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吉野家元取締役の不適切発言に思う


この出来事もみなさんの中には、そんなことあったっけ?と忘れている方もおられると思うが、大好きな吉野家にこんな人間が経営層にいたなんて衝撃を受けたので、この件について思うところをまとめておきたい。


また、あらためて言っておくが、自分は吉野家の牛丼、豚丼、カレー、各種定食が大好きである。
悪いのはこの元取締役であって、牛丼たち、その牛丼たちを直接作り提供している従業員は悪くない。この従業員も被害者であると思っている。

早稲田大学の社会人向けセミナーで、講師だったこの元取締役は、自分のトコの新しいサービス・商品を以下のように例えた。

田舎から出てきた生娘をシャブ漬けにするもの

う〜ん、まったくおもしろくない。

当たり前だが、シャブなるものをやったことが無いので、まったくピンと来ないし、その場に居合わせた参加者からしても、同じように思ったかもしれない。

また、「田舎から出てきた生娘」というあたり、田舎と女性の二つを同時にバカにしていると感じた。
田舎には確かに何も無いかもしれないが、純朴というか純粋な日本人の良さ・美しさがあると思う。
逆に都会からの侵蝕により、汚されたくない。変わらぬままでいてほしい。
そして「生娘」である。
このような言葉をアブラギッたおっさんが言うのはキモい。
生娘なんて言葉は、時代劇でのエロ悪代官がイヤらしく言ってるイメージが強く、やっぱりキモい。
しかも、この元取締役は、あっしと同年代ときたもんだ。
あっしは、生娘なんて言葉は普段の会話でもまったく出てこねぇよ。

講義の中の冗談で言ったつもりなのだろうが、こんなの冗談のセンスが全然ないし、笑えない。
そもそも自分のところの商品、食べ物をシャブ(覚醒剤)に例えるあたり、まともな人ではない感じがする。
普段からシャブだの生娘だのって言ってるんじゃないのか。
でなければ、こんなのその場ですぐに出て来ないと思う。

いずれにせよ、たった一言でいまの自分のすべてを失うこととなった。
仕事の面では優秀だったのだろうが、冗談のセンスが庶民とズレまくると碌でも無い結果になる見本となってしまった事件であった。


冒頭でも申し上げたが、吉野家の牛丼、豚丼、カレー、各種定食は大好きである。
吉野家の食べ物たちは何も悪くない。
こんなことに動じずに、食べにくる人を笑顔にしてもらいたい。


そんなことを思いながら、今日も美味しく牛丼並盛りCセット(キムチ)豚汁変更をいただこうと思う。

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