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北山猛邦「密室から黒猫を取り出す方法 名探偵音野順の事件簿」まとめ(ネタバレあり)
引用、ページ数は単行本のものです。
<密室から黒猫を取り出す方法>
【登場人物】
田野:福中を自殺に見せかけて殺害する。
福中:田野の上司。企画部の部長。
音野順:探偵。白瀬の大学時代からの友人。
白瀬白夜:ミステリ作家にして音野の助手。
阿照葵:アデリーホテルのオーナー。黒猫探しを依頼。
岩飛警部:県警の殺人課刑事。人というより熊に近い。
笛有刑事:若い新入り刑事。探偵小説好きの探偵シンパ。
阿照千里:葵の娘。十歳。
どうじぎり:黒猫。どうちゃん。
【音野探偵事務所に増えたもの⑥】
トースター:白瀬が近所の古ぼけた骨董屋で発見した『英国貴族が使っていたトースター』。一万円也。
【小ネタ解説】
どうじぎり:童子切。刀の名前。
<人喰いテレビ>
【登場人物】
音野順:白瀬の仕事場に住み着いている名探偵。
白瀬白夜:ミステリ作家。音野をモデルにした小説を書いている。
岩飛警部:県警の殺人課刑事。事件現場に音野と白瀬を呼び出す。
被害者:一流企業の重役。鈍器のようなもので殴られて殺害される。
おじいちゃん:如月UFO研究会会員。腹巻をした八十歳くらいの老人。
三矢:如月UFO研究会会員。分厚い眼鏡をかけたおじさん。
本田:如月UFO研究会会員。ぼさぼさ頭の若い女性。
如月陽子:如月UFO研究会代表。二十歳前後の可愛らしい小柄な女性。
宮木:事件現場となったペンションのオーナー。
【音野探偵事務所に増えたもの⑦】
ゴーヂェス盤:クロスワードパズルの懸賞品。ゴージャスなチェス版。駒は付属していない。
【小ネタ解説】
ウンモ星人:元ネタ⇒UFO事件簿/ウンモ星人
<音楽は凶器じゃない>
【登場人物】
音野順:名探偵。
白瀬白夜:探偵助手。
朝本:聖イザベル学園高校の数学教師。
藤池伊代:聖イザベル学園高校の音楽教師。六年前の事件の被害者。
笹川蘭:「見えないダイイング・メッセージ」の被害者笹川明夫の孫。聖イザベル学園高校三年生。六年前の事件の解決を依頼。
落合彩:六年前の事件の被害者。事件当時聖イザベル学園高校三年生。
【音野探偵事務所に増えたもの⑧】
新世紀からまないくん:蘭が祖父の発明品『からまないくん』を二十一世紀バージョンに進化させたもの。試作品第一号。
【小ネタ解説】
新世紀からまないくん:新世紀エヴァンゲリオン?
<停電から夜明けまで>
【登場人物】
稲葉ペンタ:二十三歳。シロとは双子。遺産目当てで慎太郎殺害を目論む。
稲葉シロ:二十三歳。ペンタとは双子。遺産目当てで慎太郎殺害を目論む。
下畑:慎太郎の世話人。住み込みで働いている。
稲葉慎太郎:町で一番の金持ち。ペンタ、シロの父だが血のつながりはない。もうすぐ七十歳。
石橋剛士:地元銀行の常務。慎太郎の客人。六十歳を超えている。
杉岡正義:弁護士。慎太郎の客人。
音野要:世界的なオーケストラの指揮者。慎太郎の客人。
白瀬白夜:小説家。
音野順:一流の名探偵。
【小ネタ解説】
『羊たちの沈黙』(p.152):1991年公開。音野の世界は2001年あたりの物語?
<クローズド・キャンドル>
【登場人物】
音野順:うちにひきこもっている名探偵。
白瀬白夜:小説家。名探偵の助手。
鈴谷氏:自宅のアトリエで首を吊って死んでいるのを発見された。
美千代:鈴谷家の家政婦。
花澄:鈴谷氏の娘。
比之彦:眼鏡の青年。琴宮の後ろをメモを持ってついて回っている。
琴宮:名探偵。
澄玲:花澄の双子の妹。
【音野探偵事務所に増えたもの⑨】
『マクシミリアン』:西洋鎧の精巧なレプリカ。稲葉家の事件の後、贈られてきた。
【小ネタ解説】
ホームズにはワトソン、ポワロにはヘイスティング。(p.215):世界的に有名な探偵と助手。
『黒死館』っぽくないか?(p.247):小栗虫太郎『黒死館殺人事件』より。黒死館の階段の両脇には甲冑が飾られている。
<その他>
■名前の元ネタ
ペンギンから取った名前が多い。⇒参考:第94回:北山猛邦さんその6「音野順シリーズの最新作」 - 作家の読書道 | WEB本の雑誌
音野順:オンジュン(ジェンツー)ペンギン。
白瀬白夜:南極観測船しらせ。
岩飛警部:イワトビペンギン。
笛有刑事:フェアリーペンギン。
阿照葵、千里:アデリーペンギン。
琴宮:キングペンギン。
音野要:順と合わせて要潤だったり……?
■音野探偵事務所
p.21 音野探偵事務所はとあるマンションの二階にある。
p.21 扉に探偵事務所の名を記した怪しげなプレートが貼り付けられている。
p.248 音野は自分の部屋でしっかりと布団を敷いて、ぐっすり眠っていた。