見出し画像

【シティリーグ三重準優勝】小ズガの回し方【ポケモンカード】

はじめまして、
チーム「むりんごドフラミンゴ」のたにまつです。

2020年10月18日に三重県で行われたシティーリーグにて、準優勝することができました。また、前回デッキレシピの解説や採用検討カードをまとめます。
さらに小ズガにおけるデッキの回し方をにて自分なりにまとめています。
よかったらみて行って下さい!!

まずは自分の経歴を書いておきます。
・2019年10月
友人に勧められタッグオールスターズ発売を機にポケカスタート
・2020年1月
シティリーグ2020シーズン2:優勝(使用デッキ:三神ザシアン)
・2020年10月
横浜CL:5勝2敗で293位となりDay1敗退(使用デッキ:小ズガドーン)
シティリーグ2021シーズン1:準優勝(使用デッキ:小ズガドーン)

■デッキ選択について

「ソード・シールド」発売より、メインのデッキはアルセウス&ディアルガ&パルキア+ザシアンのいわゆる「三神ザシアン」を使用しており、1月のシティリーグにて優勝することができました。その後も使用していましたが、9月ジュジュベ&ハチクマンの使用禁止に伴い、ライブラリアウト(LO)デッキが激減によってチームメンバーより「最近小ズガが増えてきたから誰か組んで調整してくれ!」との依頼がありました。小ズガのパーツは比較的安価で購入でき前々からそろえていたため、適当に優勝デッキを完コピして調整に使ったところ、メンバーのムゲンダイナデッキを思った以上にコテンパンにでき、また、自分自身も回していてしっくりきたので、その後はメインデッキとして使用し、今に至ります。

■シティリーグ当日マッチアップ

・予選スイス
ルカメタザシアン×
三神ザシアン○
三神ザシアン○
ムゲンダイナ○
結果:5位通過

・決勝トーナメント
三神ザシアン○
ブルーレシリザ○
ピカゼク×
結果:準優勝

■デッキレシピ解説

当日使用したデッキは下記となります。

画像1

他のレシピであまり見ないもしくは入っていたりいなかったりする部分について解説します。

・ミュウツー
ワタシラガVやともだちてちょうが入っていることもありますが、
回収ネットとの使い回しができるため採用

・デデンネGX、クロバットV
小ズガ対策として最近多く採用されているマリィやリセットスタンプの返しとして重宝するカード。場面によって使い分けをするため、どちらも一枚づつ採用。

・フーパ
マッドパーティ対策として1エネでポットデスを狩るために採用。
あとはミラーにおけるジラーチへの対応も想定しています。

・レシラム&リザードン
雷デッキのクワガノン対策及びオルタージェネシスGX込のザシアンのブレイブキャリバーを耐えるために使用。きぜつするとサイドを3枚取られてしまうため、扱いには注意が必要です。

・火打ち石3枚、エネルギースピナー2枚
このデッキの核となる部分になります。火打ち石を初手で使う場合トラッシュするカードに困ることが多く、後に取っておきたいカードを捨てざる終えないことが多くなるため、エネルギースピナーを採用し、火打ち石を1枚減らしました。後ほど詳しく解説しますが、このデッキはじゃんけんで勝っても後攻を選択します。

・エネルギー回収1枚
最初は4枚採用していましたが、小ズガメタに対するメタカードを増やすために1枚ずつ抜けていったカード。小ズガを2回以上使用する場合、エネルギーが足りなくなりがちなので枠があれば増やしたいカード

・ポケモン入れ替え3枚、回収ネット3枚
最近は小ズガ対策としてアブソルの採用も増えている為、枠があれば4枚ずつ投入したいですが、最終的にこの枚数となりました。VやGXについては入れ替えを使用せざる終えませんが、回収ネットはジラーチやミュウツーの特性の使い回しができるというところで、どちらにもメリットデメリットがあります。

・ふつうのつりざお
このカードのおかげで序盤にミュウツーやズガドーンGXなどをコストとしてトラッシュできます。また、エネルギーも戻すことができるので、終盤に余った火打ち石や巨大なかまどを疑似的なエネルギー回収として使えるのも強いので、個人的には外せません。

・グレートキャッチャー、ボスの指令
小ズガのパワーによってバトル場はどうとでもなるため、使用しないこともありますが、あったらあったで使い勝手はかなり良いカードです。グレートキャッチャーについては小ズガミラーやマッドパーティなどのデッキにおいて、ベンチのGXポケモンをバトル場へ引きづりだすことで、サイドをより早く取れます。ボスの指令については3エネついたズガドーンが残った場合、相手はバトル場に非V、GXを残すことが多くなるため、炎エネルギーを1枚のサイドのために使用せず、リソースを確保できます。

・エスケープボード
アブソルがいなければ入れ替えや回収ネットを使用せずジラーチを逃がせられるので1枚は入れておきたいカードです。

・リセットスタンプ
小ズガはHPが少ないポケモンをバトル場に出すため、終盤に使用したとしても少ない手札から倒されることが多いため、不採用となる場面が多いカードですが、不利な状況から低確率であれひっくり返せる可能性があるカードなので採用しています。基本的にはレシラム&リザードンと組み合わせて最低でもボスの指令を要求できるような盤面で使用したいです。

・ウルトラスペース
小ズガ対策として無人発電所やワンダーラビリンス◇が採用されている中で、それらを張り替える手段を増やすため、3枚目のスタジアムとして採用したカードです。巨大なかまどの2枚目を入れる選択肢もありますが、安定感を増やすため5枚目のクイックボールのような感覚で投入しています。正直他のボールカードを入れられるならかまどを増やしたほうが強いです。

・基本炎エネルギー

多くのデッキで14枚の採用となっていますが、実際にこの枚数はかなり絶妙な枚数だと思います。もっと多く入れたいですが他のトレーナーズを採用したほうが強いと思いますし、少なくしてしまうと、サイド落ちの枚数によってはセキタンザンVmaxなどをデッキのエネルギーすべてを使用しても倒せなくなってしまいます。

■不採用カード

・カビゴン(くいだめ)、ザシアンV、ファイアローV
いずれも先攻にてより強くなるカードなので、後攻を選択するこのデッキでは不採用です。しかし、ファイアローについては、逃げエネが0という点や、3エネで安定して打点がだせるという点で十分採用圏内だと思います。

・ビーストブリンガー
ほぼ三神相手限定のカードとなるため、不採用。三神相手に4-2でサイドをとれる可能性があるのは強いですが、そもそも序盤で使用するため、引けないことが多く、中盤以降に意味をなさないカードとなってしまいます。

・ポケモンキャッチャー
勝負所で表を出す自信がないので不採用

・ダート自転車
こちらもデッキを回す上で強いカードで、作りはじめた当初は4枚採用していましたが、環境が詰められるにつれて抜けていったカードです。

・カプレヒレ
ミラーマッチを考えると採用したいカードですが、小ズガに対してのみのカードとなってしまうため不採用としました。

・各種ボールカード
このデッキはまともなポケモンのサーチ手段がクイックボールくらいしかなく、博士の研究などのドローサポートも入っていないため、ポケモンが引けずに負けることがそれなりにあるため、もう少し入れたいです。入れるとしたらプレシャスボール、スーパーボール、フレンドボールの中から2枚程度ですね。あとはキャプチャーエネルギーも採用検討。

■Tierと先攻後攻について

Tier1
・三神ザシアン
・ムゲンダイナVmax
・小ズガドーン
Tier2
・雷デッキ(ピカゼク、ピカチュウVmax等)
・セキタンザンVmax
・ルカメタザシアンザマゼンタ
Tier3
・マッドパーティ

他のシティ―リーグや横浜CLの結果から推測しています。三神が多いかなーくらいであとはちょこちょこいる程度だと思っています。ルカメタザシアンザマゼンタやマッドパーティについては、横浜CL等で結果を残していますが、自分で回してみると思った以上に難しかったことで、そこまで多くはいないんじゃないかと考えました。

デッキ解説にもあった通り、このデッキではじゃんけんに勝利しても「後攻」を選択します。理由としては、

・先にサポートの使用ができる
・先に攻撃ができる
・三神ザシアン相手の後1オルタージェネシスGXを回避できる
主に上記の3点になります。

三神ザシアンについても先攻を選択するほうが多いと思いますが、後攻1ターン目のオルタージェネシスについてはどうしようもない場面のほうが多く、どうしても相手の上ぶれで負けたという印象になってしまうため、どうしても避けたかったです。

逆に先攻を取るメリットとしては
・先に進化ができる
・先にエネルギーの手張りができる
上記のような利点があります。

しかし、小ズガドーンにおいてはたねポケモンしかおらず、エネルギーに関しても溶接工を絡めれば1ターンで準備ができるため、そこまで大きいメリットではないと考えました。

他のデッキにおいては上記の利点を生かすために、多くのデッキがじゃんけん勝利時に先攻を選択することが多いため、こちらが後攻を前提としたデッキ構築にすることで、有利にゲームを進められると考えました。実際に横浜CLやシティリーグではじゃんけんの勝敗に関わらずすべて後攻でスタートすることができ、エネルギースピナーを採用した利点を最大限に活かすことができました。

■各デッキに対する立ち回り

・三神ザシアン:若干有利
基本的には後攻1ターン目に準備、後攻2ターン目に三神を倒すという流れになります。アルティメットレイを打たれる前に三神を倒せるかどうかで勝敗が決まるといっても過言ではありませんので、しっかりと準備をしましょう。後攻1ターン目でバトル場のポケモンやウッウのスピットシュートでベンチのデデンネGXが倒せる状況であれば、サイドを有利に展開できますので積極的に狙って行きましょう。
もし、アルティメットレイを打たれてしまいそうな場合、サイドを3-3で取られることがないように、デデンネ、クロバット、オドリドリはベンチに置かないようにしておきたいです。また、ウッウやレシリザをバトル場に出してアルティメットレイを受けられればまだ勝機は見えてきます。ボスの指令などでベンチポケモンを倒されてしまった場合、かなりきつい展開になりますがリセットスタンプをしっかり使用しボスの指令を引かないことを祈ってレシリザでザシアンのブレイブキャリバーを受けられるようにしましょう。

・ムゲンダイナ、セキタンザン等Vmaxデッキ:有利
Vmaxポケモンをひのたまサーカスでワンパンするのが小ズガを使う上で一番楽しい瞬間なので、戦うのが楽しい対面になります。Vmaxポケモンと戦う場合は、基本的にはサイドを3-2-1や3-1-1-1で取りますが、ズガドーンを2回使用しVmax2体を倒して3-3でとるパターンもしっかり想定しておきたいです。そのためのエネルギー回収や、ふつうのつりざおの採用となっています。

・小ズガミラー:若干不利
カプレヒレを採用していないため、相手がカプレヒレを採用しているタイプの場合は少し不利になります。プレイングのポイントとしては、後攻1ターン目からしっかり攻撃することと、グレートキャッチャーやボスの指令を使ってベンチのV,GXを倒すことで、サイドレースで不利にならないようにしていきたいです。

・雷デッキ:不利
雷デッキというよりクワガノンが圧倒的につらいです。この対面の場合は他のデッキと戦う場合とは異なり、レシリザをしっかり育てるプレイングを心がけることが重要です。また、回収できなくなってしまうので、下手に炎エネルギーをトラッシュしないように注意が必要です。

・ルカメタザシアンザマゼンタ:若干有利
ザシアンザマゼンタを倒してもサイドが2枚しかとれない上に、鋼鉄のフライパンや、コーティング鋼エネルギーを付けられてしまうと火の玉サーカスの要求値が上がってしまうため注意が必要ですが、基本的にはエネルギーが張ってあるポケモンを倒すことができればで立て直しが難しくなるのでそこから崩していけると思います。

・マッドパーティ:不利
こちらの攻撃のための必要枚数に対して、相手の必要枚数が少ないため、不利な対面にはなりますが、フーパを使ってマッドパーティ準備が整う前に2体くらい倒して、あとはその間に準備しておいたズガドーンでデデンネやオドリドリを倒してサイドレースを有利に進められれば勝てると思います。

■小ズガドーンデッキの回し方

ここからは各デッキとの戦いかたでは無く、デッキを回す上でこういったことを意識しているという点を書いて行きます。ポケモンカード全般に言えることも多少は含まれますが、あくまで今回は自分がシティーリーグで使用したデッキをモデルに書いて行きます。

1.デッキチェック時のサイド落ちの確認
大型大会等で使用デッキを決めてデッキを調整する上で一番重要な部分だと思っています。理由としてはポケモンカードのCLやシティリーグの予選では、時間切れになった場合、両者敗北となるルールがあるため、こういったデッキの確認に時間を使ってしまうと、自分だけではなく、対戦相手にも迷惑がかかってしまうため、デッキ確認は速やかに済ませる必要があると考えています。クイックボール等でデッキを1周見ただけではサイドに落ちた6枚のカードを完全に把握するのは不可能で、完全に把握しようと思うとかなりの時間を使用してしまうので、あらかじめ確認するカードを決めておきましょう。小ズガの場合は「炎エネルギー」の枚数は最低限把握する必要があると考えています。後は1枚しか入っていないカードで相手の動きを確認しながら使う可能性の高いカードを確認しますが、デッキを確認するタイミングは何度も訪れますので、一度にすべて確認する必要はないと思います。しかしオドリドリGXに関してはどのデッキに対しても活用しますので、確認しておきたいです。自分のデッキはオドリドリを見やすくするためにレアリティをHRにしています。

2.そのターンにしないといけないことを把握すること
自分のターンが回ってきた際に、手札や場の状況を確認し、自分がそのターンですることの最終的なイメージを思い描くようにし、それを実行するための必要なカードを想定することです。例えば、相手のバトル場のムゲンダイナVmaxを倒すことを想定するのであれば、ズガドーン+エネルギー10枚+溶接工が必要になります(あとは必要に応じてポケモン入れ替え等)。この際にしっかりとデッキやトラッシュのエネルギーの枚数を把握しておかないと、クイックボールや火打ち石等で闇雲に炎エネルギーをトラッシュしてしまって、後で足りなくなるということは避けないといけないです。また、必要なカードを想定した上で、その動きがどれくらいの確率で達成できるのか?というところもある程度考えておきましょう。できない場合は別のプランに移行しなければいけませんが、移行するタイミングを間違えると、バトル場にジラーチやエネルギーの付いたズガドーンなどを置いた状態でターンエンドしてしまうことがあるので注意が必要です。

3.各種カードの使用する順番
小ズガは「溶接工を引けるかどうか」見たいなデッキとは良く言われますが、溶接工やその他の必要パーツをより高確立で引くために、カードを使用する順番が重要になります。自分はカードを使う順番は基本的には下記の通りだと考えています。

①クイックボールや火打ち石等確定サーチカード
②デデンネGXやクロバットなどの一定の枚数までドローするカード
③オドリドリ、ヒートファクトリー、溶接工等決まった枚数をドローするカード
④ジラーチの特性「ねがいぼし」

基本的にはデッキの枚数を減らして「ねがいぼし」で引きたいカードを引ける確立をあげるという動きになります。例外としては特に①については順番が変わることが多々あります。例えば、上記のムゲンダイナVmaxを倒したい場合にズガドーンと溶接工が必要となりますが、溶接工はトラッシュにあればミュウツーの特性を使ってデッキトップに置くことができます。よって、先にクイックボールを使わずに、先にドローカードを使って、ズガドーンかミュウツー、もしくは溶接工が引けていれば、もう一方のポケモンをサーチするのに使えます。火打ち石についても、捨てたいカードが無い場合に無理やり使わずに、ドローしてから使用しても良いと思います。また、マリィを使用された場合、デッキの下に自分の元々の手札があることになります。その内に必要カードが多くある場合は、1度デッキをシャッフルすることが重要になりますので、②や③より先に④を使うパターンも考えられます。

■終わりに

以上、ズガドーンのデッキ解説と回し方を最後まで読んでいただきありがとうございました!間違っている部分もあると思いますが、このnoteに関して質問等ありましたらツイッター(@tanimatsu_mdf)にてよろしくお願いします!記事については投げ銭方式にさせて頂きますので寄付して頂くとめっちゃ喜びますのでどうかよろしくお願いします。

ここから先は

0字

¥ 100

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?