見出し画像

無料!Meta社が公開した「MusicGen」で作曲しよう!

最近、Meta社(Facebookを主導する会社)が「MusicGen」というライブラリを公開しました。このライブラリを使えば、プロンプトから直接作曲することが可能となります。

この記事では主に、MusicGenが公開しているGoogle Colabを利用した作曲の導入方法と使い方について簡単に紹介します。

(一応huggingfaceにも公開されていまして、そこからでは無料でサクッと試せるそうです。
時間帯かブラウザか、自分の環境だとさっぱり動かなかったので、Google Colab版での解説です。以下がそのリンクとなります。)


公開元&インストール方法

上記のリンクにて公開されています。
開くと、以下のようなリンクがありますので、こちらをクリック。

Open in Colab をクリック

すると、ノートブックが開きますので、実行ボタン(▷ボタン)をクリック!

実行中・・・

5分くらいかかりますが、気長に待ちましょう。
完了すると以下のようなURLが出てきますので、こちらをクリック。

https://〜の方をクリック

すると次のようなページが表示されます。

こういうUIがあるのは大変助かる

左上のInput textにプロンプトを入れて、送信を押すと早速生成されます。
初回、おおよそ2分くらいかかります。

試しにsummerと打ち込んだ結果が以下です。

なかなかパンチの効いた曲でいいですね。

ChatGPTにプロンプトを作ってもらおう

作曲用のプロンプト、といっても何のこっちゃなので、簡単に詩を作ってもらいました。

【日本語】

梅雨の微風、街を潤す
紫陽花の群れ、濡れた舗道に映る
一雫、一雫、時間を刻む
静けさと共に、心は癒される

一期一会の雨粒と、
儚く散る花びら、
ひとりぼっちのカエルが
ひそかに歌う。

銀色の雲、空を覆い、
静寂と共に、思い出がよみがえる。
梅雨の季節、ささやかな幸せを運ぶ
雨の音、心に響く。

【英語】

A breeze of the rainy season, moistening the town,
Clusters of hydrangeas reflecting on the wet pavement,
Droplet by droplet, time is being carved,
Along with the silence, the heart is healed.

Raindrops of once-in-a-lifetime,
Fleeting petals falling,
A solitary frog
Sings quietly.

Silvery clouds cover the sky,
Memories return with the quietude,
The rainy season carries modest happiness,
Sound of the rain resonates within the heart.

生成された結果が以下です。

the ホラー。プロンプトが長すぎましたね。
ちなみに、下部に推奨されるプロンプトがのっていますので、それを参考にするのも良いでしょう。

長すぎるのは良くないですね。

パラメータを弄ってみよう

送信ボタンの下には各種パラメータがあります。
一番上側にあるのがモデルの選択で、デフォルトではmelodyになっていますが、他のモデルにも変える事が出来ます。
いろいろ弄るのも楽しいですね。

その他

ローカル環境にもインストールできますが、16GBを超えるGPUが推奨とのことで、なかなか難しいかと思います。
ちなみに、商用利用も可だそうです。(商用利用する際は一応規約をしっかり読みましょう。)

まとめ

ローカル環境で動かすのはまだまだ厳しいですが、比較的サクッと試すことができるのは良いですね。
Google Colab用のコードを公開してくれているのがありがたい!
さらにGUIも入れてくれるのはありがたい!


おまけ

追加で短めに作ってもらったver

Rain-soaked city, hydrangeas bloom,
Silence heals with each raindrop's tune,
Memories echo in the quiet monsoon.
雨に濡れた街、紫陽花が咲く、
静寂が各雨滴の調べと共に癒す、
記憶は静かな梅雨の中に響く。

プロンプト

やりとり


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?