見出し画像

能登から認知症の父がやってきた(20)

うちの実家の地区は災害ゴミは3月31日まで。
偶数日と奇数日で地区を分けて出せる日を分散している。
軽トラの無料レンタルもあるのだが、日程を指定できない。実家にずっと滞在できないので、ジャパンレンタカーで軽トラをレンタルして帰った。

落ちてきた瓦、割れた食器、壊れた電子レンジ、折れてしまった衣紋掛け。倒れて壊れた古いタンスも捨てたかったのだが、1人では運べない。当然といえば、当然だが、ボランティアは日付指定はできない。一度見に来て、どのような作業か確認してから派遣する、とのこと。せっかく軽トラを借りたのに残念だが、しかたがない。行政も大変だと思うけど、断水で片付けも進まない人も多かっただろうし、もう少し延長してくれればいいのに。

あらかじめニュースで知ってはいたが、災害ゴミ置き場は2時間待ちだった。
雨の日だから少しは空いてるだろうと思ったが、甘かった。スマホをチラ見して時間を潰しかない。
順番待ちの間は、ゴミ置き場はシートで壁で囲まれていて、中の様子が分からない。バーっと車から降りて、それぞれの場所に置きにいくのかと思っていた。ゴミもすごい山積みで散乱してるのかと思いきや、ゴミの種類ごとに車でうまく回れるようになっていて、ゴミによってはコンテナのようなものに入れられて整理整頓されていた。2ヶ月の間に整ったのかもしれないが、災害が多く狭い日本で引き継がれてきた作法なのかもしれない。

軽トラは5日間レンタルで、15,800円。安っ!決してきれいな車じゃないが、ゴミを運ぶんだから、問題ない。しかも後ろがすぐ窓なので、バックで駐車しやすい。2人しか乗れないが、いいな、これ。せっかくだし、トラックボランティアでもやろうと思ったが、住んでいる人しかだめらしい。(なんでだろ、変なの)ま、ご近所に挨拶や掃除やら雑用でヘトヘトだったので、やらなくてよかったけど。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?