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ヒプノをめぐる冒険2 出てこい!ヒプノセラピーって名付けた奴!
前回、ヒプノの元祖と言われるメスメルさんの話をしました。
あまりの治癒力に、
パリ中の貴族がこぞって
メスメルの治療を受けたという話を前回しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1650778572461-pVPy4FE5dj.png)
このメスメルの治療室に大勢の人が殺到したため、
政府に目をつけられてしまいます。
「それは悪魔的なものではないのか?」
「異端ではないのか?」
メスメルはここで諮問委員会にかけられてしまいます。
この当時は魔女狩りなどもあった時代。
変なことしていると目をつけられて、
拷問にあったりした時代だったのです。
メスメルの治療は、確かに治癒していることが確認され、
インチキではないことは証明されたものの、
怪しい・・・ということでパリから追放されます。
でも、メスメルが追放されても、
このメスメルの治療法はパリからなくなることはありませんでした。
沢山の弟子たちがその療法を後を継いだのです。
スコットランドの外科医のジェイムズ・ブレイドさんは、
メスメルの弟子たちが行う、この療法をしげしげと観察し、
研究を重ねていきました。
その結果、ある時、ジェイムズ・ブレイドさんは気が付くのです!
このメスメルの弟子たちが行う、
この治療中、クライエントの意識が、
「眠っているような起きてるような、その狭間のボーッとした状態にある」
ということを!
ここでジェイムズ・ブレイドさんは、
これは心理的作用によるものではないか?と推測しました。
メスメルはこの手法に「動物磁気」と名付けていたのですが、
ジェイムズ・ブレイドさんの観察の結果、
これは磁気は関係なく、
またインチキでもなく、
悪魔的なものでもなく、
神の力でもなく!
非科学的でもなく!
これは心理的なものである!
と結論づけたのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1650778883220-OPXMEl7FZ5.png?width=800)
その結果、
意識的にその眠っているか起きているかの狭間の状態にし、
言葉をかけていくことで、
同じ効果が導き出せることを発見します。
すごい!!!
彼は被験者をリラックスさせ暗示をかけることで、
病気が緩和していくのを証明できたのです!
すごい!!
彼は、これを公開実験し成功させていきます。
再現性のある方法で、誰もに効果があることを実証していきます。
ジェイムズ・ブレイドの、明確な説明、
科学的、論理的な説明で、
これが非科学的なものではないことを浸透させていくことに成功します。
本当にすごいですね!
ヒプノの神様ですね。
ジェイムズ・ブレイドさんは、
この眠っているか起きているかの状態を
ヒプノーシスと名付けました。
この人が名付け親でございます。
ヒプノーシスとは、ヒュプノスという眠りの神の神話から来ています。
「眠り」という意味なんですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1650779352908-30FD1G2Mk5.png)
さて、このヒプノって一体なんなのか!?
まだまだ次回もヒプノって何かをお届けしていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1650796719013-D7zby5HZwD.jpg?width=800)
ところで私は毎週土曜日、朝の8時半から
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