エピソードは何もない。頭の記憶には何もない。なのに、顔を思い浮かべれば涙が溢れて止まらない。施設に入っていた近所のおばあちゃんが亡くなった。思い出なんか何一つないのに、心をつついて涙が止まらない。幼かった私の大好きで大切な居場所だった、って感じる。記憶にはない。心がそう言ってる。

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