2022年夏の参議院選挙に思う

だいぶ時期が過ぎてしまったが、というか、まもなく一年が経とうとしている。
と書いて、さらに時は過ぎて、1年が経ってしまった。

知ってのとおり、安倍晋三元総理大臣が銃撃され、亡くなってから1年が過ぎた。
1周忌の法要が行われた。これを機に、昨年からしたためていたものを、安倍晋三元総理大臣に捧ぐつもりで書き上げてみようと思う。
あらためて安倍晋三元総理大臣のご冥福をお祈りします。

この、2022年夏の参議院選挙は、これまでの人生の中で、最も衝撃を受けた選挙…、選挙自体にではなく、その周りで起こった出来事が、あまりにも日本離れしていたので、この選挙や日本の政治についてなど、思うところを記することにした。

この2022年夏の参議院選挙は、稀に見て、というか、これまで参加してきた選挙の中でも一番いろいろと考えさせられる選挙であったと思っている。

選挙期間中に、一国の、元ではあるが、国のトップ、良くも悪くももっとも長く内閣総理大臣を勤めた安倍晋三氏が、凶弾に倒れ、二度と帰らぬ人となった。

この事件で明るみになったのは、宗教が政界とズブズブの関係だったということだ。
しかも、自民党が連立を組む公明党の支持母体、創価学会ではなく、旧統一教会がだったのだ。
個人的には、統一教会ってまだあったんだ、というのが、真っ先に湧いてきた。
その旧統一教会に恨みを持つ者が、安倍氏を自作の銃で撃ったのだった。

はじめに速報が出た際は、ああ、襲われたんだね。まぁ、ちょっと小突かれたくらいでしょ、と思っていたのだが、次の速報で、心肺停止という文字を見たときは、ゾッとした。
ここは、日ノ本、ニッポンだぞ。しかも、元とは言え、一国の総理大臣を銃で撃つなんて、ありえないだろ。
世界でも有数の治安が安定している日本ではなかったのか。
警備してたんじゃないの?
地元の警察、奈良県警、大失態だろ、コレは⁈

逆に言うと、日本でも、隙あらば、外国の組織ではなく、日本人の個人が首相を殺せるということか。
どエラいと表現すべきか、いまふうに言うと、エグい国になっちまった感がある。
これまで映画などのフィクションの中でしか起こり得ないことが、現実世界で誰でも起こせる世の中になったということか。
何が起こるかわからない、のほほんとはしていられない日常になってしまった。

安倍元首相がわたしに何かしてくれたワケではないが、それでも我が日本の代表者、リーダーであった人が亡くなった。
どちらかというと、そんなに好きではない政治家だ。
そんな人が、白昼堂々、凶弾に倒れた出来事に、わたしは深い悲しみを覚えた。

このような出来事が参議院選挙投票日の数日前にあったのだが、フタを開けてみれば自民党の圧勝であった。
この結果に、地元岩手のある有権者はこのように語っていた。
「岩手を真剣に考えていない人が多すぎて、ガッカリした…」
いやいや、あんたが応援した立民は、申し訳ないけど論外でしょ。
わたしから言わせれば、立民を応援するほうが、よっぽど、先々はおろか、何も考えてないよ。議席が取れるか取れないかしか考えてないじゃん。
庶民の意見など、何もわかってないよ。
消費税を上げるってイッたのは、立民の前身、旧民主党ですよ。
旧民主党政権はヒドかったじゃないですか。お忘れですか?
特にペテン師カンチョクトは本当にヒドい総理大臣だった。
東日本大震災の復興も、彼はワケのわからない会議体ばかり作り、肝心の復興策は何も無かったじゃないか。
俺は死んでも忘れないぞ。
最後の方は、惨めなほど総理のイスにしがみつき、そんな姿に呆れ返ってしまった。
こいつのアタマを、東條英機のアタマを、極東軍事裁判でぶん殴った人がいたが、そのようにいまでもぶん殴りたいと思っている。

岩手の立民の大親分、小沢先生にしてもヒドい。
安倍元総理大臣が亡くなった際に出したコメントが、次だ。
「長期政権の歪が現れたのではないか」
もうね、アホかと。バカかと。
何もできないで、何十年も議員やってるアンタよりマシだよ。
小沢先生は、東日本大震災のときは、いの一番にお逃げになって、奥さんから三行半突きつけられたじゃないですか。
大震災から何ヶ月も経ってから被災地に入られましたよね。
被災地の人から、「今頃、何しに来たんだよ」って、本気で怒られてましたよね。
アンタの力を持ってすれば、例えば、アンタの支持母体の地元の土建屋を、すぐに総動員してれば、今頃はもっと違う結果になっていたと思う。
こんな大親分を庇う、大親分シンパの我が岩手県知事。
どこまでイカれてんだって話ですよ。

前職の立民の議員は、これまでの6年間、何をやってきたのか、最後までわからなかった。
こんなのには、到底、国会議員を、最低でも次の6年間を任せられないと思っていた。
先に述べた二人が、この人にトドメを刺したとイッてもイイだろう。
そうでなくても、安倍元総理の一件を差し引いても、立民の候補者には日本を任せることはできないと思ってる人が多かったということだ。
今回の参議院選挙の結果は、岩手だけをみても極めて妥当だと思った。

ここまで、昨年のコトについて、いろいろと思うことを述べた。
一国の首相が暗殺されるという、歴史の教科書に載るぐらいの出来事が起こる中で行われた選挙だった。
今の自民党、政府に不満が無いワケではない。
しかし、立民、特に泉代表にはもっと不満がある。
ハッキリと言おう。
オマエには政権はムリだ。党首もロクにできてないじゃないか。
今後も国会議員だけでなく、地元の都道府県知事、議会議員、市町村長、議会議員選挙が行われる。
投票しても何も変わらないと言って、投票に行かないのはものすごくもったいないことだ。
投票に値する人がいない。そう思ってしまうのも、ある意味仕方がないかもしれない。
けれども、少なくとも候補者が何を考えているのか、何をどうしたいのか、自分なりに調べてから、投票に行く、行かないを決めても遅くはないと思う。
与えられた投票権を行使して、自分の意思を示そう。

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