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ChatGPT iOS版のWEB Browseを試してみる

本日、iOS版のChatGPTアプリがアップデートされました。
これにより、iOS版からもWEBブラウジングが可能になりました。
そこでちょっとだけ試してみる記事となります。

アップデートのサイズは17.5MB

アップデート後にアプリを起動すると、GPT-4のスイッチボタンの下に「Browse with Bing」の項目が追加されていることがわかります。

黄色い線の箇所

この項目を選択し、チェックを入れた状態で使用すると、ChatGPTをWeb Browse モードで使うことが可能となります。

たとえば、「生成AIトレンド」について尋ねてみると、PC版とは違ったロード中のグラフィックなUIが表示されます。
このくるくると回るアニメーションと共に、微妙にiPhoneが振動します。

gifアニメーション版
虫眼鏡アイコンの周りを、ぐるぐると回る。この虫眼鏡アイコンの箇所は、現在ChatGPTがアクセスしているWEBサイトのアイコンに変わることもあるので、面白いですね。
静止画版

もしこの振動が気になる場合は、設定から変更することが可能です。

Settings→Haptic Feedbackをオフにすると、震えることはなくなります。

しかし、テーマによっては必ずしもスムーズに動作するわけではありません。
上の画像で見るような「~をまとめて」といった質問では、表示が途中まで進んだ後にリセットされ、再度中途半端な箇所から生成が始まるなど、挙動に問題が見られました。

それでも、一部うまくいった例としては、ChatGPTを活用していると公言している自治体を調査するなどのタスクが挙げられます。
これらはスムーズに行うことができました。

WEBサイト1つしか見ていないようです…

しかしながら、逆に「使用しないと明言している自治体」を調査するよう依頼すると、結果が英語で返ってきたりと、まだ一部で不安定な動作が見られます。

「見つからない」と返していますが、英語ママで日本語への翻訳を放棄してしまいました…

また、チャット履歴の共有ができないという問題もあります。
これは以前からの仕様のようですが、今回初めて知りました。

マルチモーダルな会話の共有はまだサポートされていません。とメッセージが表示されます。
共有に関しては、PC版(ブラウザ)からとなります。

一部問題は存在しますが、それらは以前から抱えていたもので、このアップデートが実装されたこと自体は、私としては非常にありがたいと思っています。

ちなみに、OpenAIとMicrosoftは一見完全に提携しているように見えますが、一部では両社の不仲説も囁かれています。
ChatGPTのBrowsing機能には「Bing」と明示的に記載されていますが、これが将来的にGoogleに変わったり、独自の検索システムを導入したりする可能性があると感じています。
実際、以下の記事によれば他検索エンジンとライセンス供与についての協議が行われているとの情報もありますし、その可能性は十分考えられます。
もちろん、それが実現するにはまだ時間が必要でしょうけれど、その展開はとても楽しみです。


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