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【丹後リビングラボメンバー紹介#01】株式会社野木源

【丹後リビングラボメンバー紹介シリーズ】では、丹後リビングラボメンバーへ「どんなことをしていますか?」「お困りごとは?」「チャレンジしてみたいことは?」という3つのポイントでお話をお聞きし、メンバーの魅力をたっぷりお届けします!

『株式会社 野木源』ってどんな会社?

メンバー紹介シリーズ第1回目は、
『からだの芯から健康になる 京丹後 野木源(株式会社 野木源)』の野木久聖さんと依子さんにお話をお伺いしました。

野木源は、お米を中心にメロン、ネギ、ゴボウなどを育てる家族経営の農家さん。また環境保全型農業にも取り組まれています。

お餅やお味噌などの加工品も絶品です!

そして野木源のトレードマークといえば、久聖さんと妻依子さん仲良し夫婦。依子さんがいつもInstagramにあげているお2人が笑顔で楽しそうにお米や野菜作りをされている姿を見ていると、これだけ愛情と笑顔をたっぷり注いで育てられたお米や野菜が美味しくないわけない!と納得します。

2024年度からは久聖さんが16代目として代表に就任。これを機に心機一転、お米づくりだけにとどまらない野木源の新たな挑戦など、お2人の想いをお聞きしました。

愛娘が嫁いでいく気分

野木源は業種の垣根を超えたコラボに対してもとても積極的で、鍵は「お米などの自社商品をどう変身させるか」だと言います。

【野木源×○○ コラボ例】(一部抜粋)
・野木源×日本酒(丹後の酒蔵とのコラボ)
 →野木源の飯用米を使った日本酒
・野木源×味噌ラーメン(地域のラーメン屋さん)
 →野木源の味噌と白ネギをたっぷり使った味噌ラーメン

野木さん:
このように地域事業者とコラボして、ローカル×ローカルのコラボ商品が地域外で売れていくことで外貨を稼ぐことが出来ます。それが地域全体を盛り上げることにもつながる。このような「相乗効果」の仕組みをつくりたい。

他事業者と連携することが回りまわって自社の利益にもつながる。
自社の利益だけを考えるのではなく戦略的にも他社を巻き込んでいく。
そのような野木源の姿勢が長年地域に愛される秘訣なのかもしれないと感じました。

ちなみに愛情たっぷりで育てたお野菜やお米、お味噌などを別事業者へ卸す時「愛娘を嫁に出す気分」になるそうです (笑)

お困りごとは何ですか?

大事故がきっかけで気付かされた課題

一次産業事業者であれば恐らくどこも抱えているのが「働き手不足」という問題。野木源も例外なく人手が足りていないのが現状だと言います。

それでも何とか限られた人数でまわしてきましたが、昨年久聖さんが交通事故に遭い頚椎を骨折…しばらく寝たきりで農繫期にも関わらず全く身動きが取れないという状態になってしまいました。

野木さん:
農家仲間が自身の田んぼも大忙しの中農作業を手伝ってくれた。周りの方々に支えられ何とか乗り越えることが出来たが、この経験から「自分が欠けてしまうと成り立たなくなるという状態はまずい…」と再認識しました。
この時に助けてくれた方々には、これから少しずつでも恩返しをしていきたい。

チャレンジしてみたいことは何ですか?

「田んぼ×○○」の可能性

働き手不足に合わせて、所有する広大な農地をどのように管理していくかは大きな課題の1つだと言います。

野木さん:
その広大な農地でどれだけ頑張ってお米だけを育ててもお米の利益率は低いのが現実。
今後この広大な農地を上手く活用してお米以外の事業モデルをつくることが重要です。

例えば、海が近いというローケーションを活かした農業体験。
ただ田植えをして終わりというのではなく、お客さんといっぱい汗を流して農作業を頑張った後、そのままビーチに移動して海に飛び込む!!というもの。想像しただけで気持ちが良さそうです。

野木源さんの田んぼ近くの海岸

また、「汗をかく」という共通点に着目した田んぼ×サウナや、空いている農地を使って泥んこサイクリングといったユニークなものまで、お2人からは楽しいアイデアが次から次へと出てきます。

その中でも野木源が今後特に実現させたい夢は農泊事業。
丹後リビングラボを通して出逢った農泊を営む事業者のもとへ実際に体験をしに行かれたり、既にリサーチも始められているそうです。

農泊が実現すれば、私も笑顔いっぱいのお2人のもとへエネルギーをチャージしにファームステイしに行きたいです♪

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丹後リビングラボについて気になる方は是非HPをチェックしてください♪

Writer:丹後リビングラボ 岸あやか



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