![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/39004987/rectangle_large_type_2_2e50b1e9332e26bf12ed9c2295ae80e8.jpg?width=800)
i3 megaにtitan aeroを取り付ける その2 ~モータードライバの電圧変更とコード修正~
1.はじめに
以前の記事でi3 megaにtitan aeroを取り付けを紹介したのですが、幾つか追加の作業が出てきたのでまとめました。
2.作業内容
2-1.モータードライバの電圧変更
titan aeroにしてから何度か印刷を試みたところ、エクストルーダーモーターが非常に高温になっていました。測定したところ約95度と、モーターの損傷を起こしかねない状況です。原因をあたっていたところ、電圧調整のついて書かれていたE3Dのページを見つけました。
また、はるかぜポポポ氏のダイレクトエクストルーダー化の記事中にも同様の記述があります。
上記内容より、エクストルーダーモーターの電圧の調整をする事にしました。E0モータードライバの調整ネジを回してはテスターを当てて、を繰り返し今回は0.8Vにします。微妙な回転で大きく電圧が変わりますので、ルーペは必須です。
続いてテストプリントを行い、稼働中のモーター温度を測定したところ65℃前後と上昇が抑えられていました。電圧を落とした効果が出ているようです。出力物も問題ない為、しばらくはこれで様子を見たいと思います。
2-2.Y座標の設定
今回使用したTitan aeroのブラケットの詳細にも記載があるのですが、取り付けた段階だとY方向に2mmずれています。単純にY方向に2mm狭くなるような格好になるのですが、自分の場合は原点出しをした後でそのままX方向にフィラメントの導入線を吐出するようにしていました。この状態だと吐出されたフィラメントがビルドプレートの外に出てしまいますし、微妙に印刷範囲が狭くなるのも気になりましたので修正します。
ひとまずの修正方法は、G92を使用して原点出しをした後、Y座標を-2にするというものです。スライサーソフト上で、G28の後に以下のコードを追記します。
G92 Y-2.0
Prusa slicer上の場合、追記する場所はここです。
これでY座標が-2.0として設定されます。
3.所感
Y座標はともかく、モーターの電圧はそのまま放置するとモーターそのものの損傷にも繋がります。モーター変更後は先ずはテストプリントを行い、温度を確認しながら調整をした方が良いでしょう。
宜しければサポートをお願いします。 記事の拡充に活用させて頂きます。