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飛んできます

午後13時からオペが開始
ただいまの時刻は12時38分を回った所
もうすぐ僕は全身麻酔でぶっ飛びます
経験したことがある人は分かってもらえるのかと
思いますが、本当にぶっ飛びます
この前した時は、看護師さんに「5つ数えます」と言われ、10ぐらいまで耐えてやろうと決心して、覚えているのは「3」と言われた時まで、でした
表現の仕方は各々によって変わりますが、
全身麻酔はとても不思議な体験の一つだと自分では思っています

話を遡ると
2020年の7月15日
の早朝僕は自転車でタクシーに轢かれました
そこで急死に一生を得て
今も生かしてもらっている最中です
前回の手術では突然のことで心の準備もないまま
半ば強制的に手術が行われました
それから随分と時が経ち
今日に至ります
今回は前回の手術で入れた鉄の棒の摘出です
なんだかジェットコースターに乗る前の気持ちに似ている気がしますが、そんなに楽しいものではありません
現代の医療技術がいくら進歩したといってもこの世の中に絶対はありません
全身麻酔から目覚めない可能性もほんの僅かな可能性ですがあります
こんな日があるからこそ、僕は生きていることを実感できるのかもしれません
だとするならばこんな日が
あってもいいのかもしれません
当たり前のように目が覚めることを祈って
飛んできます✈️

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