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映画「ラスト、コーション」の紹介

こんにちは。
今日は突然ですが、好きな中国語映画をご紹介します。
映画「ラスト、コーション」は、
2008年に公開された台湾人監督アン・リーの作品です。
原作は中国当代女流作家・張愛玲の「色,戒」という小説です。

この小説は大変短い小説なのですが、
アジア人で初めてのアカデミー賞外国語映画賞や監督賞を受賞しているアン・リー監督が、
とても軽快で楽しくスリリングな映画にしています。

私は中国本土でこの作品を見たのですが、
内容によりカットされているバージョンを見ました。
香港や上海を舞台とした、ワクワクする世界観に引き込まれ、
そこからアン・リー監督の全映画を見ました。
アン・リー監督は特に初期の3部作と、
グリーンディステニーという中国語の作品が好きです。

ラスト・コーションの話に戻りますが、
主人公は女性のスパイです。
女優のタン・ウェイさんがとても可愛らしくて大好きになりました。
何種類もの旗袍(qípáo=チャイナ服)を着こなしていてそれを見るだけでも楽しいです。

お相手役は超一流香港スターのトニー・レオンが汉奸(hànjiān=売国奴、この映画では日本に寝返った中国人の役)の役をしています。
トニー・レオンの終始憂いを秘めた表情はさすがです。

ストーリーとしては、第二次世界大戦下で、
愛国心ある学生グループの一員のタン・ウェイ演じる王佳芝が、
売国奴であるトニーレオン演じる易に裕福な夫人と騙して近づき、
暗殺するチャンスを狙うというものです。

この映画は過激なシーンで物議を醸しましたが、
過激なシーンを抜きにしてもドキドキハラハラする内容になっています。
中国語映画に興味のある方は是非チェックしてみてくださいね。

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