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【緊急寄稿】サッカーW杯2022 カタール大会 日本代表に思う

12月5日27時過ぎ…、つまり6日の午前3時過ぎにサッカーW杯2022 カタール大会 決勝トーナメント1回戦、日本はクロアチアに惜敗した。
前後半1ー1のまま、延長戦前後半でも決着がつかず、PK戦の末に敗れてしまった。
まさに惜敗である。

そのときわたしは、夢の中にいた非国民であった。ごめんなさい。
ライブ中継は観てなかった。
なぜか生中継を観ると負けてしまうような気がして、そういうジンクス、パラダイムがあり、観ること無く床についてしまった。
午前5時頃、部屋の寒さで目が覚めた。
そういえば、サッカーどうなったっけ?
スマホを確認しようとすると、充電が切れていた。
何かイヤな予感がするな…、と思いながらテレビを点けてみる。
イヤな予感はなぜか当たってしまう。

「日本惜敗」の文字が見えた。
負けたのか…。しかもPK!?
うわ~、惜しかったな。残念だな。
まぁ、今回はよくやったよね。
ベスト8まではイケなかったけど、日本のサッカーも強いことを示してくれたよ。
このときは、涙は出てなかった。

だんだんと時間が過ぎ、各選手のコメントが入ってきて、放送されるようになった。
三笘選手がインタビューに応じるシーン。
彼は途中で泣き出した。
よっぽど悔しかったのだろう。
彼は、「全てが足りなかった…」と言って泣いた。
そんな彼を見てわたしも泣いた。涙がこみ上げてきた。
溢れ出るものを抑えられない。
いまこれを書いているときも思い出し泣きをしている。
俺の涙腺、どんだけユルいんだよ。
試合の生放送を見てないのにそんだけ泣けるの!?と妻も呆れ顔である。

彼は得点を決めることはできなかったが、あのスペイン戦での衝撃のアシストは、最後の最後まであきらめない、むしろライン外に出ていたとしても、公式にボールアウトと判定されるまでは出ていないものとして、プレーすることの大事さを体現してくれたと思う。
しかし彼は、まだ足りないという。
ベスト8以上へ勝ち進むには、何かがもっと必要だという。
それが何かは、今後の4年間で探究し、掴み、前進していってほしいと思う。
まだ、彼は25歳。4年後は29歳で成熟した全盛期のプレーを魅せてくれると信じている。

そして、森保監督には謝らなければならない。第1級の土下座で。
正直に言わせてもらえば、前回のW杯ロシア大会終了後に森保監督が就任したとき、今回のW杯カタール大会でこのような戦績を残せる気がしなかった。
日本人の監督だから選手とのコミュニケーションは取りやすいと思うが、世界の強豪国とわたりあえるのか。そんなチームを、森保ジャパンを創れるのか。わたしはかなり不安に思っていた。W杯には出られるだろうが、グループステージ突破はかなり難しいのではないか。派手さもなく地味な人というのがわたしの森保監督に抱いた印象だった。

ところが、カタール大会グループステージの第1戦、対ドイツ戦で逆転勝ちしたときは、ガラリと森保監督に対する評価が変わった。
このときももちろん生中継は観ていなかった。
たぶん、ドイツに負けるんだろうな…と思ったからだ。
だが、それは後悔へと変わる。
引き分けでも良かったのに、完全に勝ちにイッていた。
前半と後半ではまるでチームが入れ替わってしまったかのように日本のペースであった。
試合後のインタビューでも、選手からは、「自分が決めてやる!!」とか、「チームのみんなを信じて、最後まであきらめなかった!!」など、力強いコメントが目立つ。
監督も選手の、日本チームの強さを、心の底から信じていた。
これこそが、サッカーに限らず、チームプレースポーツの理想の形、チームの信頼関係だと思う。
世界と渡り合えることを示してくれた素晴らしいチーム、強い森保ジャパンを創り上げたことは、まさに称賛に値する。
まさに掌返し炸裂である。ほんとうに申し訳ありませんでした。
もう一度言うが、森保監督に第1級の土下座で謝りたい気持ちでいっぱいである。
こんな浅はかなブタ野郎のケツを思う存分踏んづけていただきたいということを願わずにはいられないのであった。

今回の悔し涙は、必ず嬉し涙へと昇華する。
そう確信した12月6日の朝だった。

追伸:
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