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Claude 3にAA(アスキーアート)を生成してもらい、NovelAIでイラストを描く🖋️

この記事は、AIを活用した新たな創造活動に光を当ててみます。
ここでは、文字列のみを用いてイラストを作成する「アスキーアート(AA)」の生成をClaude 3に依頼し、その出力をもとに、NovelAIを使ってイラストを描くという、AI間のコラボレーションに挑戦しました。
この試みは、AIの能力と芸術の交差点における実験的な試みであり、伝統的な芸術制作方法とは一線を画すアプローチをとっています。

しかし、結論から言えば、現段階で期待を超えるものではありませんでした。
生成されるアスキーアートやこれから作成されたNovelAIによるイラストは、端的に言えばSUN値を削りにきます。
(なお、この記事ではそれらの失敗画像は掲載しないことにしました。)

さて、Claude 3やNovelAIの基本的な機能については、本記事では簡単に紹介しますが、より詳細な情報は、他の方の記事や過去の記事を参照してください。


Claude 3とは何か

Claude 3は、チャットベースのAIであり、ChatGPTに類似したインターフェースを持ち、ユーザーがAIと対話することを可能にします。
その性能は顕著に優れており、IQ診断で100を超えるスコアを記録したという報告があるほどです。

NovelAIとは何か

NovelAIは、ユーザーが指定したプロンプトに基づいて画像を生成するAI技術です。このAIは、テキストベースの指示から画像を作成する能力を持つだけでなく、既存のイメージをもとに新たな画像を生成する「イメージ・ツー・イメージ(i2i)」機能も備えています。
ちなみに、本記事では通常の使用方法とは異なるアプローチを試み、特に「バイブストランスファー」と呼ばれる新機能も利用しています。この機能は、生成される画像の画風を特定のスタイルに固定することを主目的としており、画像の表現力を豊かにするための魅力的なオプションです。

うまくいったもの

Claude 3のピカチュウ

日本が誇る黄色のネズミです。メディアミックス総収益1位のキャラクターです。

ピカチュウ……

人の記憶とはいい加減なものです。案外こんな感じかもしれませんね。

以下、バイブストランスファーで作成してみたものです。

ピカチュウ!

そうそう、こんな感じです。ただ、果たしてこれはアップロードしたアスキーアートが意味をなしているのでしょうか……。

以下、i2iです。

ピカチュウ!

どちらも同じような位置に、立った状態で生成されたので、あながちAAも役立っているのでしょうか。前者はおそらく、アスキーアートの黒背景に、白い輪郭の画風を引き継いでつくられた気がします。

ちなみにプロンプトは以下です。(むしろこれのおかげでしょう。)

pikachu, {{high quality}},{anime}, illustration, fine detail,character focus, kawaii, city, street, standing, photo,blue sky,

プロンプト

最近、日本語に対応するという話もあり、こういうテクニックも過去のものになるのでしょうね。(はやいね)

ChatGPT-4のピカチュウ

何でしょうこれは。見た瞬間ゾクッとしました。山脈に居そうですね。

Tekeli-li, Tekeli-li!

Claude 3の感想

せっかく作ったので連携してあげます。反応が良いですね!いやぁ、ChatGPT-4に触れたあの頃を思い出します。また寝不足になりそう😪

かわいい

うまくいかなかったもの

ほか、著作権の切れたミッキーマウス、ドラえもん、ちいかわ、を作ってもらいましたが、どれもSUM値が削れる素晴らしいAAでした。

ミッキーマウス

アメリカの誇る天下の黒いネズミです。チャーミングポイントの耳は見当たらないので、ディズニー対策品となっております。

確かにこんな感じだったかも……

ドラえもん

ドラえもんを再定義する、というコンセプトで打ち出された、2400年くらいに公開される劇場版です。

確かにこんな感じだったかも……

ちいかわ

本当に好きな作品の1つです。最近公開された虫刺され(パラレルワールド)編では新たなハチワレを拝むことができ、大変捗りました。

これは「なっちゃった」ちいかわです。

確かにこんな感じだったかも……

まとめ

アプローチとしては結構面白かったかと思います。可能性は感じます。
上手く使えば、面白い何かが作れそうですね。

ちなみに、生成AIにAAを投入することで、さながらプロンプトインジェクションできるそうですね。これもまた可能性が広がりますね。(規約違反でbanされる可能性があるので研究者以外はやらない方がよいです。)

おまけ(記事の校閲など)


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