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One must drink as one brews!!

″ご当地ビール″という言葉が世の中に定着して久しい。

全国各地で販売され、その土地で飲んだりお土産として買う人もいる。
個人的にパッと思い浮かぶのは、ロッキンで灼熱の中ツブ貝の串焼きとともに飲み干した常陸野ネストビール、そしてお伊勢参り後におかげ横丁を散策するための相棒、伊勢角屋麦酒。

そう、ご当地ビールはもはや旅の思い出に欠かせない1ピースなのだ!

そんなご当地ビールの醸造所が、海浜幕張にもある。

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場所は現在進行形の開発が進む幕張ベイパーク、若葉3丁目公園沿いの低層商業棟″幕張ネイバーフッド″内にある、幕張ブルワリー

幕張ベイパーク自体は元々アメリカで住みたい街No.1と言われるポートランドの思想を参考にして計画された(この街の名前はかなりマイナーだが、大学でまちづくりをかじっていた手前、僕は元々知っていた)

そして、そのポートランド市内には世界一と言われる数のブルワリーが存在するらしい。この店のオーナーも元々ポートランドに造詣があったようで、どうやらこの縁は偶然ではないようだ。

最近の言葉ではパブを併設したビール醸造所のことを、ブリューパブというらしい。工夫を凝らしたビールとワイガヤが大好きな僕にとってはうってつけの店、ということで足を運んでみた。

とはいえ、21年9月現在、千葉県は緊急事態宣言下で飲食店での酒類提供が禁止されている状況。今回は大好きなビールは諦め(出しゃばり続けているビール腹へのケアも込めて…)、それに負けない存在感を醸し出すマリンコーラを頼んだ。

海外でハーブティー等に使われるバタフライビーを使用しており、澄んだ青味を魅せるクラフトコーラ。さらに、添えられたレモンを沈めると紫色に変化する、とてもインスタ映えな飲み物になる。

レモンを入れる前と後で色を変えるマリンコーラ。初めの青色は撮り忘れたので、別撮りで。

そして飲んでみると、あまりコーラに詳しくない僕でもわかる、明らかに癖のある味。

スパイシー、美味しい。

コーラには元々香辛料が入っていると聞いたが、それがクラフト感として良く出ている。

ビールならぬコーラのお供には、フライドポテトを頼んだ。マックより太くケンタッキーより細い、モスバーガーほどの中庸なストレートカットタイプ。揚げたてで熱い。そしてビール(コーラ)が進む、少し強めの塩加減。

味は申し分ないが、ケチャップ好きの僕にとっては、ケチャップの量がもう少し多いと尚良い。

ついつい手を伸ばしてしまう美味しさで、コーラの後は水を片手に、黄昏に沈む幕張ベイパークの光景を見ながらゆっくりと食べ終えた。

秋はテラス席が心地よくなる季節。見通しの良い開けた場所に位置するため、夕陽が深い所まで光を落としてくれる。

肝心のクラフトビールは、店内では飲めないものの、テイクアウトは可能。何なら、近くにあるイオンスタイル幕張ベイパーク店にはお店よりももっと沢山売っている。笑

ご当地ビールを醸造するブリューパブが家の近所にある。あぁ、ビール好きにとってみれば、なんて贅沢!他には中々無い、海浜幕張の良さの一つだと感じる(ビールを外で楽しめない逆風の状況は続くが…)

とはいえ、実は僕もクラフトビールをテイクアウトして試飲済。ただし、ブリューパブの醍醐味はその店で飲んでこそ。緊急事態宣言が明けたら、また改めてここでビールを飲んでレポートしようと思う。

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One must drink as one brews.

「醸造したからには飲まなければならない」ということで、自業自得という意味のアメリカの慣用句らしい。

醸造したからには、飲まなければならない。そりゃそうだ。じゃあ誰が飲むのか。コロナ禍で人の往来が難しくなった今、それは住民である僕らに決まってる。身土不二、地産地消。いや、千産千消!

自業自得…?受けて立とうじゃないか!

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