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運命の出会いとは

皆さんは運命の出会いというものを体験しましたか?結婚されている方はどのようにして出会って結婚に至ったんでしょうか。それは運命と感じるものでしたか?

私の旦那は一緒の会社の後輩で、よく行く大人数の飲み会でもずっと仲が良くて途中からめちゃくちゃアタックされて付き合うことになり結婚しました。アタックされた頃ちょうど前の恋愛で傷心中だったのでその後輩(旦那)が天使のように見えました笑 付き合う時に「前に付き合っていた○○のことを忘れられないけどそれでもいい?」と聞きましたが、それでも良いと言ってくれたのでとりあえず付き合いました。そして付き合い始めたら旦那との居心地が良すぎて前の恋愛なんてすぐ忘れちゃった!っていう感じです。

今思うと旦那のひとつ前の恋愛はなかなかクソでしたw  当時のお相手は同じ職場で一つ年上のブラジル人だったんですが、最初はほとんど強引に犯されたようなもんでそっから沼にハマってしまった的なやつです。あれ、表現が直接的すぎる?笑 まぁこのnoteなんてほとんど見てる人いないからいいでしょうw

そのブラジル人ですが、5年以上同棲している彼女がいたんですよね。そのことを最初から知っていたので絶対に関係は持たないぞと決めていたんですが、まんまとやられて1年間くらい関係を持ってしまいました。付き合っていたというか正確にはセフレというやつですね。でもお互いに嫉妬も多かったりめちゃくちゃ色んなことがありました。2人にしかわからない色んなやり取りがありましたし、楽しい時は楽しすぎましたし、めちゃくちゃ面倒な喧嘩もたくさんしたのに離れずにいました。5年同棲している彼女がいるのに休日こっちに時間作ってくれたりとか物理的にも言い訳できないくらい惹かれ合っていたと思います。彼女さんには申し訳ないという気持ちはもちろんありましたが気持ちを止められなくなっていました。本当クズですよね〜。

私はそれまで自分の感情を露わにするようなことはほぼ無かったんですが、その人にだけは自分の醜い感情も屈託ない綺麗な感情も全て出せました。自分でもびっくりするくらい自分の感情の激しさを知りました。でもさすがに魂を消耗してるような日々だったので体力が持ちませんでした。そして私の方が徐々に距離を置くようになりました。それでも職場は一緒だし目に入ると色んな感情が沸き出る中、なんとかこの状況を打破しようと頑張っている最中に旦那がアタックしてくれました。めちゃくちゃナイスタイミングでした。

旦那と付き合ってからほとんど喧嘩もせず、ずっと幸せな日々を送れています。例のブラジル人は私が旦那と付き合い始めてすぐに5年付き合った彼女と別れて「あのまま付き合ってたらタンジと結婚してたと思う」とか言ってきましたが、そう言われてもなんとも思わなくなったくらいには幸せに満ち溢れていて何の悩みも無くなりました。そういえばそのブラジル人、当時の彼女と家族ぐるみで金銭関係で揉めていてとっくに冷え切っていてマジで別れたがってたということを最近になって知りました。関係を持っていた頃はそんなこと全く言って無かったのに…。私が相手を信じ切れていなかったから言い出せなかったんだろうなと思います。

私の恋愛であるあるなんですが、自分が好きな相手に対して自分をかなり卑下してしまうので、私なんかそんなに好かれていないだろうっていう前提がどうしても出来てしまってそのせいで素直になれないことが多すぎるんですよね。素直になれないせいでそっけない感じにしてしまったり突き放してしまう時が多々あるのでそれ以上関係が進まないとかあるあるでした。そして何年か経ってからこっちも気持ちが薄れて余裕が出来て「あの時本当に好きで結婚したいくらいだったんだよ〜」とか言うと「マジで?なんで今言うの?俺もめちゃくちゃ好きだったのに!」とか言われるんです笑 その当時は自分のことを好きだなんて全く思えなかったのに、そう言われて冷静に考えてみると一つひとつの行動や言動が確かに好きっぽかったなとか思うけどもう後の祭りというw 両思いでも結ばれない運命ってあるよなーとつくづく思います。

で旦那の話に戻りますが、付き合い始めてから本当にトントン拍子で結婚まで至りました。半年くらい付き合った頃に旦那のタイ赴任が決まり、もし一緒に着いて行くなら結婚するしかないということで社長や上司たちが「休職中にして席置いておいてやるから結婚して着いていきな!」と言ってくださって、すんなり結婚&休職が決まりました。一応今もいつでも職場に戻れます。有り難いことですね。

旦那は始めから結婚前提で付き合っていて当初から結婚しようとか言ってきてたくらいなのでむしろ絶好の機会と思ったみたいですが、私は結婚なんて考えてなかったし日本で絵の個展とかやりたいことがたくさんあったので最初は迷いました。でも絵を思う存分描かせてくれるなら着いて行くという条件で結婚することにしました。今でも絵に関することは絶対に優先させてくれます。あとやっぱり一緒に居て楽しくて何も不満がなかったし、別れたり離れるなんて想像できなかったので結婚する時が来たならするしかないな!って感じでした。

そういうわけで流れるように結婚に至ったわけです。タイミングや環境が全て味方してくれたって感じでしたね。ある意味運命だと思います。今もずっと変わらず仲良しですしね。

でも電気工学科時代の学科長が「結婚ってのは結婚したいと思った時に隣に居た人とするだけだよ。それ以上でも以下でもないね」と言っていたんですが、それも何となくわかる気がします。何のロマンも無くて10代だった頃の自分には衝撃的なセリフでしたけどね笑 そんな言葉も聞いて私は元々結婚願望がなかったので、白馬の王子様みたいな理想のタイプがあったわけでもなく、理想の結婚像もプロポーズシチュエーションも全くなくて気づいたら結婚していたという感じです。結婚するという流れの中でその時隣に居た人と結婚していたみたいな、まさにそんな感じ。

でも結婚相手がモラハラだったりDVだったり金遣いが荒かったりなんだりで結婚生活が地獄だという人もたくさんいる中、私がぐうたらしていても「居てくれるだけで幸せだよ」と言って優しくしてくれるような旦那だったのは本当に良かったと思うし、これからも大切にしたいなって思います。そういう点では流れるままとは言いつつ色んな部分をちゃんと見極めてはいたのかなとも思ったり。

で、なんの話をしようとしてたんだっけ?笑 本来は私の絵の先生の運命的な出会いについて書きたかったんですよね。面白いからw  なんか私の全然いらない情報書いた気がする笑

私の絵の先生(男)は今70代で、先生がバツ1で奥さんがバツ2になった上で結婚して、結婚生活30年以上経った今でもラブラブなんですよ。奥さんの最初の旦那さんは普通に不仲になって別れたらしいですけど、2人ともとても良い配偶者と普通に幸せな夫婦生活を送って子供も居てっていう最中(40代の頃)に出会ってしまったらしいです。初めて顔を合わせた時はガーン!!と雷が落ちるような衝撃だったとか…笑

2人とも画家さんで、展覧会なんかでは以前からお互いの絵を知っていたみたいです。まず奥さん側が先生の絵の大ファンで数年前から展覧会なんかは観に行っていて、先生もコンクールなどに出品されている奥さんの絵を観て自分と同じ感性だなと感じていたらしいです。心が読めるような感覚で、この人を救いたいなんても思っていたみたいです。

そしてあるコンクールで奥さんが自分の絵の前に立っていて本人を初めて見て、奥さんの帰り際に先生がドアの前まで走って行って引き留めて自己紹介をしたそうです。身体が勝手に動いたとか言ってました笑 奥さんはその時先生本人を初めて見て、カッコ良すぎて雷に打たれたような感覚になって倒れそうになったらしいです笑 そして先生も絵の印象そのままの奥さんのことがタイプだったようで、一瞬にして未来に起きるアレコレが頭をよぎって「地獄に落ちたな」と思ったとのこと。地獄に落ちたと思った瞬間を凄く幸せそうに語ってましたけどねw

その運命的な出会いから2人共お互いのことが頭から離れなくなって、奥さん側は旦那さんと一緒に住む気がなくなってしまって強引に家を出てひとり暮らしを始めたそうです。そして先生は奥さんが当時やっていたスナックの近くに行っては引き返し涙する…という日々を繰り返していたようです。やっぱり家庭があったので衝動はありつつも越えてはいけないと思ったんでしょうね。

でも忘れようと思っていたある時、先生が当時働いていた職場の上司に飲みに誘われて着いて行ったところ、なんとそこが奥さんのスナックだったんです。そして再び出会ってお互いの気持ちの大きさを再認識して一緒にいることを決意したとのことでした。いや〜凄いなぁと思いつつ怖い話だなと思います笑

まずお互いの元奥さん・旦那さんが凄く良い人だったみたいなので、今でも当時は申し訳なかったと思ってるそうですし、それぞれのお子さん達からも100%良くは思われてなかったみたいです。仕方ないということで根負け状態で認めてはくれたものの、先生の息子さんなんかは今でも絵そのものが嫌いらしいです。絵のせいで人生を変えられてしまったということで…。

そんなわけで運命の出会いをしてしまったら必ずどちらかを捨てなくてはいけないという状況になるんだろうなと思ってしまって、想像するとなかなか怖いです。平凡に幸せな生活を送りたいなと思いますよね。でも先生夫婦が30年以上経った今も付き合い始め3ヶ月みたいなラブラブっぷりだったり、2人で心の深いところで強く支え合って色んな人の人生を変えるくらいのパワーを持っているところを見ると羨ましいなとも思います。ザ・芸術家の生き方ですし、相当度胸がないと困難を乗り越えられなかったとは思いますけどね。

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