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UIデザイナーによる書体分析

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UIデザイナーが書体の知識を深めるために書いています。 Cover photo by Ashkan Forouzani
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記事一覧

写研のデジタルフォントがデザイナーへ与える影響

今週、文字界隈をビッグニュースが駆け巡りました。 写研の書体が、やっとデジタルフォントになる!……という朗報に、グラフィックデザイナーや書体好きが多いに沸きました。 いまでこそモリサワ一強ですが、1980年代は写研が最大手。写研には、石井細明朝、ゴナ、ナールなど、たくさんの名書体があります。 そういった書体は今でも街中でたまに見かけますし、古い雑誌はあちこちが写研書体です。 しかし、写研の書体は長らくデジタル化がされないままでした。デザイナーからすると、使いたくても使

UIデザイナーが欧文フォントの情報を得るために見ているサイト

谷です。家電メーカーでUIデザイナーをしてます。 欧文書体の情報収集に便利なサイトを紹介します! ✏️ ✅ Typecache国内外のフォントファンダリがまとまっています。Newsに新しくリリースされたフォントが載っており、新書体の情報をいち早くキャッチできます。 とくにオススメなのが「Altanatives」のページ。あの有名フォントに似た系統の書体が紹介されています。たとえば、「Futura使いたいけど人とかぶ流のが嫌だ!」というときに役立ちます。 ✅ Typo

写真でふりかえる第7期 文字塾展

谷です。文字塾、第7期の展示を見に行ってきました。 ❓文字塾 「一年をかけて自分の仮名(平仮名、片仮名)をつくり、フォント化して、その成果を展示会で発表する」塾です。 講師は游明朝や游ゴシックでおなじみの鳥海修さん。 会場は人形町vision's。 平日でもひっきりなしに人が来ていました。 入り口には展示作品を掲載した小冊子と、たくさんの書体見本があります。ものすごい量です。 壁には各書体2パネルで説明があります。 組見本はそれぞれ書体のコンセプトに合わせたデザイン

書体好きによるメルカリの新しいロゴタイプ分析

谷です。フォントにちょっとだけ詳しいUIデザイナーとして、書体についてnoteを書いています。 2018年後半で話題になったトピックとして、メルカリのリブランディングがあるのではないでしょうか。 meetupイベントにnote枠で応募したのですが、あえなく落選。講演を聞けなかった組ですが、勝手にロゴタイプを分析してみます。 (ロゴマークではなく、ロゴタイプです!) 1 ロゴタイプのトレンドロゴのトレンドとして、スタートアップやテック系企業ではサンセリフ体が人気です。 Go

小林章さんの数字をデザインするWS参加レポート

谷です。好きなGaramondはStempel Garamondです。 この記事は、2018年11月18日に開催されたTDC主催のWSのレポートです。著名なタイプデザイナーであるMonotypeの小林章さんが数字のデザインをレクチャーしてくれるというWSでした。 1. 作った書体 2. 当日のようす 3. 振り返り 1  作った書体参加者は、0〜9までの数字を宿題として作成します。当日は小林さんのコメントを元に、6時間かけてひたすら数字をブラッシュアップします。 今回

Future fontsと参画するタイプデザイン

谷です。家電メーカーでUIデザイナーをしてます。好きなフォントはSchick Toikkaのdiaです。 Typecache共同設立者のakira yoshinoさんが紹介していた、Future fontsというサービスが面白かったので、自分なりにまとめてみます。(ヘッダー画像: Introducing Future Fontsより引用) どんなサービス?Future fontsは、制作途中の書体が安く買えるマーケットプレイスであり、タイプデザイナーと交流ができるコミュニ