月夜の夜の梟

パパが死んでもう3ヶ月、相変わらずです。たかだか1千万円の定期に悩まされるとは。お金に囚われない生活をしたい。家事を投げ出すこともあれば、ちゃんとしなくちゃとやることもあります。

愛する人を喪った悲しみはなかなかわかってもらえない。もちろん一人の生活は寂しさと不安があります。聞いておけば良かった事が山のように。昨日はDAZNの年間パスは買ったのかわからずあたふたしました。アントラーズの買い物履歴は値段だけで、でも多分買ったなと思い久しぶりにパパのiphonを引っ張り出しメールを探したら見つかりパスワードを発見しました。多分これからもこんなことがあるんだろうな。もうすぐ空になった本棚とCD棚机を業者が引き取りにきます(85000円もかかった)空っぽの部屋でもっと辛くなるでしょう。

小池さんが夫の藤田さんが亡くなった時のことなどを書いていて、ああこういう同じ気持ちの人がいるんだと慰められました。二人で歩いてるカップルを見ると羨ましいより悔しいです。私達は外を歩く時は私が迷子にならないように手を繋いで歩いていました。パパの癌は4ヶ月ぐらいで長い闘病生活というわけでもなかった。
がんセンターに1月の末に転院したので正月は一緒にいられました。3月はもう治療ができない、本人が家にいたいという事で家で闘病生活をすることになり2週間私は有給を取って訪問看護の人や先生に来てもらって、身体が少女のように痩せ細ったパパと過ごす事ができました。パパが病院や家の窓から何を観ていたのか。
胸が締め付けられます。二人で行きたかったサクラダファミリア、その言葉を聴くだけで辛い。この辛さをこの本の中で同感できるところがあってもっと早く読めば良かったと思いました。今も私の中ではパパが死んだ事が受け入れられない、多分ずっと。早くパパの側に行きたい。

残酷にも自殺しなければ人は生きていく。やりたい事も今は見つからない。後1年で退職、色々あって本屋自体に魅力がなくなり、無視すればいいが上司の言動に怒りが爆発しそうになります。いっそ退職して違う仕事を見つけようかとも思いますが、お金の事を考えると今は動けない。小池さんはその悩みはなかっと思いますが。身体も心もボロボロで早く立ち直りたい、助けてほしい。

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