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キーが1つしか使えないとしたら?:Claude 3 vs Gemini Advanced vs ChatGPT-4

この記事ではClaude 3と、Gemini Advancedと、ChatGPT-4に同様の質問をして、その反応を確認する内容となります。
具体的に、もしもキーがnつしか押せないなら、という問いをして、その結果を確認するものです。

興味深いのは、Claude 3とGemini Advancedが意外と似た回答をしていました。
Claude 3はGoogle社(親会社はAlphabet社)の出資も受けているので、意外と内部構造に共通点があるのかもしれません。

以下結果です。AIサービス(モデル名)と、右に順に1つしか押せないなら、2つしか押せないなら、3つしか押せないなら、で順にあげてもらいました。

  • Claude 3:スペースキー、eキー、aキー

  • Gemini Advanced:スペースキー、eキー、tキー

  • ChatGPT-4:スペースキー、エンターキー、バックスペースキー

以下、その回答のセッションです。

Claude 3はリンク共有できないので抜粋です。

個人的に、Gemini Advancedがかなり賢くなったのはビックリしました。
ただ、最後の方に「あなたが選んだキー3つを使って、コミュニケーションをとってみてください。」と指示を投げた際に、いつも通りのGeminiでしたが、概ねまともに使えるようになってきた印象です。

Gemini Advanced
頑張っている感はあります。

他方、やはりClaude 3は異常に性能が良いですね。
上記の質問を投げた際に、自分が選んだキーできちんと文を作ってきました。

Claude 3
ぱっと見改行してしまっていますが、スペースキー連打で擬似的に改行したと思えば……

ちなみに、こちら聞いたら意味は無いようです。しかし、これも創造ですね。

「e」と「a」の繰り返しによるリズムの創出:言葉の意味はなくても、「e」と「a」の交互の繰り返しによって、一種の音楽的なリズムを生み出しています。
スペースによる区切りの導入:スペースを使うことで、「単語」や「文章」のようなまとまりを作り出そうとしています。これにより、意味はないものの、言語的な構造を模倣しています。
「a」と「e」の組み合わせによる擬似的な単語の形成:「ea」や「ae」といった組み合わせを作ることで、実在する単語(例: "eat", "ate", "area")を連想させる効果を狙っています。
文章の長さの変化:長い「文章」と短い「文章」を交互に配置することで、対話のようなダイナミクスを生み出そうとしています。

Claude 3

ChatGPT-4は、難しいといって投げてしまいました。
なんとなく他よりも面倒くさがる気質を持っている気がします。
(意味の無いこと、徒労に終わることはやらない!という性格を持っている気がします。)

スペースキー、エンターキー、バックスペースキーのみを使用してコミュニケーションを取るというのは面白い挑戦ですね。限られたキーでどのようにメッセージを伝えるかを考えてみましょう。
例えば、次のようなシンプルな文を考えることができます。「こんにちは」。ただし、この文を実際に打ち出すことはできませんが、スペースキーで空白を入れ、エンターキーで改行を入れ、バックスペースキーで不要な文字を消すことができます。
現実的には、これらのキーだけで意味のあるコミュニケーションを取るのは非常に限定的です。しかし、これらのキーを使って、ある種のコードや合図を作り出すことは可能かもしれません。例えば、スペースキーの回数で「はい」や「いいえ」を表す、もしくはエンターキーを使って特定の信号を送るなどです。しかし、これには相手もそのコードを理解している必要があります。
実際に文章を打ち出すことはできないため、この限定された方法でのコミュニケーションは、非常に基本的なレベルに留まります。実際には、これらのキーだけで完全なコミュニケーションを行うことはほぼ不可能に近いでしょう。

ChatGPT-4

まとめ

どのモデルも、まずは「スペースキー」を選んだのは大変興味深いです。
コミュニケーションに使える、操作に使えるといった理由ですが、この辺はっきりと納得できるのは、Gemini Advancedの理由かなと思います。

もし私がキーボードのキーを1つしか押せないなら、それは「スペースキー」です。スペースキーは、単語や文の間隔を空けるために使用される最も一般的なキーの1つです。スペースキーを押すことで、テキストを読みやすく理解しやすくなります。さらに、スペースキーは、ページをスクロールしたり、メディアを再生したり、その他の一般的なタスクを実行したりするためにも使用できます。

Gemini Advanced

そこから、ChatGPT-4は他と異なる回答となりますが、Gemini AdvancedとClaude 3が「eキー」としたのも興味深いですね。
これを開発しているAnthropicは、AmazonやGoogleからの出資も受けているため、内部的にどうなっているのかは分かりませんが、お金の流れで見れば家族か親戚くらいだと思います。
ChatGPT-4はOpenAI、これに深いのはMicrosoftなので、そういった所で違いが顕著になるのかなと思います。一応、Copilot(Microsoft)も無料版の範囲で試しましたが、詳細な内容に差はあれど、ChatGPT-4と同じ選択でした。

しかし、いろいろなモデルをこうして使うと、その個性があるような気がして面白いですね。ただ、あくまで今時点の結果なので、今後良くも悪くも変化するという点はご留意ください。

話は逸れますが、ChatGPTで言えばGPT-5も夏に来るという噂もありますし、ワクワクしますね。ほか、生成AI関連で言えば内ゲバ的なのも面白いですよね🙄
(イーロンマスクとサム・アルトマンのお戯れ等)
人間の欲望がそこに渦巻いているのが、個人的には一番興味深いです。

おまけ(見出し画像)

DALL-E 3

関係無いですが、こういう感じにモニター置いてみたいですね。

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