共産党京都府委員会の重鎮も除名された件。

松竹伸幸氏が除名されたときに、ほぼ同じ趣旨の本を書いた鈴木元氏は除名されませんでした。その理由として、鈴木氏は立命館閥であり、京都の党委員会では大物であり、立命館の後輩である穀田恵二国会議員も先輩の首を切れないだろう、とまことしやかにいわれていたからです。(ちなみに松竹氏は一橋大卒で共産党では影響力をもたないそうな)
しかし、松竹氏は除名されたのになぜ鈴木氏はそうならないのか、という声はやはり出ていました。やってることに一貫性がない、と。
1月ほど遅れましたが、鈴木氏にも除名という判断が下りました。これで、あちらとこちらでなんで処分がちがうのか、という疑問はなくなるでしょう。
除名の理由は、松竹氏としめしあわせて、分派行動、反党行動をおこなったからだ、ということです。しかし、彼らの行動の心情は「党を改革したい」ということでした。党首の選挙もなく、同じ人物が20年も党のトップでしきるのはおかしい、という問題提起でした。その問題提起が、党内では「異端」となり、除名という排除にいたったわけです。
共産党というのは一つの考え方を決定したら、それに全員が従わないといけない「民主集中制」を標榜しています。そして異論があってもそれを党外で話すことは許されません。これを「全体主義政党」「ファシズム」といいます。


これが除名の原因となった鈴木氏の本です。


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