見出し画像

わたしが重ね煮が好きな理由

 今日は、おいしそうな鶏さんの手羽先の燻製をいただいたので、重ね煮にはお肉は入れないで、具沢山のお味噌汁を作ることにしました。

 下の写真のように

お味噌
人参
ねぎ
かぼちゃ
白菜
わかめ
えのき と重ねてお鍋に入れて

1カップのお水を入れて蓋をして
強火で煮ます。
 (無意識に作ったので分量は適当です。慣れて来るとそんな感じ〜 ^^ )

お鍋に重ねたところ

湯気が出ていい匂いがしたら
火を弱めて煮ます。

お野菜に火が通ったら
残りのお水を足して温めてお味噌を溶かして完成。 

 お味噌やわかめは仕上げに入れる。というのが一般的だと思うのですが、重ね煮ではこんな風に最初からお鍋に入れて、いっしょに煮ることが多いです。
 そのことでお味噌がまろやかになって、調和の取れた味になるようにわたしは感じています (^-^)

 そう言えば、以前、授業の中で「実験」したことがあります。
 重ね煮では、素材の持つ特性に合わせて、食材を重ねて行きます。1つはこの重ね煮の作り方でお味噌も最初から入れて作りました。もう1つは、全く同じ材料を使って、煮えにくそうなごぼうなどの根菜類を下に、煮えやすそうな葉物を上にして、そして煮えてからわかめやお味噌を入れました。
 出来上がりは、重ね煮の方が根菜類を上にしたのに早く煮えました。食べ比べてみても、重ね煮の方がまろやかでおいしくて、みんなで驚きました。

 その「重ね方」については、本に載っていますが、無断転載することはできないので、いんやん倶楽部のサイトを見てみたら、こんなコラムがありました。画像が荒いので、ちょっと見にくいですが、参考になればとリンクを貼っておきます。

 こんな感じで、食材の持つ性質によって、重ねて行くのですが、これって、その性質を活かすことであるし、そうやって「適材適所」に置くことで、全体の調和が取れておいしくなる。その考え方がとても好きです。
 ヒトも同様にいろんな人が居ます。それぞれが我慢したり遠慮することなく、堂々と特性を活かせたら、もっと心地のいい社会になるんじゃないかなぁ。ということを、重ね煮をするようになって思いました。
 重ね煮でできているので、社会でもできるのでは ? なーんて言うと話が飛躍しすぎているかしら ? (^^) でもね、重ね煮も「お鍋の中の小宇宙」と言われているんです。ミクロからマクロへ。という言葉もあります。ま、そんな理由もあって、わたしは重ね煮が好きなのです (^-^)

出来上がったお味噌汁



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?