始めることから始めよう。(道具編)
今回は「道具編」ということで話をしていきたいと思います。
まず、この道具が無いと試験も受験することができません。
そこで最低限、必要な道具の種類と個人的に今使っている道具の紹介をしていきたいと思います。
1、➕ドライバー
2、➖ドライバー
3、ペンチ
4、ニッパー
5、電工ナイフ
6、圧着ペンチ(リングスリーブ用)※JIS C9711:1982・1990・1997適合品
7、スケール
8、ウォーターポンプ・プラヤーまたはアンギラス
この8点は必ず揃えないといけませんね。
各メーカーからセットで売られているので、それを揃えるのもアリですね。
ここからは個人的に、いろんなものを使ってきて最終的に行き着いた各道具のメーカーとその理由を解説していきたいと思います。
これから電気工事を「始めたい」とか道具を具体的に「どんなもの」を揃えて良いのか分からない方は是非、参考にしてみてください。
次に紹介している道具は、15年ぐらい愛用しているメーカーさんのものです。
1、➕ドライバー
<仕様>
・ベッセル社のプラスドライバー。長さは200mm、#2(普及しているプラスビスのサイズ)
<理由>
・使い勝手、耐久性が良い。割にコスパが良い。
(安さの割に良いものではなく、良さの割に安いのでは・・・。といった感じ。)
2、➖ドライバー
<仕様>
・ベッセル社のマイナスドライバー。長さは150mm、#5(普及しているマイナスビスの1サイズ下のサイズ)
<理由>
・使い勝手、耐久性が良い。割にコスパが良い。
・配線器具から電線を抜く時、器具の破損をかなり軽減できる。
3、ペンチ
<仕様>
クラインのペンチ。長さは8インチ(8ペン=8インチのペンチ)
<理由>
・電線が切りやすい。
・支点がずれている為(偏心機構付)、手にかかる負担を軽減できる。
4、ニッパー
<仕様>
クラインのニッパー。斜ニッパー
<理由>
・釘やステープルが抜き易い。
・IV電線の被覆が剥ぎ易い。
・電線が切りやすい。
・支点がずれている為(偏心機構付)、手にかかる負担を軽減できる。
5、電工ナイフ
<仕様>
・未来工業のナイフ。
<理由>
・刃が研ぎ易い。
・刃のコントロールがしやすい。
6、圧着ペンチ(リングスリーブ用)
<仕様>
・ロブスター製の圧着ペンチ。(上記、適合品)
<理由>
・柄がハの字になっていて。握りやすい。
7、スケール
<仕様>
・タジマ製のスケール。5.5m用。「巻取りstop」のつまみのあるもの。
<理由>
・手になじみやすいサイズ感。
・測定寸法で固定できる事。
8、アンギラス
<仕様>
ドイツ製(メーカー調べときます)のアンギラス
<理由>
・軽くて丈夫。
・握っている時に「支点」が滑らない。
・回している時に「作用点」が滑りにくい。
8点に関しては、こんな感じでしょうか。
参考までに、およそ3万円くらいですね。
ここからは、かなり便利なツールの紹介です。
9、ラジオペンチ(電子工作用)
<仕様>
・HOZAN製のラジペン
<用途例>
・配線器具端子への電線巻き付け作業。
10、プラスチックニッパー
<仕様>
FUJIYA製のプラスチックニッパー。125mm。
<用途例>
・弱電線の被覆皮剥き・切断。
11、VVFストリッパー
<仕様>
・MCC製のストリッパー。φ2.0mm対応
<理由>
・皮剥き時間の短縮。
以上が道具紹介です。
個人的にはこんな感じでずっと使用しています。
あと、今回は最低限という事での紹介なので、計11点ですが、
勿論、腰道具だったり小型のインパクトドライバー・・・。
と、いろいろな作業効率を上げるためには、もっともっと道具はあります。
「電気屋は本当に道具が多い。」
そんな感じで紹介は終わります。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
決して、入門品が悪いというわけではないので、予算に合わせて揃えていかれたら良いかと思います。
ただ経験上の話をさせていただくと、使っていくうちに、仲間から話などを聞いてるうちに、きっとグレードアップしていく事になるかと思います。
今回紹介させて頂いたのはごく一例に過ぎません。
道具には予算に合わせた「最高」のものを手に入れていただきたいです。
また、「良い道具」を手に入れたなら、「モチベーション」も上がりますし、「楽しく」技術を覚えるきっかけになりますから。
受け売りですが「道具代をケチったら、良い仕事はできない。」と、よく言われたものです。
長くなりましたが、予算に合わせて「妥協」せず、自身に「シックリ」くる道具と出会ってください。
よろしければサポートお願いします。電気工事士として役立てたいです。