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もはやこれはホス狂いの風俗嬢

「死ぬまで一生愛されてると思ってたよ」

TSUTAYAで見かけたこの言葉が
愛に期待しない私の興味をそそった。

尾崎さんの言葉はまるで蜘蛛の糸だ。

10枚レンタル2000円
膨大なCDの中から、ジャケットだけで曲を想像し
みんなが知ってる曲、じゃなくて
わたしのお気に入り、になりうる音楽を探し出す
わたしにとっての音楽欲はそのくらいで満たせるくらいのものだった。

小学校
みんなが聴いてて、知らないと言うと引かれたので
モーニング娘。を聴いて覚えた。

それから社会人になるまでは
TSUTAYAレンタルのジャケ借りのみ。
友達には「推しがいないなんてよくわからないひと…」
と言われていた。
推しがどうやったらできるのかわからなかった。
(同じように私は「彼氏欲しい」とは思わない。
「彼氏にしたいと思う人が欲しい!」とは思う。)

そんなやつが2013年
運命の出会いを果たす

「死ぬまで一生愛されてると思ってたよ」

この言葉につかまった、数ヶ月後の2013年11月6日
自分の事ばかりで情けなくなるよ上映会でのミニライブ

始発が動く時間に目覚めてTwitterを検索「もう並んでる」というツイートを見て「このひとに直接会いたい!!!!」と飛び起き起床15分で家を飛び出し走って駅に向かい山手線に乗りTwitterを検索しまくりながら渋谷駅に着いてカラスが飛び回る街中をラブホテル街の円山町にあるユーロスペースまでダッシュして早朝のコトを終えてラブホから出てきた浮かれたカップルに絡まれながら寒空の下凍えながら尾崎世界観のミニライブの整理券がわたしの分まであるだろうかと並んでいる人数を何度も何度も数えてその時を待った。

その夜、めでたくわたしは尾崎世界観との初対面を果たした。

必死に走っている間、楽しくてずっと笑ってた。
わたしあの人に会いたくてこんなに必死に走ってる!
すごい!なんで?なにこれ!なにしてんだろ!
これが…推しの力!?


あの日からずっとわたしは楽しくて仕方がない。
ライブがこんなに楽しいなんて
バンドがこんなに誠実だなんて
音楽に、歌詞に、こんなにも助けられるなんて!
クリープハイプが活躍し続けてくれる限り
ずっとクリープハイプのそばにいたいと思っている。

ファンのことを太客と呼ぶクリープハイプが愛しい。
太客て!その通りだよ!!!!!

クリープハイプのために働くから、
わたしのためにステージにいてください。
(気分はホス狂いの風俗嬢)

死ぬまで一生愛されてる、と大船に乗ったつもりでいてほしい。
ずっと太客でいるよ、の誓いを込めて。

クリープハイプの姫になってよかった。

#だからそれはクリープハイプ


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