「App Serviceの機能としてのLoad Testing」を試す

Load Testing関連の記事を書いていた中、もうしばらく書くことはあるまいと思っていたのですが、4月9日にApp Serviceの機能としてLoad Testingが実行できるという記事を見かけました。

試した内容、結果を紹介したいと思います。
まず、App Serviceを作成します。
対応するプランがあるのかが気になりましたが、特に触れられていませんでした。今回はS1で試しています。
まず、以下のようにLoad Tesing(Preview)という項目がメニューに追加されているのがわかります。
これをクリックしてみましょう

すると以下のような画面になります。
今回の環境、サブスクリプションではAzure Load Tesingが存在していないため、新しく作成する必要があります。
「Load Testingのリソースの作成」をクリックしてみましょう。

すると以下のウィンドウが右側に表示されますので、名前やリソースグループ等、必要事項を入力します。
いつものリソース作成画面を簡略化したようなものですね。

Load Tesingの作成が終わって先ほどの画面に戻ると、画面上部にあった「テストの作成」というリンクが押せるようになっています。

「テストの作成」をクリックするとLoad Tesingと同じ画面、テスト作成画面に遷移します。
ここからはAzure Load Testingと同じなので詳細な説明は割愛します。

ただ、Azure Load Tesingでテストを作成する場合、通常の設定と詳細設定の2種類の設定があったのですが、このApp Serviceからのテスト作成の場合は必ず詳細設定になるようです。
上の画面で「要求の追加」を押すと以下のようにURLやHTTPメソッド、クエリパラメータの入力・設定が可能になります。

URLはあえて消していますが、この「要求の追加」ウィンドウが開いた段階で既に入力されています。
通常のLoad Testingからのテスト作成ではURLをわざわざ(?)入力する必要があったのでその手間が省けます。些細な手間ではありますが。。
そして、「構成の読み込み」タブで負荷に関数情報を設定し、テストを実行します。


こちらが実行中の画面になります。ここまで来るとLoad Testingと同じですね。

これがApp ServiceにおけるLoad Tesing、負荷テストの内容となります。
Load Tesingを知っている人には今更の内容になりますが、それを知らない人もまだまだいると思います。
非常に便利な機能ですので、App Serviceの画面にそれが表示され、気軽に実行できるというのはLoad Testingの普及に繋がるものになると思います。
今回は説明を割愛しますが、JMeterのスクリプト、JMXファイルを利用したり、逆にここで作成したテストからJMXファイルをエクスポートして他のサブスクリプションのAzure Load Testing、もしくはJMeterで流用することもできます。
「プレビュー」ということになっていますが、Load Testing自体は既にGAされたものであるため、機能自体は問題無いはずです。
是非利用してみてください。

亀の歩みではあるものの、生成AIの勉強も進めています。
生成AIに関しては色々と思うところはあるものの、とりあえずキャッチアップはしておきたい。
記事も書いてアウトプットしていきたいですね。

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