【入門編】英語の冠詞を「ほぼ」マスターする講座
このブログでわかること
1.ひとまずこのサイトを見れば、だいたいの冠詞のイメージつかめる
2.いい書籍やサイトがわかる
英語の冠詞、a,the,複数形、何もつけない
のルールってちゃんと習っていないので会話でも英作文でもめちゃくちゃ困りますよね。
正直言いますと、タニヒトもちゃんと習ったことがないので、参考書を片手に添削しています。
ただやはり教える立場としては、ちゃんと学びたいいけないと思っており、、何冊が書籍を購入したり、信頼できるサイトを参照したりして日々勉強しています。
とのことで今回から、
英語の冠詞を「ほぼ」マスターする講座
を続けていきたく思い、
まずは、【導入編】としてお伝えしていきます。
目次
1.冠詞の最高のフローチャート
2.英作文に使える 6つの原則
3.冠詞は6種類
1.冠詞の最高のフローチャート
『フローチャートでわかる 英語の冠詞(遠田 和子著)』
この本はおそらく最高です。
イラストにあるように、3つのステップ、
フローチャートで判別。
図の解説は、タニヒトオリジナルです。
読み終わったらまた共有します!
2.英作文に使える 6つの原則
大学入試 英作文 ハイパートレーニング 和文英訳編 新装版
も素晴らしい。
「aとtheの使い方がわからない」との質問をよく受ける、とのことで著者が6つの原則を提示してくれている。
英作文にぜひ役立てて欲しい。
原則1 可算名詞には必ずaかtheか複数形
a dogとdogはめっちゃちがう。
原則2 一般論を表すときは、可算名詞は無冠詞複数、不可算名詞は無冠詞単数
I like cats.
Science is interesting.
原則3 普遍的に当てはまらないときはtheか所有格
Students must respectful the [ their ] teachers.
学生は、一般論
この場合の先生は、世界中のではなく、特定なので。
原則4 一般論でも,ifやwhenなどの条件を表す表現の中では単数形
It is natural to make mistakes.
When you make a mistake, you have to correct it. いつでも間違えたら、
原則5 後置修飾・先行詞の形の区別はたった4種類
a) 1/1 →<the + 単数名詞>
b)1/多 →<a + 単数名詞>
c)多/多 (不特定多数) →無冠詞複数
d)多/多 (特定多数) →<the + 複数名詞>
原則6 聞き手にとって未知のものでも、話し手にとって唯一のものにはtheを付ける
go to the station
the newspaper
3.冠詞は6種類
現代英語のラジオ英会話で以下の説明がされていました。
ぜひ、ご参考ください。そのまま引用しております。
★名詞の意味合いは冠詞などによって6種類に変化する
リスナーの方から、このような質問をいただきました。
「『不可算名詞は特定の場合は可算名詞になる』というのがよく分かりません。また1月26日の放送回で、第1文のlabor shortages「人手不足」は複数形なのに、第4文ではthe labor shortageと単数形になっています。この理由もあわせて教えてください。」
1月26日の放送回についてですが、第1文のlabor shortagesは複数形になっているので、「人手不足(が1か所だけでなく日本のあちこちで同時に発生している)」といった意味です。それぞれの場所での人手不足を1件として数えると、合計すれば複数あることになります。
第4文のthe labor shortageは単数形になっているので、それら全体をまとめて1つのこととして捉えています。「その(日本のあちこちで)人手不足(が起きているという1つの現象)」です。このように、labor shortagesとthe labor shortageは意味合いは異なるのですが、自然な日本語に訳すとどちらも単に「人手不足」となってしまいます。
今回のご質問は、英語の本質に関わるディープなものだと思います。名詞については文法書でいろいろ解説されていますが、1つの解釈として、今回は私の見解を述べます。
まず、英語の名詞は、日本語の名詞とは根本的に異なるとお考えください。英語では、全ての名詞は、潜在的には抽象的で一般的なものです。そこにaやtheといった冠詞を付けたり、複数形にしたりすることで、「その単語の意味の幅を制限し、意味を確定させる」というのがルールになっています。自然な日本語にすると同じ訳語になることが多いため、その意味合いやニュアンスを判別するのが難しいのですが、以下のように分類してみましょう。
英語の名詞の意味は、「theを付ける/付けない」という2つのやり方(特定・不特定)と、「何も付けない/aを付けて単数とする/複数形にする」という3つのやり方(抽象・具体単数・具体複数)を掛け合わせることで、6種類に変化します。
(1)抽象的かつ不特定
何も付けないshortageは「不足(していることという抽象的で曖昧な概念)」です。冠詞などによる意味の制限を全く受けていないため、意味が際限なく広がる感じで、ありとあらゆる「不足」を含んでいます。
(2)抽象的だけど特定
the shortageと定冠詞theを付けると、「不足(していることという特定の概念)」を表します。theによって他のいろいろな概念とははっきりと区別されるが、その範囲内にあることは全て含んでいるというニュアンスになります。theによる「総称」用法はここから来ています。
(3)具体的・単数で不特定
不定冠詞aを付けてa shortageとすると、「(ある1つのもの・ことが)不足(している状態)」という具体的な意味になります。
(4)具体的・複数で不特定
shortagesと複数形にすると、「(複数のもの・ことが)不足(している状態)」や、何かが「(あちこちで)不足(しているという状態)」のような意味になります。
(5)具体的・単数で特定
ご質問にあった第4文のthe labor shortageは、このパターンです。「(日本のあちこちで起きている、その)人手不足」全体をまとめて1つの概念として捉えているため、単数形になっています。
(6)具体的・複数で特定
the shortagesのように複数になると、特定の複数の何かが「不足(しているという状態)」です。
ぜひ、今後迷ったときは、このサイトに戻ってきて確かめてくださいませ!
原文 引用
2024年1月26日(金)の放送内容
“働き旅”で人手不足解消へ
JAPANESE INN TURNS TO TOURISTS TO EASE LABOR SHORTAGE
Now the holiday travel rush is worsening labor shortages around the country, especially in the tourism industry. But one inn has come up with a unique system to ease the effects of the problem.
Popular sightseeing spots here in Tokyo are packed with tourists. But the effects of the labor shortage can be seen all around.
A rickshaw tour business in Asakusa lost nearly half of its drivers during the pandemic. Some have returned, but the staff is still about 20 percent smaller than its pre-pandemic size. It has no choice but to turn some customers away.
But this inn in Shizuoka Prefecture is turning to an unlikely source of manpower – the guests themselves. The inn has organized a “work while travel” system that pays visitors for tasks such as cleaning and serving meals. The program also includes accommodation, food, and access to the on-site hot spring during non-working hours.
Now the holiday travel rush is worsening labor shortages around the country, especially in the tourism industry.