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幸せのシェア

赤子が寝ている布団で一緒に横になる。
ここ数年で私が知っている、
これ以上ない幸せな時間のひとつだ。

今日は赤子と一緒に寝ていい日、
と決める。

やることはいっぱいあるのに、
自分を甘やかす。

社長(6)の小学校入学の手続き、
発送待ちの荷物、
手作りされるのを待っている布たち。

他人はどうでもいい。
自分の身体の声にいかに正直でいられるのか。
私は私に試されている。

いいんだ、今日はもう、
遠足のお弁当作りをがんばったんだから。
きっとそろそろ昼食タイムだ。
ふたを開けると登場するミニオンズのオムライスに目を輝かせ、オクラのベーコン巻きを頬張ってニンマリしていることだろう。

自分で幸せになる。
自分で幸せになったぶんだけ、
他人とも幸せをシェアできる。

だから私は赤子と布団で昼寝するのだ。

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