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郵便局の配達員さんのスペックの高さを垣間見た。仕組みに問題はあるが人間力でカバーされていた。

筆者は2020年の4月に現在の住所に引っ越してきたのだが、当然郵便局やヤマトさんに転居届は出していた。
Amazonをはじめとするネットショッピングで買い物をすることが多いので、これは電気を契約するレベルで必須のタスクになる。

そして1年半が過ぎ、普段使うサービスは全て住所変更が終わっていたと思っていたら1箇所だけ住所変更していないサービスがあった。
ヨドバシカメラだ。

普段は職場の近くなので買いに行くことが多くすっかり忘れていた。

ネットで物色してポチった翌日のメールを見て青くなった。
前の住所やん。
そして急いで郵便局に走る。

だって同じ市内だから今日出せば明日には届く距離だ。
ということで郵便局に行き事情を話して動いている荷物をストップしてもらって転居先にお届けしてもらうことになった。

これで完了と思っていたら、ヨドバシさんが3個口で送っており、そのうち2つが完了で1つは在庫が入り次第発送ということになっていたらしく、それが旧住所に届きそうになっていた。

普段電話が鳴らない時間帯に見たことのない電話番号が筆者の携帯に着信したので、何事かと思い電話に出てみると郵便局の人で、もう旧住所には住んでないですよね?との問合せ。そこで数日前の顛末をお話しさせていただき、最後の荷物もことなきを得た。

ここで問題が1つ。
数日前に転居届を出し直したのに荷物が旧住所に届きそうになっていたこと。

これは郵便局の仕組みの問題だと思う。
出された転居届の情報が正しく集配局に伝わっていなかったのか、伝わっていたが処理されていなかったか。この2点の可能性が考えられる。

転居届を出したのは、その地域のキー局でスタッフも多いがお客さんも多い。
日々大量の郵便、荷物、事務手続きに忙殺されているだろう。
集配局は小さな郵便局でスタッフもお客さんも少ない。郵便の取扱量も少ないがスタッフも少ないので同じく忙殺されていると思う。

筆者は20数年前にアルバイトで郵便局の仕事をやったことがあるのだが、あの当時の仕組みを現在でも使っているとすれば今回のようなヒヤリハットにつながっても仕方ないと思える仕組みになっている。
配達先のリストを担当地区の局員が手書きで更新しているのだ。

その反面、自分の担当地区のことは隅から隅まで知っているのが郵便局員で家族構成はもとより大まかな生活時間帯まで把握する勢い。
この個人スキルがあるから半ば欠陥のようなシステムでも正常に動いているのだと思う。

引っ越した直後の話になるが、Amazonからの荷物はヤマトさんが受託していたようで、1ヶ月のうちに何回も荷物を返されたり引っ越したんですか?などの問合せがきていた。その度に転居届出してるやん!という不毛なやりとりを行なっていた。

今回は筆者宅に届くはずの荷物を郵便局員さんが、おかしいぞ?と思い配達の便に乗せる前に確認をしてくれたところがファインプレーだと思う。ヤマトさんは旧住所の玄関前から電話してきていたので。

元はと言えば筆者が引っ越した瞬間に通販系の会社さん全てに住所変更を出しとけばよかったという話に帰結してしまうのですが。
今回は郵便局の仕組みと郵便局員さんのスキルのコントラストが凄くて文章をしたためました。

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