管理職つぶやき#2 内示のときに感じたこと。
2019年2月、電車で移動中に内示の電話がありました。デッキで、なんとかその内容を聞き取ろうとしたことを覚えています。
それまで私は支社で係長的な役職で仕事をしておりました。そのときも東京で定期的に開催される支社の係長が集まる会議に向かう途中でした。
少し前に課長昇任試験みたいなものを受けており、合格=課長ということなのですが、「課長になってほしいと思っている」と電話先の偉い方から言われたことは印象に残っています。
偉い方から頼まれるって、なんか気分いいなぁ〜と感じたのも束の間。
続いて告げられた部署。
え? その部署??!
え? ということは勤務地は◯◯??
支社にいたときには、何やってるかよく分からないなぁと思っていた部署であったこと。そして、何より家族会議で◯◯だけは嫌だよね、と話をしていた勤務地であったこと。
嬉しいよりも、妻への報告が気分重たすぎる。
妻の反応は、
おめでとう 5%
それ以外 95%
といった感じでした。。。
サラリーマンの醍醐味のひとつに
出世
があり、私は比較的、それが
モチベーションの源泉
だったのですが、それを祝福されないことに、なんだか何とも言えない気持ちになったことを覚えています。
家探し、引っ越し、各種手続きの過程で一通りの夫婦喧嘩があり、なんとか4月、新しい赴任地でのスタートをきりました。
そして、今、思うこと。
出世がモチベーションの源泉であることは今でも変わりはありませんが、私より偉い人たちと一緒に仕事をする機会が増えてきたなかで、出世のその先にある世界は結局、どこでもあるヒエラルキーが繰り広げられていることも知りました。
少なくとも、私の職場では。
出世が目的ではなく、
出世をテコに何を成し遂げたいのか。
出世は手段であり、『目的』と『手段』を間違えることなく、時々そこに立ち返ることの必要性を今は感じています。
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