Microsoft Copilot Studioを試してみた

ITの情報サイト、メールマガジン、自分自身はまだ勉強中ではあるのですが、どれもこれも「AI」だらけですでに食傷気味になってきた感もあります。
MicrosoftもAI、Copilot中心でAzureの更新情報もあまり無いような気もしますが、気のせいでしょうか。。?
Copilot自体は会社のOffice365にも導入していただき、非常に身近ではあるのですが、Microsoft Copilot Studioという言葉を恥ずかしながら今月初めて知りまして、触ってみました。
本当に「さわり」ではありますが、AIの勉強のとっかかりということでわかったことを書いてみようと思います。

やはり学習にあたってはMicrosoftのサイトがとっかかりになるのですが、サイト内の文章を読んでいると時々「Power Virtual Agents」という単語が出てきます。
単語が出てくるというか、「Copilot Studio」ではなく「Power Virtual Agents」として書かれています。
これには理由がありまして、元々チャットボットをノーコードで作成できるツールとして「Microsoft Power Virtual Agents」という製品が元々ありました。
Copilot StudioはこのPower Virtual AgentsにOpen AIの機能を付加、拡張したものでして、Power Virtual Agentsに取って代わるものになります。
もし、Microsoftの学習サイトにおいてPower Virtual Agentsの記述が出てきた際はCopilot Studioに読みかえてもらえればよいかなと思います。

さて、このMicrosoft Copilot Studio、何をするものかといいますとその名の通りCopilotを作成するものになります。
Microsoft製品をあまり触っていない人にとってはCopilotといってもピンとこないかもなので、ボットを作成すると言った方がよいでしょうか。
無料試用版もありますので是非この機会にお試しください。

では、早速Copilotを作成してみましょう。
Copilot Studioを開くと恐らく以下の画面になると思います。

下の画面であれば左側のメニューから「作成」もしくは画面上部の「新しいコパイロット」をクリックしてもらうと上の画面に遷移すると思います。

さて、コパイロットの作成画面を見ると「名前」「説明」等、色々記入するところがありますが、作成後でも変更可能です。
とりあえずお試しであれば未記入で「作成」を押してもらっても問題ありませんので、押してみましょう。
作成中の画面が表示され、しばらくすると以下の画面になります。

これであっさりとCopilotの作成完了です。

早速ですが、Copilotを使ってみたいと思いますので画面右側の「コパイロットをテストする」で簡単な質問を入力してみましょう。
今回は「Azureについて教えてください」と入力してみます。

すると上のように色々と詳しく教えてくれます。
ここまでは恐らく皆さんも使ったことがあるであろうChatGPT等と同じように思われます。
ではもう少し質問の内容を変えて、唐突ではありますが週刊少年ジャンプについて聞いてみましょう。
あえて現在の月まで指定してみます。
そうすると以下のような情報が返ってきます。

ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、OpenAIの元データは今現在のデータを元にしているわけではないため、最新の情報について聞かれた場合は回答できない可能性があります。
そこでちょっと手を加えてみましょう。
このCopilot Studioでは応答の元となるデータを指定することで応答内容を改善することができます。
先ほどのCopilot作成後の画面で「ナレッジ」という欄がありますので「ナレッジの追加」をクリックします。

すると以下のようなナレッジソースを指定・追加するためのダイアログが表示されます。

今回は「公開Webサイト」を選択し、以下の画面で週刊少年ジャンプのURLを指定してみます。

では改めて同じ質問をしてみましょう。

。。ん?
回答は変わりましたが、よくわからない回答が返ってきました。
ただ、「1件の参照」の下にあるリンクをクリックすると現在のジャンプの連載作成一覧が表示されていますので全く意味のない回答ではありませんでした。
ちょっと期待したものとは違っていますが、それでもソースとなるデータ元を提供することによる回答の変化は確認できたと思います。
先ほどお見せしたように様々なデータ元を設定できますので、使い方は無限に広がると思います。
試してはいませんが、Azure DevOpsのWikiもありましたので、もし普段DevOpsのWikiに自身のプロジェクトに必要なナレッジを格納している人にとってはこのCopilotで話しかけることで必要な情報を取得できることになると思います。
もう少し色々と試してみて、わかったことがあれば本ブログでも紹介できればと思います。

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