのはめんどくさい。ただ部屋には分骨があるので毎日話しかけられる。
テレビもそれほど見なくなった。音楽かけて本を読む。一人で出かける気にはなれない。パパのお友達が毎週やってる飲み会に時々参加させてもらっている。
最初の頃は食事を作る事に力入れていたけど、誰かに言われて無理しないで冷凍とか出来合を取り入れる事にした。アントラーズは心の支えだしもちろん負ける事もあるけどDAZNで応援しよう。今まで以上に心の支えになっている。

人の運命はわからない。病気や事故など若くても死ぬ事はある。最後まで酸素チューブを持ってもっともっとと生きようとしたパパの最後は今でも思い出すと涙が止まらない。私も早く死にたいけどしっかりパパの後始末をして、引越しして働いて死を待つしかない。パパの側に行きたい。一人で寂しいよりパパがいない事の辛さがましている。

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